« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月31日 (水)

春まだ遠く

例年は学会出張から帰ってくると大幅に積雪量が減っていて一気に春になった感じがしたものだが、今年はちょっと様相が違う。札幌の最深積雪量はまだ22cmもある。3月末日としてはこの5年で最大だ。3月1日には50cmあったから28cmは減っているのだけれど、この3月1日の積雪量は実はこの5年では最小なのだ。いかにこの1ヶ月の減少量が少なかったかがわかる。ちなみに昨年、一昨年はそれぞれ60cm、95cmあった雪が1ヶ月でゼロになっている。グラフで比べてみると傾きが歴然と違う。

ともあれ、年度最終日。明日から新しい1年が始まる。正月より気が引き締まる。

100331

2010年3月30日 (火)

「週刊東洋経済」

週刊東洋経済?なにその雑誌。ふだんなら気にとめることもない週刊誌だけど、「鉄道新世紀大特集」というのを地下鉄の中吊広告でみて興味を惹かれ、翌日の発売日に地下鉄ホームの売店でみかけてつい買ってしまった。札幌での毎日の通勤ではまず知ることもなく過ぎてしまったはずのものが、たまたま東京にいたせいで手にすることになる。広告おそるべし。
総力特集76ページと大々的な触れ込みだけれど、中身はというとまあ所詮は経済誌なのでそれなりだった。週刊誌にしては高い750円の価値は疑問。
中で興味深かったのは、各線区の営業係数の推計値の一覧表。100円かせぐのにいくらかかるかという営業係数は現在は公表されていないので、ここの数値は推計値でどれだけ根拠があるのかわからないが、全国を網羅した最近のデータは見たことがない。
JR北海道でいうと最高が千歳線123.0、最低が留萌線211.8。意外と差が少ない。というかたぶん千歳線は実際はもっと収支はよさそうだし、留萌線に限らず日高線だの釧網線だのは本当に営業係数が100台なのだろうかという気がする。
他社をみると、JR東では最高が山手線57.1最低が岩泉線353.9、JR東海は東海道新幹線51.1から名松線517.9、JR西が東海道線(米原-神戸)73.1三江線264.7、JR四国が本四備讃線(児島-宇多津)116.4予土線189.9、JR九州が鹿児島線96.4吉都線150.4。
参宮線が406というから岩泉線以下だし、高山線(岐阜-猪谷)が306.1で三江線以下とかちょっと信じがたい。北海道、四国、九州の三島会社は予想より係数がよく、東日本や東海などは総じて係数が悪い。となると単に各線区だけの収支になっているのだろうかという疑問がわく。JR以外も、三セク各線とか、地下鉄、市電などの数値もでているけれど、こうしてみるとまあ話半分だろうな。

Img_0908

2010年3月29日 (月)

チョコ好きのためのチョコクロワッサン

朝食に買っておいたパン。
ビジネスホテルは朝食付きのこともあるけれど、朝起きてから着替えて食べに出かけるのがおっくうなので、前夜にコンビニでパンを買ってそれですませることが多い。昨年の東京出張のときにファミマでみつけたのがこの神戸屋製の「チョコ好きのためのチョコクロワッサン」。当時感動して思わずWebmaster日記に書いたものの、それ以来お目にかかる機会がなく、この東京出張の楽しみのひとつにしていた。
ファミマを回ること3軒目でやっとゲット。外見はごく普通ながら、かぶりつくと厚さ5mmは優に越えようかという厚く固いチョコの延べ板の歯ごたえが格別だ。クロワッサンを食べているのではなくチョコレートを食べている感覚になる。似たようなパンはよく見かけるけれど、この食べごたえはまず段違いといっていい。東京に来たかいがあったというものだ。

Img_0904

2010年3月28日 (日)

農芸化学会大会

東京メトロ日比谷線、銀座線、京王井の頭線と乗り継いで東大駒場キャンパス到着。渋谷駅の井の頭線乗り換え通路あたりから学会参加者の人の流れでいっぱい。日曜の朝なのでよけい目立つ。
駒場へ来たのは何年ぶりだろうか。農芸化学会は10年サイクルで大会(農化は年会ではなく大会とよぶ)がまわっていて、東京は10年に3回ある。ただし前回3年前は東農大だった。正門をはいってロータリーを左手に行くと講堂があり、ああとたちまち思い出した。前に来たときはここで昼休みにオルガンコンサートを聴いた。今回もやるらしいので聴きたいけれど、今日はうっかり忘れていたし、明日と明後日は予定がはいっているので残念ながら聴けない。学会昼休みのオルガンコンサートはぼくの記憶が正しければ1992年の仙台大会(東北学院大)がたぶん最初だろう。すばらしい企画だと思う。
東大の会場。大学の講義室なんてどこも似たようなものだけど、どうひいき目に見ても学会向けではない。朝一番にいった会場は典型的な昔風のつくりで、7,8席分横につながった机と跳ね上げ式のイス。端に人が座ると中へはいるのは不可能になり、結局通路側の席だけが全部埋まって中ががらがらということになる。うちの大学にもこういう講義室があるけれど、ふだんの講義のときだって学生は不便しているに違いない。まるで使い勝手が考えられてない経済性優先?の発想だ。
あとはプレゼン用の書画カメラ。これももう少し何とかならないものだろうか。印刷した紙をそのまま投影できるのは便利だけど、おせじにも見やすくはない。これならOHPの方が見やすいと思う。しかもうまく映らない会場があって、調整不足のまま行われた朝一番の講演は気の毒だった。せっかく準備して臨んだ晴舞台なのにかわいそう。

Img_0902

2010年3月27日 (土)

