« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010年7月

2010年7月31日 (土)

西蔵自治区地図

 そろそろ中国出張のしたくをしなければということで、所用で出かけたついでに買い物。
 まずはヨドバシで4GBのマイクロSDカード。これはデジカメ用。いまデジカメにはいってるのは512MBのカードで、それだと250枚くらいしか撮れない。1日ごとにPCに吸い出してやれば十分だし、そうするつもりだったんだけど、いろいろ情報収集しているうちに、PCのHDDは高地に弱く3000mを越すと動作保証されないということがわかった。HDDはかなり精密な機器で、ヘッドを空中に浮かせてあるので気圧が下がるとうまく動かなくなるらしい。高地のラサだのラパスだのだってPCは動いているのだろうからたいていは大丈夫なのだろうけれど、万一もっていったPCがアウトになるとちょっと困る。というわけで、6日分貯めても大丈夫なようにメモリカードを買った。まあいまは安いしね。約2000枚分あればさすがに足りるだろう。
 そのあと、紀伊国屋へ移動して地図売場へ。おあつらえ向きのチベット自治区の地図があった。右上の端には青海湖まで範囲にはいっているので、青蔵鉄道区間はほぼ含まれている。値段は7元で630円。えーと、たしか1元は10円くらいだったはずだから、結構良心的な値段だと早とちりして買って、あとで一ケタ勘違いしていることに気づいた。700円じゃなくて70円くらいなのだ。まあ、彼我の物価の違いを考えると高すぎるということもないのかも。でも北京の乗継ぎ待ち合わせのときに向こうで買えば安かったな。

Img_1115
 今日のランニング。10.5km/71min。今月の累計距離156.8km。
 今日で7月も終わり。やっと150キロか。最盛期の半分だ。

2010年7月30日 (金)

遅すぎる

 「JR東海:禁煙車拡大 「のぞみ」「ひかり」自由席すべて」。今どきなにを、って感じだけど。こんなことがニュースになるんだねー。
 札幌からだとたいていは目的地に飛行機で直行してしまうので、新幹線に乗る機会は少ない。なのでたまに乗るときに深く考えないで自由席の列に並んであっということがある。今どき喫煙車両があるなんてことは頭から考えてないから。
 JRというか、民鉄も含めても昼行列車でタバコが吸える車両って東海道新幹線しかないのでは。JR四国だか九州だかに喫煙車があったのが最後で、それが禁煙化されてからも大分たつように記憶するけど、違ったかな。禁煙の飛行機から喫煙客を奪う戦略という話もあるが、おそるべき時代錯誤だ。それなら成田エクスプレスとか関西の新快速とか競争の激しい区間で喫煙車両を導入したらどうだろうか(冗談ですからね、念のため)。
 それにあわせて東京、名古屋のホームに空調完備の喫煙コーナー設置か。空港の搭乗待合室みたいになるわけね。タバコが値上がりして喫煙人口がどんどん減少しているのに無駄な投資だと思うけど。

2010年7月29日 (木)

