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2009年12月

2009年12月31日 (木)

「墨攻」

今年最後の本がこれ。中国ものは好きでよく読む。
酒見賢一という人は知らなかったが、墨子にはちょっと興味がある。で、中島敦記念賞受賞作となると読まずにはいられない。
おもしろかったが、文庫判140ページと中島敦ばりの小品で、物足りない気がしないでもない。小説というよりエピソードという感じ。もう少し読みたい。いずれ他の作品も読んでみよう。

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「うつで困ったときに開く本」

昨日、紀伊国屋に出かけて買ってきた本のうちの一冊。
うつとは何なのか、どう対処すべきか、結局明快な回答はなく、ケースバイケースで判断するしかないようだ。しかしなんでも他人のせいにする新型うつなんてのも出てくると素人にはなんだかなあという感じ。
脳内セロトニンの枯渇が病因なのなら、直接摂取は無理にしても何らかの化学療法が効きそうに思う。
運動や旅行などの気晴らしにもセロトニンが必要になるので、ただ黙って寝ているのが一番というのが意外だった。「心のかぜ」というのは言い得て妙なわけだ。かぜに特効薬はなく、休養が一番と。
この手の本は多く、特に目新しいことも書いてないが、特筆すべきは区切りが短くとにかく読みやすい。著者の心づかいを感じさせる。

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2009年12月30日 (水)

「捨て童子・松平忠輝」

12月にはいって通勤時に読んでいた「捨て童子・松平忠輝」を読み終わった。
隆慶一郎はほんとに面白い。いつも思うことだが、登場人物のしぐさ、言い回しなどが司馬遼太郎によく似ている。いかにも人間臭い人物造型、文章の達者さ、ストーリー運びのうまさ。
歴史の教科書などには出てこない(?)松平忠輝が生き生きと描かれている。強くやさしく、型破りで自由奔放。もちろんこんな人間はありえない。「一夢庵風流記」の前田慶次郎を思わせる、つけ狙っている敵がいつのまにか人間的魅力に心酔して家来になってしまうところなど、これがこの作者の類型なのだろう。次郎右衛門、才兵衛などの脇役もまた魅力的だ。
史実ではなく小説なのだとわかっていても、もし秀忠の代わりに忠輝が二代将軍になっていたら、とつい考えてしまう。筆力というものだろう。
というようなことは、巻末の縄田一男の解説に言い尽くされているのであって、ことさらぼくが言わなくても名作は自ずから語るということか。
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2009年12月29日 (火)

プレ・オープン

近日公開します。

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もう少しお待ちください。

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