横十間川、大横川

今日から学会出張。東京は意外と寒かった。みんな真冬のような厚いコート着て電車に乗っているので、いくらなんでもそんなと思ったが、外へ出てみると風が冷たくなるほどと思った。
今日は総会と特別なイベントで、一般講演やシンポジウムは明日から3日間の日程で行われる。本当は関係している委員会主催の特別シンポジウムが昨日あって、それにも顔を出さねば義理を欠くのだけれど、さすがにそんなに早くは来られないので失礼してしまった。失礼ついでに今日のメニューもパス。ごめんなさい(ペコ)。
で、今日は何をしていたかというと、坂歩き、ではなくて橋歩き。坂もまだまだ未踏地がたくさんあるのだけれど、たまたま今日の宿が平たんな中央東部だったので、この機会に気になっていた江東の運河沿いを散策することに。
東京は橋が多い。それも風格あるトラス橋などが随所にある。札幌も豊平川、創成川などにたくさん橋はあるけれど、機能的一点張りで橋の情緒という点では話にならない。そこへいくと東京の橋は楽しい。以前、浅草から日の出まで隅田川下りをしたことがあるけれど次々にくぐる橋がどれも美しく飽きなかった。
今回は東陽町から井住橋、豊砂橋、千砂橋、海砂橋、岩井橋、三島橋、クローバー橋、大島橋、本村橋、菊川橋、猿江橋、新高橋、扇橋、亥之堀橋、三石橋、福寿橋、大栄橋、崎川橋、茂森橋、平住橋とひと回り。坂も東京らしいけど、こういう水辺の下町の風情もまた東京らしい。ほんと東京歩きは楽しいな。

Img_0894

2010年3月26日 (金)

Evernote導入

最近よく目にするEvernoteってなんだろう。たまたま誠Biz.IDみていたら、紹介記事が目にとまった。どうやらオンライン上のメモなどの情報集約ツールというしろものらしい。最近日本語化されたことによって利用が拡大し、目にとまることも多くなったようだ。
テキストメモに限らず、画像やPDFなどいろいろなファイルをどんどんためておけて、PCやいろいろな携帯端末からアクセスできて、常に情報が同期される。iPhoneやAndroidはもちろん、ちゃんとBlackberry版もあるのがうれしい。
単にファイルをサーバにおいて同期するだけならsugarsyncなどの外部サーバをもつファイル同期ツールと変わらないが、Evernoteのすごいところは、強力なテキスト検索システムが用意されているところ。テキストファイルはもちろんデジカメ画像の中のテキストなんかも自動認識して検索してくれるそうだ。
たとえば電車の時刻表などをデジカメで撮ってアップしておけば、あとからどこの端末からでも駅名とか路線名で検索できるわけだ。これはちょっとすごいかも。しかも携帯からもメールでメモや写真をアップできるから、まさにいつどこでも利用可能。
というわけでさっそく手元のPCとBBBにインストールしてみた。いずれもクライアント版とweb版がある。sugarsyncはフリーだとクライアント版はPC2台しかインストールできないが、こちらはそんな制限はない。ただしフリー版は容量制限が1ヶ月40MBと小さい。
アカウントを作成するとアップロード用のメールアドレスがもらえて、いちいちソフトを起動しなくてもそこにメールを出してアップすることもできる。BBBからだとクライアントを立ち上げるよりは、NotepadにメモしてメニューのForward Asからメール転送したほうが簡単だ。ただしいつも使っているBBNotePadのメニューからは直メールできないのが残念。一旦Noteに落とすことはできるけど二度手間だ。
習うより慣れろ。明日から出張なので、いつもBBBにリアルタイムでとっている行動メモや携帯カメラメモその他をどんどんEvernoteに放り込んでみるとしよう。

100326

2010年3月25日 (木)

インジウム115の寿命

たまには化学の話題でも。
化学同人で元素生活Tシャツ(Fe)を限定500枚販売。Twitterで聞こえてきたところによると化学会年会ブースでも売るのだとか。なんで鉄なのかな。鉄だけといわずどうせならもっといろいろな元素バージョンを作れば...、って売れないか。ハフニウムのシャツなら絶対買うんだけどな。
なんでハフニウム?と聞かれても困るけど。まあ地味なところが通にはたまらないとでもいっておこうか。安定元素で最も遅く発見されたのはレニウムだけど、レニウムはちとメジゃーすぎる。ぼくですら昔、レニウム酸だったか過レニウム酸だったかを酸化剤として使ったことがある。で、レニウムをはずすと次はやはりハフニウムしかないではないか。
ところで、Wikipediaを散策していて知ったのだが、レニウムの安定同位体は185Reだけど、187Reという放射性同位体があって、なんとこちらの方が62.6%と天然存在比が高い。これだけでもへえ~だけど、さらに驚いたことにこの187Reの半減期が435億年。え?、太陽系の年齢って46億年じゃなかったっけ。すごい長寿命。
それでなになに、安定同位体よりも放射性同位体の方が天然存在比が高い元素はレニウムとインジウムだけと。で、インジウムはとみると驚愕の事実が。
インジウムは113Inが安定同位体、115Inが放射性同位体でこっちが95.7%。もう大部分が放射性なのだ。それでその半減期たるや441兆年!。本当ですか。どうやって測ったのですか。ビッグバンは137億年前だからそれからいったい何個の原子が崩壊したのだろう。
インジウムおそるべし。これネタに使えるなあ。おぼえとこう。というわけでインジウムTシャツをぜひ所望します>化学同人様(笑)。

2010年3月24日 (水)

キハ189系登場

「キハ189系が試運転を実施」という鉄道ニュース。189系?新系列か??聞いたことないけどどこの話だろうか。こういうのはgoogleで検索するとすぐにひっかかるので便利。なんと「はまかぜ」の181系置換え用の新車だった。来年春にデビューするらしい。
ついに181系DCも姿を消すのかあ。ちょっと感慨深い。181系は北海道にはなかったのであまり乗ったことはないけれど、82系の後継車で面影を強く残すフォルムなので、なんとなく親しみがあった。「はまかぜ」はもう20年近く前に一度だけ乗ったことがあるが、あれから今頃までよくも走っていたものだ。
それにしても播但線に新系列投入とは意外だった。187系の増備で「スーパーいなば」と共通化するとかの選択肢はなかったのだろうか。編成長の問題かな。あるいは鳥取あたりまでえいっと電化してしまうとか。まあぼくにしてみれば気動車特急が残るという方がうれしいけれど。たぶん本州では山陰地区が最後の牙城となりそう。
それにしても、山陰はしばらく行ってないなあ。因美線、木次線、芸備線、三江線、好きなローカル線がいっぱいある。そうだ餘部鉄橋も今年限りじゃなかったっけ。なんか行く機会ないだろうか。

2010年3月23日 (火)