3.88点

 前年度後期の講義の学生評価集計が届いた。うちの大学では、各期ごとに自分の担当講義を1つ選んで授業アンケートをとり、それを集計評価するシステムになっている。ぼくはここ数年前期は食品機能化学I、後期は有機化学IIでアンケートを実施している。
 今日結果が届いたのは、だから昨年度の有機化学II。総合評価は3.88だった。5点満点なのでとうていいばれる数字ではなく、まだ全体の平均集計が届いてないけど、例年どおり中の下というところだろう。でもその前は3.85だったからこれでも少しあがった。
 まあ授業の最後にバタバタと用紙を配付して各項目に5択で回答してもらうので、点数自体は100分の1点に一喜一憂するほどの精度のものではないと思う。でも、ぼくにはいずれにせよ縁のない話だけど、この点数で大学全体で序列をつけてエクセレントティーチャーとか名前を貼りだしたりするので、たかが授業評価されど授業評価ではある。
 アンケートには自由記入欄があって、よかった点、悪かった点を学生が記入してくれる。集計データにはその内容もついてくるので、それを読むのは楽しみだ。学生の手書きを個別に全部入力するのは相当な手間だろうな。頭が下がる。
 悪かった点は、相変わらず板書がらみが多い。毎回多いということは意識しているつもりでもあまり改善されてないのだろうな。悪筆は今さらいかんともしがたいが、内容が整理されてなくて速すぎたり小さくなったりするのがよくない。
 授業ノートをそのまま丸写しするのであれば整った書式に書けるけれど、興が乗って頭の中に湧き出る説明をついずらずらと書きなぐっていくと、フォローする方はついていけないということになるのだろう。そういうときの講義内容は、教科書丸写ししているときよりもきっと生き生きと面白いはずだ、と自分では思っているのだけれど。
 今年秀逸だったのは、教科書と同じ内容を授業で説明するのなら意味がない。教科書の説明の方がずっとわかりやすい、という趣旨の意見。まことにごもっとも。優れた教科書を使ってるのだから、それをみんなちゃんと予習復習して理解してくれれば苦労はない。みんながみんなそういうわけにはいかないから毎週手を変え品を変えして噛み砕いて説明しているのだ。それでも落ちこぼれる学生もいる。
 学生のレベルがさまざまなときにどこを向いて講義をするかは難しいし、もとよりすべてを満足させることは至難の業だ。なのでぼくとしては、自力でできる人はどんどん自分で先へ進んでもらって、手助けが必要な学生をなんとかひろいあげるようにと、平均の少し下くらいを向いて授業するようにしているつもり。
 ともあれ、たくさんの意見・感想をありがとう。それぞれの生の声がとても励みになる。エクセレントティーチャーでなくて申し訳ないけれど、また次の授業もがんばろうという勇気がわいてくるよ。

2010年7月28日 (水)

「深川恋物語」

★★★★☆。
 うん、これは納得。第21回吉川英治文学新人賞受賞作。
 残念ながら当たり外れなしというわけにはいかないけれど、この著者はやはり並の作家ではない。阿刀田高の解説を読むと、初期の作品は、描写はうまいのだけれどストーリー性に難があって、賞にもれ続けたとある。その中には髪結い伊三次物の一作目「幻の声」もある。いわれてみれば、伊三次物もだんだんに脇役を含む登場人物がうまく回って話が面白くなっていった気がする。本作品集も、長編のネタになりそうな内容をぎゅっと凝縮してあって、ストーリーに奥行きがある。確かにこれまで読んでつまらなかった本は、ストーリーに魅力が乏しい感じがあった。他人の書評の尻馬に乗るのは気が引けるが、さすがにストーリーテラーの目から見るとそう見えるのだろう。
 どれか一つを選ぶのは滅法難しいけれど、「凧、凧、揚がれ」かな。どこが恋物語?という気もするが、実にいい話で泣ける。「下駄屋おけい」も割と好き。このあたりの評価は件の書評とは必ずしも合わないが、まあ好き好きというところだろう。

Img_1111

2010年7月27日 (火)

去る者は追わず

 「来るものは拒まず、去る者は追わず」という恩師の口ぐせを思い出してしまった。
 辻元清美氏社民党離党のニュース。へえ。まあ本人の考えたことだから傍からどうこういっても始まらないけれどねえ。タレントの少ない弱小社民党にあって数少ない全国区の人材だったのに。自分はどこに出ても表舞台で活躍できるかもしれないけれど、残された政党がどういう状況になるか考えないのだろうか。そんなこと考えているようでは政治家としてやっていけないのか。なんたって離党新党結成ブームの昨今だからな。
 ぼくはひそかに社民党を応援していて、最近の選挙では比例区・ブロックでは実際何度か投票している。大政党と連立して政権与党にならなければ政党としての意味はないというのも変な話で、野党だからこそできることだってあるだろうに。とはいえ、もともと組織力も支持基盤も弱い社民党もこうなると小粒でピリリという以前に、小粒過ぎてどこかへ消えてしまいそうだ。まあ大政党に有利な選挙制度になっているからしょうがないんだけど。
 民主党に政権交代して、思ったほど大きくは変わらなかったけれど、以前よりはとりあえず多少マシにはなっていると思う。というか自民党時代がひどすぎただけの話ではあるが。だけど、まだまだ共産党、社民党には頑張ってもらわないとならないところだ。落ち目になったらスタコラ逃げ出す節操のない誰かさんはおいといて、芸能人やスポーツ選手なんかじゃなく、ほんとに「タレント」をもった野党人があらわれないものだろうか。