ベンチマーク

ニューマシンの楽しみのひとつが環境設定、といいながらほとんど進んでない。もっとも、昔はいろいろな常駐ツール類をいれてカスタマイズするのが常だったけれど、この頃は起動に時間がかかったりリソースを食ったりするのがいやなのでできるだけシンプルにするようにしているので、そんなにやることもない。
それに知らないうちにOSが進化?してそもそもツールがいらなくなったりもする。たとえば最近知ったのが、FEP起動の半角/全角キー。昔はAltキーとのコンビネーションが面倒くさいのでAltIMEのようなツールが必須だったのが、いつのまにか単押しで切り替わるように変わっている。OS入れ替えてもいつも同じ操作しかしないから、便利な新機能は知らずじまいなのだ。Windows7はもちろん初体験なのだけど、これは少しWindowsの初歩から勉強しなおさないと。
それはそうとベンチマークをやってみた。といってもこれも最近のものはもってないのでとりあえず手元にあったCrystalMark2004R3とHDBench3.3だけだけど。

100323a 100323b
最大パフォーマンスはもっと高いのだろうけれど、実使用時を反映していないと意味がないので、これはバッテリ運用でデフォルトの電源管理に設定した値。にしては、グラフィック以外は結構健闘しているのでは。

2010年3月22日 (月)

「幽霊の2/3」

★★★★★。最高点をつけるのは勇気がいる。って、学生の成績つけてるわけじゃないからそうマジになることもないのか。
1962年に創元文庫から出版されたものの、その後長らく絶版となっていた作品。東京創元社文庫創刊50周年記念復刊リクエスト第1位として、昨年夏に再発売されたもの。「名のみ語り継がれてきた傑作が新訳で登場」という触れ込みだ。
ヘレン・マクロイは名前は知っていたけれど読んだのは初めてで、第1位というからには期待してしまうが、それにたがわぬ好作。1956年発表というからぼくのトシと変わらないくらい古い作品だが、読んでみるとまったく古臭さを感じない。登場人物はみな魅力的に生き生きとして、情景描写も気がきいて美しく、さながら映画のワンシーンを見ているよう。会話、地の文とも語彙、表現、比喩などを含め文章がすばらしい。たとえばヴィージー家のあわただしい朝のひとコマなど、本筋とは何も関係ないところまで血が通っていてうならされる。
これは著者の力でもあり、訳者の力でもあるだろう。筋書きはともかく、表に出ている日本語を書いているのは訳者なのだから、これは駒月雅子という訳者の感性というか筆力も大いに与っているに違いない。名著に名訳あり、幸運な組み合わせというしかない。
参加者の限られたホームパーティの席上で起こる毒殺事件。だが、ミステリーとしての犯人やトリック探しはこの作品にはたぶんあまり重きがおかれていない。誰が犯人かというよりは、知られざる前半生をもつベストセラー作家にまつわる謎がサスペンス仕立てで解き明かされていく行程を楽しむべきものだろう。プロットや意外性はそれほどではなくとも、物語りの作り方、文章のうまさがそれを補って余りある。
これはヘレン・マクロイの15番目の長編というからびっくり。残りのうちどれだけが入手可能なのかわからないけれど、俄然楽しみになってきた。

Img_0860

2010年3月21日 (日)

CF-R9到着

待つこと一ヶ月、オーダーしてあったLet'sNoteR9が到着。
というわけで開梱の儀式を。ブログを始めたからにはこういうのを一度やってみたかったので。
ヤマトの宅配便の箱。とてもシンプルで何も書いてない。

Img_0875
外箱を開けると、中にピッタリはいるサイズのR9の包装箱が入れ子になっている。

Img_0876
中身を取り出したところ。

Img_0877
蓋を開けると中に保証書の黄緑色の封筒があり、その下に本体と付属品の箱が。パッキングは発泡スチロールではなく、ポリエチレンのような透明素材。

Img_0879
本体と付属品を取り出したところ。中身はとても簡素で、本体と説明書類、左にバッテリとACアダプタ、リカバリDVDが1枚。ACアダプタのプラグが初期のRシリーズやVaioT、LooxUのものより細いタイプで、これまでのアダプタと共用できないのがちょっと残念。

Img_0881
本体にバッテリを装着し、ACアダプタを挿して起動。Windows7の初期設定が13分ほどで終了し、めでたく初期画面があらわれる。

Img_0882
こうしてみるとR9は本当に質実剛健というか武骨だなと思う。ジェットブラックを選んだせいもあるけれど、SSDモデルで900gと軽量なのにスマートさがまったくない。
手に持ってみるとバッテリ部分が異様に重くその他の部分が空っぽのように頼りなく感じる。とても76cm落下試験、100kgf加圧振動試験をクリヤーしているとは思えない。
今日は午後から所用があったので、この後はOfficeをインストしてMicrosoftUpdateをかけただけで、その他の環境設定はまた明日。

2010年3月20日 (土)

「凍える島」

★★★☆☆。うーん、ちょっと微妙なところ。
ひょんなことから、全然知らなかった近藤史恵を読んでみることにした。で、まず選んだのがこの出世作(?)。
交通が途絶した孤島で起こる連続殺人事件、とくればもうあまりにも使い古された定番の設定。犯人が最初から絞られてしまうので、よほど新しみを加えないと意外性を盛り込むのは難しい。そうと知りつつ挑むのが著者の心意気というものか。この作品についていえば、最後に二転三転するところはなかなかうまくできているかな。
ちょっと反則っぽいところもあるけれど、限定された設定からすればまあ許容だろうか。星四つにしてもいいかもしれないけれど減点したのは、たぶんぼくが独特の文体に慣れていないせいだろう。今風の若い作家(といってよく知らないんだけど)みたいな、短文を積み重ねる余白の多い文章は作風だろうからいいとしても、ビイル、フルウツ、モォタァボォトには閉口する。それでいてショートピースだし。
しかし、主人公が「あやめ」には驚いた。つい最近「あやめ横丁」を読んだばかりだったので。時系列ではこっちが古いから、宇江佐真理は知っていたのだろうか。

Img_0861

2010年3月19日 (金)

そんなベートーベンで良いのなら

たった2日間留守しただけなのに問題が山積、は大げさにしても、メール処理だの代理を頼んでおいた会議等の後処理だのなどにほとんど1日がかり。これでも急ぎのメールは出先からBBBで片づけておいたんだけど。こういうあまり生産的とはいえない仕事に追われまくった日の夜に札響の定期がある、というのは神の配剤としか思えない。
月に1回の定期演奏会は驚くほど早くやってくる。もう1ヶ月たったのかという感じ。会場が遠いので、職場を18時過ぎには出ないと間に合わない。しかも終演が21時を過ぎると家に帰りつくのが22時半。それから風呂やら遅い夕食やらで、あっという間に日付が変わる時間になってしまう。金曜夜だからいいものの、いや金曜夜だからこそもうちょっとのんびりしたい気もすることも。
といいながら、また来期も定期会員を継続してしまった。正直おっくうなこともあるけれど、月に一度くらいは世俗を離れてぼーっと音楽に身を任せることがあってもいいよなと思う。過去への扉、未来への扉をとりあえずパタンと閉ざし、今、この瞬間だけは何もかも忘れて心地よい音の洪水に浸る。そういうときに今夜のラフマニノフの第2交響曲はなんと恰好のプログラムだろうか。

定期演奏会のしおりに毎回載っている楽団員の座談会に、今月は定演の練習風景が語られていておもしろい。昨年10月定期に客演したゲルハルト・ボッセの練習の時にちょっとゆるんだ演奏をしていたところ、「そんなベートーベンで良いのなら私を招ばないでくれ」とピシャッと言われたそうな。87歳の老匠にこう叱咤されたら団員は襟を正さずにはいられまい。あの若々しく躍動感溢れ、一点のゆるみもない交響曲7番の演奏がまざまざとよみがえる。

2010年3月18日 (木)

卒業式

シーズン真っ盛り。
今日の東京は好天で暖かく、恰好の卒業式日和。
場所によっては早咲きの桜がほころんでいた。
おかげさまで、なんとか無事に3人目の娘も大学卒業にこぎつけ、今日はぼくらの子育て卒業式。

Img_0874

2010年3月17日 (水)

瑞江の自転車ゾーン

今日と明日は私用で東京。
今回はPCを持ってこなかったので、ブログのポストはBBBから。こういうこともあろうかと、ブログ移行前の昨年末にココログにあるモブログ(携帯投稿)サービスの投稿練習をしといたのだけれど、使う機会がないままに今になってみると、すっかり忘れている。ちゃんとポストできるのだろうか。
今日は所用で瑞江、大島あたりをちょっと歩いてきた。東京には数えきれないくらい来ているけれど、都営新宿線の東側は乗りつぶしで乗ったきりで、まったくといっていいほどの未踏地だ。坂道もないし。なのでこういう機会は貴重。
瑞江駅前は地下鉄というより郊外の私鉄駅前のような風情。天気もよく、下校する小学生や小さな子供の姿が目立つ若い住宅地という感じ。
その駅前の通りの車道の路側に青色ゾーンがあって、自転車は歩道を走らずにそこを走るようにという江戸川区小松川署の標識。すばらしい!と思ったものの、実態はというと、青帯上は違法駐車の車がふさぎ、ほとんどの自転車は狭い歩道を当たり前のように走っていた。
せっかく自転車ゾーンをつくっても、ちゃんと機能するように違法駐車を摘発し、自転車を積極的に車道に誘導しなければ、仏作って魂入れずだ。
しかし、東京みたいに狭くて歩行者が多い歩道を自転車で走るのは、危険でもあるしストレスたまると思うんだけど、インプリントされた習慣を変えさせるのは容易なことではないのだなと思う。

2010年3月16日 (火)

自転車走行不可

疋田智さんの、週刊とはいうものの週刊ではないメルマガ「週刊自転車ツーキニスト384」が来た。そこで紹介されていた岡山の国道2号線の話。
警察庁が規制緩和の一環として昨年10月に「一般道路の規制速度の上限を、安全性の高い道路は80km/hまで緩和できる」という新基準をまとめた。その適用第一号がこの岡山の国道2号線大樋橋交差点~君津ジャンクション間の12kmで、制限速度が3月31日から70km/hに引き上げられる。
なんでそんな半端な水曜日から?というのはおいといて、疋田さんが騒いでいる(というか怒り狂っている)のはそれにともなって自転車、歩行者が通行不可になるという点だ。そうちゃんと共同通信ニュース(2010/3/12)に書いてある。歩行者は車道歩かないからいいとしても、一般道路でありながら自転車は通れなくなる。警察庁のいう安全対策というのは自転車レーンの整備とか通行帯の分離とかではなく、自転車締め出しなのだ。怒り狂うのももっともだ。何という安直な。
世界的に見ても奇妙奇天烈で危険な自転車の歩道走行を、やっとのことで重い腰をあげて規制して、原則車道走行するようについ最近決めたのではなかったのか。車道も走れなくなったら自転車はどこへ行けばいいのだろうか。省資源だエコだ環境だのいいながらクルマに快適な環境整備ばかりで、究極のエコ車両である自転車を締め出すとは。
元記事によれば、今回規制緩和の対象となった12km区間は、片側2,3車線で立体交差化され信号が1ヶ所もないので70km/hにしても安全と判断したのだそうだ。交差点も信号もない広い道路なら自転車にも安全で理想的なはず。3車線もあるならそれこそ自転車レーン設置のモデル道路にもできるだろうに。そういう発想にはならないのだねー。おそらく警察庁は自転車なんて歩道からも車道からも消えてほしいと思っているのだろう。

2010年3月15日 (月)

「あやめ横丁の人々」

★★★★☆。星四つは甘いかな。どうも宇江佐真理には点が甘くなるようで。
あやめ横丁という風雅な名前とは裏腹に訳ありで危なげな住人たちが集う横丁に隠れ住むことになった旗本の三男坊、慎さんこと紀藤慎之介。ありえない設定と解説には書かれていたけれど、そこはつくりものの小説なんだからいいよね。長い割には大した事件が起こるでなし、大半が横丁の人々と慎さんの日常がつづられているだけなのだけど、それが味わいがある。この著者は髪結い伊三次シリーズが気に入って、他の作品も読んでみようととりあげたのがこれ。基本的に人情派の作家なのだと思う。そして、文吉であり伊呂波であり突っ張って生きる女の子がなんと可愛いことか。
どのみちハッピーエンドでは終わらなそうな設定ではあるけれど、加速度的に突き進む結末は悲しすぎる。JRの車内で思わずもらい泣きしそうになった。
「ほめきざかり」、「おっこちきる」、「あとみよそわか」など各章の見出しが思わせぶりで、タイトルに凝るという著者の面目躍如。しかし表題にまでトリックが仕掛けられていたとは気づかなかった。