2010年7月26日 (月)

C11が似合うのは

  「SLとかち号復活JRが帯広-池田間に38年ぶり9月運行」。
 鉄道がらみのヒマネタを探していたらこんなのが。まったくいいかげんやめてほしいけど、こういう紛い物を走らせるのは。などと書くと、また小言幸兵衛がはじまったと笑われるかな。
 SLってそんなに有難いものなのだろうか。呆れるくらい全国でこの種の企画列車が走っている。でも、JR北海道ほどはずしているところはないのでは。SL終焉の地でありながら恥ずかしいことこのうえない。
 ぼくは北海道に生まれ育ったので、子供のころからSLは珍しくなかったし、急行「ニセコ」のC62重連の身震いするような迫力も間近に見たことがある。そのSLが消えたのは大学生の頃だったと思う。最後の旅客列車は室蘭線のC57、貨物は入替え用の9600だったような。それから30年以上たつからSLそのものは懐かしいし、動態保存機を見ればほほうと思う。
 だけど、函館山線や根室線にD51ならともかくC11なぞを走らせてほしくない。そんなものは見たくない。企画する人は煙さえ吐けばなんでもいいんだろうな。どうせ素人には違いなんかわかりっこないと思っているのか。それでおめでたい客が集まってさえくれれば。ずいぶんお客さんを舐めた話ではないか。JR社内に、歴史をないがしろにする紛い物で客集めするのはやめましょうという意見は出ないのだろうか。貧すれば鈍するとはこのことだ。
 路線縮小に縮小を重ねた現在だとかろうじて日高線だよね、C11が似合うのは。

2010年7月25日 (日)

「四人の女」

 ★★★☆☆。
 これはミステリーではなくサスペンスでもない気がする。一応は、誰が被害者かというこの著者ならではのひねった構成にはなっているものの、登場人物が限られているので意外性にはとぼしい。
 挿入されているそれぞれの女性にまつわる回想は、それなりに起伏に富んで読ませるけれど、結局は主人公たるラリー・ロックの成り上がり人生の挿話でしかなく、同じ話を延々と聞かされているようでもあるし。
 マガーには「被害者を探せ」というその名のとおりの作品もあり、そっちがこの種の趣向の先鞭作だから、それをまず読むべきなのだろうけれど、あいにく品切れで入手できない。というわけでパット・マガーはこのへんで卒業としよう。

Img_0963
 今日のランニング。10.0km/75min。今月の累計距離146.3km。

2010年7月24日 (土)

走るということ

 夕食後、あいあい祭りを見物に出かけて、ついでにTSUTAYAで「風が強く吹いている」のDVDを借りてきて見ていたらこんな時間になってしまった。
 映画は映画でまあ感動的ではあったけれど、原作を読んでいたのでそのときの感動には及ばないかな。などといって鼻すすりながらグショグショになっていたのは誰だ(笑)。
 前にも書いたけど、ありえないよね。箱根駅伝を走るというのはそんな生やさしいものではないと思う。つくり話だよ。でも、それで受け手をこれだけ感動させるというのが送り手の腕なんだろうな。もう蔵原走みたいに無性に目いっぱい走りたくなる。
 それを予感したわけではないけれど、今日はふだんやらないスピード練習をした。といってもぼくのことだからキロ5分半のペースだけど。このペースでもフルマラソン4時間ぎりぎりなのだから大変だ。
 今日のランニング。11.2km/60min。今月の累計距離136.3km。

2010年7月23日 (金)