Img_0812

2010年3月14日 (日)

「一角獣の殺人」

★★★★☆。久々にカーター・ディクスン(ディクスン・カー)を読んだ。カーはお気に入りの作家の一人で、怪奇趣味、密室殺人、探偵役のフェル博士とH・メリヴェル卿、と魅力たっぷり。文庫化されているものはほとんど読んでいる。そんななかで、これは名前はつとに知られていながら昨年末に初めて文庫化された幻の作品。
定期便の飛行機が不時着したり、嵐の中で川中の孤島の古城が孤立したりとか、まあシチュエーションは時代を考慮しても荒唐無稽だけれど、カーらしさは十分堪能できる。「島の城」に閉じ込められたいずれもいわくありげな面々。その中に変装して紛れ込んでいる怪盗フラマンドとガスケ警部。いったい誰が本物の怪盗と警部なのか、それがわからない状況で起こる不可解殺人。そして一角獣とは何か、そんなものが本当にいるのか。いやあ、道具立てがそろい過ぎてわくわくしてしまう。
犯人とメイントリックはここで書くわけにはいかないけれど、意外性も十分。カーファンならずとも時代がかった設定が苦にならない古き良き時代のミステリファンなら楽しめると思う。
考えてみると「皇帝のかぎ煙草入れ」とか「帽子収集狂事件」とか、代表作読んだのって中学時代。クイーンの悲劇シリーズとかヴァン・ダインのグリーン家とかも然り。いま読み直したら感じ方もずいぶん違うんだろうな。そう考えると早く読んで得したのか損したのか...。

Img_0841

2010年3月13日 (土)

確定申告

恒例の確定申告書作り。明後日の15日が期限だから毎年のことながらまたギリギリだ。
今年こそは電子申告しよう、と思いつつまた紙の書式に手書きで書きこんでいる。オンラインで手続きできる電子申告は魅力的だけど、事前のいろいろな準備が面倒でついついしそびれる。これが月に1回とかならその気にもなるけれど、年に1回なのでまあ手書きでも大した手間ではないしと思ってしまうのが原因だ。申告して余計に税金を払わされる上に、これを郵送するとまた切手代が120円かかるのは腹立たしいのだけれど。そういえば最初に確定申告したときは税務署に書類をもっていったら、誠にありがとうございましたと頭を下げられてちょっと気分がよかった、という話は前に書いたか。
毎年書いていて思うのだけど、この説明書きはなんとかならないものか。項目を追っての説明のところに○アでも○1でもいいから記号を付した記載欄をつくっておいて、最終的に記載表の該当欄に記号をみて一括転記できるようにすれば、いちいち説明をひっくり返しながら埋めてゆく作業が簡単になるのに。それと下書き用の第一表と第二表が表裏になっているのは不便。見開きにしてほしい。
それと、何よりもまずなんで総所得が減ったのに申告税額が増えるんだよ、それを一番になんとかしてほしいけど、といってもそういう仕組みなんだから文句言っても始まらないのが悔しい。何回計算してもそうなるのが不思議だよなあ。マジ、なんで??  ので、よけいああだこうだと言いがかりつけたくもなるわけね。

Img_0872

2010年3月12日 (金)

そば処「一露庵」

今日は高校時代からの友人と軽い飲み会。
といってもブログに書くような話もないので、お薦めの蕎麦屋など。

D1000044
すすきののはずれ、というか南5東2にある「一露庵」。
すすきのに限らず、中心部でも創成川を東に渡るととたんにタイムスリップしたような田舎びた風情になるのが札幌市街の不思議なところ。
ここも通行量の多い南4条通りに面しているのに、目立たない閑散とした店だ。
だがしかし、ここの蕎麦は特筆もの。知らなかった人はだまされたと思って行ってみてください。蕎麦好きなら絶対損はない。
ただし~。うまい話には裏がある(笑)。
残念ながら3月27日で閉店です。4月からは西岡4-6の西岡第一病院向いに移転するとのこと。

D1000045
これはざる蕎麦ね。
この後はこばれてきた天麩羅も最高でした。
今夜は、天麩羅と蕎麦でビール飲んだ後、カクテルバーに移動。オーダーはもちろんギムレット。

2010年3月11日 (木)

735系登場

知らぬ間にこんなものが。JR北海道の新型電車735系。今日のニュースで見てあれれと思ったら、webページに昨日PDFで概要が公開されていた。
見かけは731系によく似ている。なんで733が飛んだのか知らないけど車番からいってもその改良型の位置づけなのだろう。1M2Tで内装イメージも731系そっくり。ただし、車体はアルミ合金製で軽量化をはかり、低床化によるノンステップ化、0km/hまで有効な回生ブレーキ装備、車いすスペース拡大などバリアフリーの省エネ、省メンテナンス車両だそう。平成22,23年度の冬季に低温時降雪時の車体断熱性などを検証する走行試験を行うということだから、これはもう平成24年発春予定の学園都市線電化開業にともなうDC/PDCの置き換えが主目的なのだろう。石狩川以北の強風地帯もあるし、アルミ車体って寒そうだけど大丈夫かな。
と思ったら、もうはや甲種回送の動画がアップされている。A-101/102の2編成6両。はやっ、すでに完成していたのか。昨日下松の日立製作所笠戸事業所を出て、明後日には道内入りとか。新琴似あたりはもう架線が張られているし、2年後が楽しみだ。


2010年3月10日 (水)

残根鉗子

また残根鉗子だ。医療器具のなかで最も恐ろしげな名前の物の一つに違いない。2年ぶりの歯科治療。といっても今の治療はまったくといっていいほど痛くないので恐ろしげな器具がどれほど出てこようと何ほどのこともない。ぼくの子供の頃と何が変わったといって歯科治療ほど進歩したものもないのでは。今の子供はほんとに幸せだと思う。もっとも虫歯自体が少ないこともあるか。ぼくは小さい頃から歯が悪く、歯医者通いにどれだけ泣かされたかわからない。それが今じゃ、楽チンな治療イスに寝そべって口開いているだけでいいのだから、毎日でもお願いしたいくらいだ。
さて、問題の右上6番。歯根が割れて、2年前に割れた根を1本だけ抜根してある。正常なら3本で支えているはずの歯を2本の根で支えているので、大きな力には当然弱い。といっても物を食べるときに最も活躍すべき奥歯なので、毎日毎日手加減してもいられない。最近、その歯の歯茎の横がささくれだったみたいに舌で触るととんがりを感じるようになった。何だろうとは思ったけれど痛くも痒くもないのでほおっておいたのが、先週の定期歯科検診で発見された。歯根が中で割れて欠片が歯肉を突き破って顔を出しているらしいとのこと。そんなすごいことになっているとは夢にも思わなかった。
レントゲン写真をみると残り2本しかない歯根のうちの1本が欠けてはがれているようにも見える。でも位置的には内側の最初に抜いた根のあたりがとんがっているので、その奥の根が割れたにしては不自然な気もする。まあとりあえず切開して摘出して中を見ましょうということで、今日の治療となった。
型通り、麻酔して切開して残根鉗子の出番。といっても麻酔で何も感じないので、知らないうちに全部終わっていた。切開したといっても縫合するでもなく、5分くらいガーゼで圧迫して止血してお終い。麻酔が切れるまで触らないでください。あとは抜歯時と同様、風呂はシャワーていどでアルコールは控えて云々、という例の注意書きをもらって解放された。
歯根が残り1本になったらさすがに支えきれないだろうな。いずれ抜くことになるにしても、別にここのところ噛んでも違和感あったわけではないから、まだ大丈夫な気もする。さてどうなるか。

2010年3月 9日 (火)

3月9日

あ、歌わない歌わない(笑)。
レミオロメンではなくて、ここが一区切りの日。と思いこんでいたのだけれど数え直してみると本当は昨日の3月8日だったというおそまつ。
年初から書き始めたこのブログも68日目となった。昨年までのWebmaster日記時代は月5-6本だったのに、突如毎日更新になって、続くのだろうかと危ぶまれたもののなんとか無事に最長記録更新。というのは昔02.3.5-5.9の66日間連続という記録があったからだ。毎日更新していて、ああ、あの頃もネタ探しに苦心してたよなと思いだしたりしていた。ただ、字数制限のない分このブログの方がずっと書きやすい。画像入れたりリンク張ったりと変化もつけられるので文章勝負と肩ひじ張らない分楽だし。
それと思うのだが、毎日連続というのはかえって楽なのでは。これが1日おきとか週1とかだといったんとぎれた気持ちをそのつど持ちあげなければならないのでかえって大変な気がする。週1回早起きするのは苦痛だけど、毎日なら慣れてしまうみたいに。昨年4月からこの2月まで毎週土曜日にクラス内メルマガを配信していたときも、え、もう土曜日、何書こう?と追われぱなしだったような。毎日だと習慣化できるし、毎回気のきいたことを書けるわけもないのでかえって気軽だ。
毎日ブログ更新している人をみて、よほど几帳面なのかヒマなのかと思ってたけどそうではないことがわかった。ズボラで忙しいからこそ毎日じゃないと続かないのだ。なるほどね。


2010年3月 8日 (月)

宿題

外国語教育の在り方検討ワーキンググル―プというのがあり、そこでの議論の参考に読みなさいということで先週末に本が3冊どんと届いていた。ややこしい話だが、ここでいう外国語教育というのは外国語「の」教育ではなく、外国語「による」教育の意味だ。このWG名を素直に読むとそういう意味にはとれないのは、ぼくの頭が悪いのではなく命名者の日本語力がおかしいのだと思う。それはともかく、「の」にせよ「による」にせよそんなWGになんでぼくのような不適切な門外漢がはいりこむことになったのかが不思議でしょうがない。関係者は日本語力のみならず人を見る目ももっていないとみえる。大学内のWGは多く、ぼくがいま加わっているものだけでも10近くあるから、全体でどれだけの数あるのだろう。そうなると悠長に人を選んでいる手間暇はないのかもしれない。

話がそれた。ぼくは本を読むのは好きな方だが、たぶん大方の人がそうであるように基本的に好きな本しか読まない。して、このブログを見ていただければおわかりのとおり、その性向は非常に偏っている。どれだけ売れようがハリーポッターも1Q84も読んだことはない。仕事で必要な本やら資料を読まなければならないこともあるけれど、だいたい好きなことを仕事にしているわけだから、そういう場合もたいていは喜々として読むことが多い。なのでこういう持ち出され方は迷惑当惑以外の何物でもない。仕事の一部なのだから我慢して読みなさいといわれれば一言もないが、本を読む時間は有限であり、どうせならもっと面白い本を読みたい。

とはいうもののWGの会合が明日に迫ったので半日かけて宿題消化。「英語教育はなぜ間違うのか」は新書だけあって読みやすく、すぐ読めるし、わかりやすい。これ1冊読めば用は足りる。「英語教育が亡びるとき」はハードカバーで活字が小さく、一部二段組みになっていて内容がぎっしり。おまけに副題にイデオロギーとあるように政治的な内容をかなり含んでいる。でも読んでみると共感する部分も多く、もっと時間があればちゃんと熟読したい気になる。まあしないだろうけど。一方、「危機に立つ日本の英語教育」はシンポジウムを本にしたものなのでオムニバス。この種の本の例にもれず通読に耐えるものではない。パラパラっと拾い読みしておしまい。いずれも内容的には「大学(院)の授業を英語でする」というWGの議論とは論点がずれていて、半日つぶす必要があったかどうかは疑問。はあ。

Img_0859

2010年3月 7日 (日)