富士山がきれいだったから

 「電車の窓から見えた富士山がきれいだったから登ろうと思った」
 うんうん、わかる。そう思うことあるよね。でも、普通はいつか機会があったら登りに来ようと思うのであって、じゃいますぐ登ろう、とは考えない。ところがこの若者は、東海道線を富士駅で降りて、タクシーで5合目まで乗り付け、そこから本当に登り始めた。スニーカーにジーンズにTシャツに長袖カッターシャツという軽装で。水も食料も防寒着ももたずに。しかも午後5時という時間にだ。
 標高2400mの5合目登山口からあと頂上まで少しという9合5勺(3590m)までたどり着いたところで、頭痛とめまいという高山病症状に襲われ、気力がなくなって下山開始。8合目までもどったところで力尽きて携帯で110番通報。さらに歩いて6合目まで来たところで救助隊に救助された。このとき午後11時33分。
 軽装で富士登山して遭難しかけた無謀登山者としてニュースになった22歳の若者の顛末が、webに詳報されていた。最初にニュースで見たときはとんでもない軽薄な愚か者、いまどきの若い者は何考えているんだ、と思ったものだが、こうしてみるとずいぶん印象が違ってくる。
 もちろん、富士山に登るということがどういうことなのかという想像力すらなく、身支度も持ち物も考えずに真夏とはいえ雪の残る高山の山頂へ夕方から向かおうなどというのは自殺行為であり、幸運に助かったとはいえ周辺の人に大きな迷惑をかけて、弁解の余地がまったくない蛮行で、馬鹿者であることは間違いがない。
 それはその通りではあるけれど。だけど、この後先を考えない行動力ってすごいと思う。結果がどうなるかを理性的に考えもせずに、やりたいことをそのまま行動に移すのはまさに子供と同じだ。でも、だ。子供のときにできたことが、大人になるといろいろなしがらみや約束事でできなくなってしまうこと、そんなことできっこないとあきらめてしまうことがなんと多いことか。
 富士山があまりにきれいだったので、ああ登ってみたいと思った時、何の準備もなくこんな格好で今からじゃ無理だ、とほとんどの人は瞬時に思うだろう。それが分別であり常識というものだ。それをこの無謀ともいえる行動力。その単純明快さがちょっとうらやましい。
 口先ばっかり達者でちっとも動かないそこらへんの誰かさんに爪の垢を煎じて飲ませたい気もする。

2010年7月22日 (木)

白血球数

 先週の献血の検査成績が届いた。こういう検査値はいろいろおもしろいので好きだ。
 気になる白血球数は3900と余裕の正常値だった(基準値は3500-9700)。6月末の人間ドックの結果通知で、2790と数値に「LL」がついて6ヶ月後再検査の黄信号がついたもの。2週間で1000以上も増えるものか。なんでこんなに違うのだろう。他の生化学検査値や血球計数値は2週間でほとんど差がないのに。まあ改善したわけだし、労せずして再検査したようなものだからいいか。
 だいたいぼくはいつも白血球だけでなく赤血球数も血色素も標準下限に近い。たぶん骨髄の造血機能が弱いのだろう。で、特に夏は走り込みしてるので赤血球の需要が高まって結果的に白血球へ分化する分が減る、なんてことはないのかな。いずれにしてもマラソンのような有酸素運動が体質的に不向きなことは間違いがないな。うん、いい言い訳だ(笑)。
 γ-GTPもここ数年では最低の50まで下がった。半年前は99で上限値を越えていたから大きな進歩だ(基準値は1-79)。上限79というのはちと厳しいと思うけど、100を越えると節酒いや禁酒だといううわさも聞くのでびくびくものだった。これで今夏は心おきなくビールが飲めそう。

2010年7月21日 (水)

DMV3両編成の怪

 これは何かの冗談なのか。それとも本気でやっているのか。とうてい本気でこんなものを走らせようとしているとは思えないが。
 JR北海道が苗穂工場構内で「DMV」の新形試作車「Darwin」3台を連結した試運転をしたという写真ニュース。写真をコピペするとおこられそうなので、この世にも珍妙でアホらしい3両編成を見たい人はソースを見てください。
 JR北がDMVに力を入れているのは知っているけれど、本気でやる気なのかなあ。まあ単行ならばローカル線末端区間で使えなくもないのか。だけどそれが収容力不足だからと2両編成になり、そしてこの3両だ。2両のときは背中合わせにつないで両運仕様じゃなかっただろうか。3両となるとそうもいかないので順行連結にしたわけだ。総括制御で線路上では運転士は1人ですむけれど、道路へ出て分離したら運転手は3人いるのだから、あまり省力化にはなってないような。
 線路上をどのくらいの速度で走れるのだろう。札沼線の末端に導入したとして、線路上を走るのが石狩当別までならあまり意味はないし、さりとてまさか札幌まで引っ張るわけにはダイヤ上も無茶だろう。こんな珍妙な編成が他列車を支障しないで走れるようなところというと、大した列車密度のところではないから、それならそもそも全部バスにしても問題ないような。
 となると、観光用に釧網線か。いずれにしてもバスで十分だと思うけど。全国的に注目されて引き合いが多いらしいが、自社内で使えないものを気合入れて開発するのもなあ。そんな道楽する余裕あったら学園都市線電化近代化を早く進めてほしいよ。

2010年7月20日 (火)

青春18きっぷ2010夏

 今日から夏の青春18きっぷが通用開始。そろそろ廃止になるのではといわれ続けたこのきっぷ、いよいよ次の冬にはどうなるかという噂も聞こえてくるので、今シーズンはなかなか貴重かも。
 恒例のパンフの品定めを。今回はひと目でわかる開聞岳。○○富士という名の秀麗なコニーデは各地にあるが、この山は小ぶりでありながらその形状はまさに富士にふさわしい。で、なんとなく小柄で稜線のデコボコ具合からすぐにそれとわかる。しかも一条の線路が細々と写り込んでいるとなれば、もう指宿枕崎線と見る人が見れば一発だろう。
 いかにもありがちな景色で、いってみれば風呂屋の描き割りローカル線バージョン定番といってもいいほど。青春18パンフでも2007年春に開聞岳と菜の花畑の写真があった。ただ、今回の構図は直線の線路を縦に配しているところが値打ちだろう。この直線性は地域のイメージとちょっと違和感があって、そこが斬新だ。明け方の列車なのか全体が暗いけれど、それはそれでなかなかいいと思う。旅に出たいという気にさせる。
 もう何年も買っていない青春18きっぷ。ぼくは今回も利用できそうもないけれど、道東をのんびりぐるりと一周してみたい、という人向けにモデルルートを。こうしてみるとこのきっぷもまだまだ捨てたもんじゃないなと思うよ。
1枚目
 札幌,658,129M,835,滝川
 滝川,937,2429D,1739,釧路
2枚目
 釧路,1311,5635D,1528,根室
3枚目
 根室,1103,3630D,1305,釧路
 釧路,1320,4736D/8736D/4738D,1714,網走
4枚目
 網走,743,4564D,849,北見
 北見,912,3582D,1220,旭川
 旭川,1341,2192M,1522,岩見沢
 岩見沢,1535,3446M,1618,札幌
5枚目
 予備 (途中のどこかでの下車周遊用)
(注)実際に乗るときは、2429D、4736D~4738D、3582Dが軸になるので、これをはずさないように注意すれば、あとはもう少し自由に時間を選べる。
 では、よい旅を(笑)。

100720

2010年7月19日 (月)

釣り人

 北海道らしからぬ蒸し暑い日が続く。
 今にも雨が落ちてきそうだったので、珍しく昼前から走りに出る。湿度が高く、そよとも風がない。じきに汗がだらだらと滴り落ちてくるが、乾かないので体温が下がらない。最悪。昨年の国東半島100キロがちょうどこんな感じだった。あのときは海岸で少しは風があったのだけど、とにかく汗を滝のようにかいて消耗し、52キロでダウンした。
 レースなら多少は頑張るけれど、トレーニングでそこまで追い込む必要もないので、ペースを落として1時間くらいでやめようと弱気になる。でも北海道マラソンまであと一ヶ月と少しだなあ。昨年は涼しくて楽だったけど、例年暑いのが常だからこんな天気だったらいやだなあ、などとぐずぐず考えながら結局20キロを走りきった。ローソンでパンと麦でできた命の水(笑)を買いこんで公園のベンチで遅い昼食。
 あいの里界隈は水辺が多く、景色が涼しげなのが多少は救い。そのおだやかな旧茨戸川の岸辺に釣人がひとり。まるで一幅の絵のよう。暑い中汗だくで走るのも人生、ゆったり釣り糸を垂らすのも人生。あの人はいま何を考えているのだろう...。

100719b
 今日のランニング。21.5km/151min。今月の累計距離125.1km。

2010年7月18日 (日)