「定刻発車」

★★☆☆☆。最近鉄道ネタが続いているな。まあ自分のブログなんだから何書こうと勝手なんだけど。先週久々に鉄道の旅をしてきたせいで、昨日はそのビデオの編集と整理、今日は帰途の日没後に読みかけたこの本を読み終わった。
日本の鉄道が正確だとはよくいわれることで今さら驚かないが、2003年のJR東の数字で遅れ1分以内なのは新幹線96.2%、在来線90.3%、1列車あたりの平均遅延は新幹線で0.3分、在来線0.6分ときくとこれはやはり驚きの数字だと思う。ぼくが毎朝乗る列車なんて1分以内の遅れで着くことあるかなあ。先日の函館往復の特急も好天で遅れる要因が何もないのにいずれも3分くらい遅れていたし。JR北は遅れがちだということはまさかないだろうけど。
日本の鉄道が正確な原因として、日本人は江戸時代から決められた時間で生活する習慣ができあがっていたことと、人口が稠密で駅間が短いのでシステム的に遅延が許容されにくかったことが大きな要因である、と著者は説く。なるほどとは思う。まあ国民性というのも大きいのだろう。昔外国で暮らしていたとき、テレビの番組が定時に始まらないのに驚いたことがある。日本なら秒単位で正確に番組が流れていて、鉄道以上に遅れなんてありえないだろう。そしてわれわれはそれが当たり前だと思っている。
それはともかく、鉄道の本に対しては点が辛くなるのを割り引いても、正直いってあまりおもしろくなかった。文化的背景を主として読めばそれなりなんだけど、技術的な部分は掘り下げが不足している。長さのわりに内容がなくて冗長。最後の方なんて不要では。

Img_0796

2010年3月 6日 (土)

「スーパー北斗17号」車窓展望

火曜日の函館出張のときに、実は初めて車窓ビデオの撮影を試みた。ビデオカメラというと子供の運動会で見るハンディカムみたいな大層なものというイメージだったのが、最近は小型で手軽に使える製品がいろいろ出ているのに気づき、昨年末に型落ち価格で出ていたvadoを入手。東京の坂道歩きをするときにいちいちデジカメで写真撮らないで、これでビデオ撮影できたら簡単で後からみても楽しめるのではというもくろみだ。
当初の意図はともかく、趣味のビデオ撮影というとやはり車窓展望を撮りたくなるのは無理からぬところ。できればかぶりつき前面展望を撮りたいところだし、281系DCはそれには最適の車両なのだけど、まあとりあえず手始めに座席の窓から車窓を撮って見ることにした。ただ実際に撮影するにはvadoをどうやって固定するかが問題だ。ずっと手に持っているわけにもいかず、結局はクリップ型固定スタンド(LOAS DCA-087)を文庫本に噛ませて固定することにした。こんな感じ。

Img_0871

このスタンド手軽でいいのだけど洗濯バサミみたいに開くクリップのつまむ部分が短くて開くのに一苦労。もう少しカメラ側のツマミ?を長くすれば使いやすいのに。ヨドバシで830円という安さだからまあしかたないか。これを車両の窓枠に置くと振動で多少は揺れるけれどまずは撮影に支障はなさそう。
旧vadoは固定メモリで2時間しか撮影できないので、3時間以上かかる札幌函館間の通し撮影は残念ながらできない。まあ撮ったとしてもあとで同じ時間かけて観る気はしないだろうから、適当に区間を区切れば問題ない。というわけで往きと帰りと適当に撮ってみた。
せっかくなのでブログに貼りつけようとしたが、どうもcocologには1MBしか載せられないみたいなので、一旦YouTubeにアップしてからリンクすることにした。YouTubeも10分以内という制限があるので、試行錯誤のすえAVIファイルをaviutlでカットして、なんとか初アップできた。
そんなわけで帰りの函館発車から七飯の先までしか映ってないけど、最後の藤城線にはいる高架の右カーブで振り子らしく傾いているでしょ(笑)。いやあおもしろいな、はまりそう。



2010年3月 5日 (金)

いすみ鉄道運転士公募

またまた気になるニュース
50歳代まで? え、ぼくも応募資格あるのだろうか。一瞬真剣に考えてしまった。
千葉県は房総半島の第三セクターいすみ鉄道で、社会人対象の自費運転士要請プランが発表された。700万円の自己負担で運転士訓練が受けられて、動力車操縦者運転免許試験に合格すれば嘱託運転士として週末中心に週1回以上は乗務でき、週2回勤務の場合だと10万円弱の給与ももらえる。
よく読むと、ベテラン運転士の引退時期が迫る一方で新卒の採用余裕がなく、などともっともらしい理由が書かれているものの、募集人員は数人で週1,2回の休日乗務しか想定されていないらしいから、実際には運転士の補充の役には立たないだろう。つまり金と暇を持て余している趣味人向けのプランなのだな。そう思うと足元みられているみたいでなんか興醒め。まあ、でも700万円出して実物の営業車両を動かしてみたいという暇人は結構いそうな気はするけどね。
ここの社長の鳥塚さんという人は公募で選ばれた元航空会社員ということだから、奇抜なアイデアで経営の足しと話題つくりにするつもりなのだろう。それが悪いとはいわないけれど、いすみ鉄道といえば元の国鉄木原線。木は木更津で原は大原からとったように、本来は房総を縦断する予定だったのが、条件の良い東京湾側ではなく、太平洋側の大原方面だけ開通して頓挫したというローカル線だ。どうみても地の利に恵まれない路線ではもっと地道に利用度を上げる施策を考えないと、所詮は打上げ花火で終わってしまうような気がする。

2010年3月 4日 (木)