日原メロン園

 この時期、北海道の旬の味覚といえばメロン、というわけで知る人ぞ知る栗山町の日原メロン園へ行ってきた。
 2005-2007の3年間毎年参加した7月第1週のくりやま100キロウルトラ遠足。その完走賞にもらったのが立派な日原メロン1玉。これが飛びきりの美味で、我が家ではメロンのプレステージといえば日原メロン、とくりやま100キロとともに夏の風物詩と化していた。
 そのくりやま100キロレースが終了となって、ここのところ日原メロンとも疎遠になっていたけれど、美味しいメロンといえば日原だよね、ということで今年は直接生産所へ出向くことにした。

100718

 札幌市北郊にあるわが家から車で約1時間。栗山町とはいっても市街地からはずいぶん南に外れた山あいにそのメロン園はある(右下の星印)。
 直売所とはいっても宣伝看板があるではなく、駐車場があるではなく、個人客向けらしい体裁はまったくない。航空貨物のカーゴがしきりに出入りしている。

Img_1106
 中は無造作に大きなメロンがごろごろ。出荷業務を盛んに行っているところへお邪魔しましたという感じなのに、ちゃんとこころよく応対してくれて立派なメロンを格安で販売してもらった。

100718_2
 帰って一休みしたら、ざーっと激しい雨。というわけで、今日のトレーニングはなし。

2010年7月17日 (土)

「剣の八」

★★★☆☆。
 ディクスン・カーは多作なうえにカーター・ディクスンというふざけた別名もあったりして、どれを読んだのか読んでないのかわからなくなっている。本作は1958年にハヤカワ・ミステリで刊行されたものを2006年に改訳文庫化ということなので、たぶんまだ読んでないだろう。読んでみて記憶にないし。
 フェル博士ものとしては名作「帽子収集狂事件」につぐ3作目ということなので、なんで長らく絶版になっていたのだろうか。タイトルは変てこだけど、内容はまあまあカーとしては水準作といっていいと思う。底は浅いけれど、犯人の意外性もまずまずだし。よくあるパタンといってしまえばそれまでではあるが。初期の作なのでフェル博士おとなしいかなあ。どうもHM卿とごっちゃになってしまうんだけど。ただし、でだしの愛すべきハドリー警部が、本筋に入ってからはまったく出てこないのがちょっと残念かも。
 解説によれば「ヴードゥーの悪魔」が訳出されて、カーの長編はすべて完訳されたということなので、次はそれを読むとするか。

Img_0964

 土曜はいつも体が重いのに、今日は暑かったわりには体が軽く、楽に走れた。なんでだろう。今週思い当たることといったら、月曜の献血と水曜のビアガーデンくらいだけど。血を抜いてビールで薄めたのがよかったのか(笑)。
 今日のランニング。21.4km/140min。今月の累計距離103.6km。

2010年7月16日 (金)

余部鉄橋最終日

 この週末、今日を限りの、あるいは明日から、という大きなイベントが鉄道がらみではいくつかある。そのなかからひとつといったら、なにをおいても余部鉄橋(駅名は餘部、橋梁名は余部)の使用終了だろう。山陰線のこの区間は明日から8月11日まで運転を休止して新しいコンクリート橋への線路付け替えが行われる。
 いまさら余部鉄橋について説明の必要もないだろうが、老朽化で安全確保のためとはいえ、このすばらしい文化遺産が取り壊されてしまうのはいかにも惜しい。
 ぼくは実は日の高い時間にこの橋梁を通過したことがない。というか、そもそもこの余部橋梁を含む山陰線豊岡~餘部間は、たった2回、いずれも日没後に上りの「出雲」(サンライズではない昔のブルートレイン)と「はまかぜ」で通過しただけなのだ。日本全国JR・私鉄全線完乗とはいっても、それは単に通過した経験があるというだけで、このていどでしかない。
 ただし、餘部駅には行ったことがある。大学1年の春休みに3週間かけて山陰をうろついたときに、国鉄のストで列車がすべてストップした日に隣の浜坂駅から国道を歩き、途中で車に拾われて余部の集落にたどりついた。その日はユースホステルに泊って、翌朝は橋のたもとの餘部駅から動いていた列車で惜しいかな鉄橋の先の鎧方面ではなく、浜坂方面へバックしたのだった。それが唯一、明るいうちに余部鉄橋を渡るチャンスだった。
 その美しい余部鉄橋が架け替えられるという話をきいて、それから何度も行きたい行きたいと思いながら、とうとう機会を逃してしまった。京都大阪までは何度も行っても、そこからが遠い。列車本数が少ない、不便、1日がかり、いくらでも言い訳はできるけれど、要するにそれだけの熱意がなかったということなのだろう。
 そうやって大切なことを置き去りにしたまま人生が終わってしまう。この歳になると、それはもう取り返しがつかないことなのに。今日のこの悔しさを忘れまい。


2010年7月15日 (木)

STNにみんな集まれ~

 STNって何?なんていってる人は時代に取り残されるよ、まったく。
 今日はやっと今季の青春18きっぷのパンフを入手したので、それで記事を書こうと思ったのだけれど、このせたなパワーの前にはすべてがぶっ飛んでしまった。
 毎年話題をさらう、せたな町の観光ポスター。今年のバージョンが発表されたというニュース。いやあ熱いというか暑苦しいというか、とにかくすごい。AKB48を意識してSTNだそうだ。出演してるのは20~40歳代の町職員の女性7人。40歳代まで動員ってのもまたなんというか。
 過去のポスターはここで見られる。こういうパロディを大まじめに毎年作り続けるエネルギーというか、枯渇しないアイディアはまったく称賛に値する。なんといっても一躍せたな町の名をとどろかせたのが2006年の「夏のセタナ」。冬ソナの向こうを張って夏セタ、これを町として本気でやったところがすばらしい。いまでも各種サイズ壁紙ダウンロード可、って誰がそんなもんほしいかい(笑)。
 せたな町は平成の大合併前に瀬棚町だったときに一度だけ行ったことがある。とっくの昔に廃線になった国鉄瀬棚線に乗りに行き、夕方の列車で瀬棚駅に着いて歩いて瀬棚港まで行って日が暮れ、帰りは暗い中を折返し列車で国縫へもどった。シンボルの三本杉岩もちらっと見ただけだ。
 鉄道はなくなっちゃったけれど、こういうおもしろいポスターの町ならまた行ってみたいなと思う。そう思わせるのだから、たしかに宣伝ポスター成功してるじゃん。
 今年のポスターは16,17日に札幌地下鉄車内に掲出されるのだそうだ。明日は久々に地下鉄通勤するかな。

2010年7月14日 (水)

夏はサッポロ

 今季初のビアガーデン。大通りはまだやってないので、札幌駅南口広場サマーフェスタへ。
 驚くべきことか、ここは7/1-8/29と超ロングランのうえに、平日は1600-2330という営業時間の長さ。しかも銀座ライオンの営業なので、もちろんビールはサッポロオンリー。うむむ、ポイント高い。
 大ジョッキが720mLと大通りより小ぶりなのと、後ろのねえちゃんがスモーカーで煙たかったのがマイナス点か。しかし、この夏この引力に逆らえるだろうか...。

D1000066_2

2010年7月13日 (火)

買い換えどき

 そういえばと思って調べてみたら、いま使っている携帯D905iを買ったのが2008年2月23日だから、もう2年4ヶ月以上もたつのだった。今はどうか知らないけれど、以前は2年が買い替えの目安だったので、そろそろ次は何を買おうかなと物色していたものだが、最近は興味が薄れてとんと忘れていた。もう900番代シリーズはとっくの昔になくなって06とか07とかの番号になっているが、最新情報をフォローしていないので何が何やらよく知らない。新型の機種は何が変わったのだろうか。
 そもそもいま携帯ってほとんど使わないからな。だいたい電話嫌いだし、メールは好きだけど打つならBlackBerryの方がずっと便利だし。唯一なくてはならないのが、おサイフケータイのFeliCa機能だけだ。これだけのために持ち歩いているといっても過言ではない。先日も職場に定期入れを忘れたのに改札機前で気づいてあれれとなったときに、すかさず携帯を取り出してタッチして事なきを得た。mobileSuicaはKitaca圏内でも有効なのでこういう芸当ができる。コンビニで財布だしたことなどもう1年以上ないかも。
 BlackBerryにFeliCaが搭載されたら2台も持ち歩かなくてすんで便利なのに、といつも思う。そのBlackBerryは新機種9700の日本語版が出て、こっちは大いに興味があるけれど、まだ現機種の2年縛りが来春まであるのでがまん。たぶんそれなりに気に入っているD905iももうしばらく使い続けることになるのだろうな。
 画面の背景はどちらもお気に入りの五島の海。だけど時計の時刻がずれているのが謎だ(笑)。