札幌市電延伸計画

札幌市電の延伸計画のニュース。本命の札幌駅延伸ルートのほかに桑園地区、創成川東苗穂地区、山鼻南地区と4案があったのが、そのうち利用者数が少なそうな山鼻南が今回除外されて残り3区間に絞られた。そのうえで黒字化には10-15%の運賃値上げが必要だという報告が出た。今年度中には延伸ルートを決定するということだ。といっても、それぞれのルートは性格が違うからどれか一つを選ぶというものでもないような気がするが。
なかでは現在の中心部行き止まり部分を札幌駅前まで延伸してループ線にするというのがどう考えても合理的だし、乗客数も多く、効果も大きいと思える。札幌~大通間は地下鉄と競合するし、地下通路がもうじき完成することもあって、利用客が見込めないのではという意見もあるらしいが、それは違うと思うけど。
まず、少なくとも札幌駅~すすきの間はワンコイン区間としてフリークエントサービスで乗客を呼び込むのがいい。もともと歩いても大した距離ではないのだから、値上げなんて論外。100円ならちょっと乗っても腹も立たない。この区間の地下鉄の乗客は減るかもしれないけれど、真駒内方面から札幌駅、麻生方面から大通まで行く乗客はわざわざ降りて乗り換えないから変わらないとして、減る分は札幌~大通だけちょこっと乗っていた客だろう。それはそもそも地下通路完成でかなり減ると見込まれるから、純粋に市電延伸分の目減りは大したことないように思う。だいたいがこんな短区間客に路線経営を依存していたのであれば、それはそのほうが間違っているのであって、パークアンドライドなどで郊外客を呼び込まなければ健全経営などできっこない話だ。つまりすすきの~大通~札幌駅間を市電延伸しても共存は十分可能ではないか。
狭いところで駅前・大通デパート戦争なんてみみっちいこといってないで、札幌~大通間の駅前通りはトラムの通る歩行者天国にして、歩いてもよし、ワンコインで電車に乗るもよし、ひとつながりのゾーンとして気軽に行き来して街歩きや買い物を楽しむようにすれば、魅力的になると思うけどなあ。

2010年3月 3日 (水)

「消えた十手」

★★★☆☆。また性懲りもなくこんなものを読んでいる。達者だねーこの著者は、ほんと。大江戸定年組がどうも終わりらしいので新しいシリーズに手を広げてみた。若さま同心とはまた安っぽい時代劇のような設定だ。御三卿田安家の御曹子が殿様暮らしに飽きて同心に身をやつし、意外にも鋭い勘と剣の腕で事件をバッタバッタと解決してゆく。説明するのが情けなくなるくらいのお手軽さだ。
だけど、うまい。ツボを心得ているというか、サラサラと水が流れるごとく書きあげたという感じ。この人は苦吟などとは無縁の作家人生を送っているのではという気になる。まあ苦吟してもそれを見せないように書くというのが腕なのかもしれないが。
でも、軽いよね。軽すぎ。読み散らかしてポイ。エンターテインメントなんだからそれでいいのか。週刊誌みたいに汽車に乗る前に買って読んで降りたら捨ててしまう。次の日にはタイトルも筋立ても忘れている。何かつい最近同じようなことを書いたばかりのような。
まあそういうものだと割り切れば存在価値はあるんだろうな。すなわちきっちりして重厚なものよりも軽薄短小な方の需要が多く、それに作家があわせているだけなのかも。しばらく前からフォローをやめてしまった大ベストセラー?の居眠り磐音シリーズだってまさにそれだ。筋書きはあほらしいものだけど、手軽だしつい読んでしまう。
それにしても設定はそれぞれ違うとはいえ中身は類型的すぎる。さすがに飽きる。なんかもうちょっと個性的でおもしろいシリーズはないものか。

Img_0814

2010年3月 2日 (火)

久々の「乗り鉄」

日帰り函館出張。4時間半の函館滞在時間より往復6時間20分のJRに乗っている時間の方が長いけれど、不思議と疲れは感じない。これが同じ時間でも東京日帰りだとどっと疲れるのになんでだろう。時間は短くても恐い飛行機に乗ると緊張して疲れるのと、大都会を歩くのが無意識にストレスになっているのだろうか。まあ、鉄道にならいくら乗っても疲れないという体質が大きいのだろう。ともあれ、天気も良かったし今日は久々に「スーパー北斗」の旅を堪能した。
久しぶりに乗るといろいろと気づくこともある。まずは思ったより傾きを感じなかったこと。あちこちに振り子車が増えて乗る機会も多くなったから、というわけではないよな。そうそう各地の特急に乗ってるわけでもないし。帰りの七飯から藤城線にはいる高架のような大きなカーブはさすがに傾くけれど、小さいカーブはほとんど気づかないくらい。線路が変わらなきゃ傾きが変わることはないだろうから、年とって平衡感覚が鈍くなったのか。
座席にチケットホルダやドリンクホルダがついたのはいつからだろう。チケットホルダは北海道ではエアポートくらいしか知らなかった。もっとも往きは発車前に車内改札が来たから(いくらなんでも早すぎない?こんなのは初めて)、活用する機会がなかったけれど。知らないうちにアコモ改造がされているらしい。今日のぼくの車両の乗りは往きも帰りも50%ていどで、あれならまだまだ何時間でも乗っていたいくらい快適だった。
どうでもいいけど、往きの車内放送していた車掌さんが、通勤区間でときどき聞いている声としゃべり方なんだよな。特急運用の間合いに学園都市線に入線したりすることあるんだろうか。他人の空似かな。

Img_0858

2010年3月 1日 (月)

バンクーバーオリンピック閉幕

バンクーバーオリンピック閉幕。
閉会式の旗手を浅田真央が務めたそうだ。荒川静香の再現はならなかったが、高みに挑んで得た銀メダル。納得の人選だろう。そういえば、これも銀に終わったプルシェンコが、4回転を成功させたのに評価が低かったことに、これではスポーツではなくダンスだと言ったとか。まったく同感だ。難度の高い技を正当に評価しなければ技術の進歩はない。前人未到の記録に挑むのが最高のアスリートというものだろう。まあ、もう終わったことだけど。
昨日の話題はなんといっても女子パシュートだ。ほんとに惜しかったよな。勝ったと誰もが思ったろう。穂積がもう少し足が長ければと言ったそうだけど、100分の2秒って何センチなんだろう。悔しいだろうなあ。でも銀でもすごい。表彰式のあとで、メンバーに選ばれながら出られなかった高木の首にお姉さんたちがメダルを全部かけてくれたシーンがまたよかった。みんないい氷上、ではない表情だった。
それと忘れてならないのが、距離30キロクラシカル石田正子の5位入賞。五輪の距離スキーでは男女通じて最高順位。すばらしいの一言に尽きる。
いろいろあったけど、やはり楽しめたオリンピック。悔しい思いをした選手たちはたいてい4年後を目指すといっているな。その気持ちよくわかる。悔しい思いのままで終わりたくない。絶対この借りを返したい。明日競技があったら出たいくらい、そう思うものだ。しかし4年は長い。その間何があるかわからない。ソチにはどんな顔ぶれがそろってどんなドラマを見せてくれるのだろう。

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

無料ブログはココログ