100713

2010年7月12日 (月)

ナンバーカード引換券

 北海道マラソンのナンバーカード引換券が来た。今年はナンバー6832。スタートブロックがG。去年はナンバー5877でスタートがFだったから、さらに1000人分も後方へ押しやられた格好だ。なんでだろう。去年より申告タイムが悪かったかな。このあたりはもうゴール予想5時間くらいのローレベル集団なので、まあ気楽に走ろう。
 国東がなくなってぼくの1年の最大イベントであるウルトラマラソンの予定がなくなってしまったので、週末のランニングも消化試合みたいで今一つ抜け殻状態だったけれど、考えてみるとこの北海道マラソンという結構大きなイベントがあったのだった。コースが札幌市内だし、レース終盤は北大構内なのでどこで誰に見られるかわからない(誰もみてないって(笑))。やっぱりしっかり走り込んでおかなくては。
 午後、職場に赤十字の献血車が来たので献血に行ってきた。ヘモグロビン濃度はどうかなと思ったら、13.9とのこと。前回と全く同じですねといわれた。ぼくはだいたいふだんからヘモグロビン量が少ないので、そっかまずまずだなとその場では思ったものの、後で考えてみたら前回というのは1月のことだから、ほとんど負荷のかかってない冬と同じ値ということだ。例年、走り込みをする夏場は貧血気味になるのが常なのに。むむ、これは全然トレーニングが足りないということでは。北海道マラソンまであと一月半しかないのに。

100712

2010年7月11日 (日)

開票速報

 まあ予想したことではあるけれど、開票速報番組のつまらないこと。昔から選挙は好きで、開票速報を固唾をのんで見守っていたものだけれど、それも今は昔。
 投票終了の8時を待ちかねたように、開票がまったく行われていないにもかかわらずどんどん獲得議席数が増えてゆく。8時前の放送開始時に、事前の世論調査も出口調査の分析も終わっています、と言っているからには放送局的にはもう投票終了前におおよその議席配分は決まっているのだろう。まさか投票終了前にそれを流すわけにはいかないから、8時までじりじり待っているというだけのことだろう。あほくさ。
 なら、なんのための開票作業なのだろう。答え合わせ?それって逆じゃないの。開票結果こそが唯一無二の厳正なる解答であって、事前の予想などは競馬予想紙の◎印みたいなものなのでは。それがいくら強いからってオグリキャップだかハイセイコーだかしらないけど、ゴールする前から優勝!なんて報道して馬鹿じゃないのか。あたりまえの話だけど、投票結果を決めるのは選挙管理委員会であって、テレビ局ではない。思い上がりもいいかげんにせよといいたい。
 そのうえ、それを受けて選挙事務所で万歳するアホ候補者がいるのにはまったく呆れて開いた口がふさがらない。開票率0%とか1%とかでよく万歳できるな。一票一票の重みを理解しているのだろうか。なんでこんな有権者無視の輩が圧倒的に当選するのか不思議だ。これだけ有権者がなめられているのだから、いくら選挙やっても政治がよくなるなんてことはありえないよ。まあその程度のアホ候補者に投票する選挙民もそれだけアホだということだ。あとからいくら文句言ったって自業自得。
 今日のランニング。20.6km/129min。今月の累計距離82.2km。

2010年7月10日 (土)

「冥談」

★★☆☆☆。
 やっぱり「幽談」を読んでしまったあとなので。
 どこが違うんだろうか。というか、同じコンセプトの続編なのだろうな。体裁といいタイトルといい。となると、所詮は二番煎じ。
 さすがに語り口はうまいと思うし、それなりに楽しめはする。「柿」なんて厭だよねぇ。柿食べるたびに思い出しそう。けれど、京極物をもれなく読んでいるファンの目からすると、マンネリ感は否めない。それに、主題である不条理な怖さという以前に、今回はところどころ説明過多な理屈っぽさを感じてしまう。たとえば「予感」。
 なかでは「凮の橋」だろうか。郷浜、劫之濱などの地名が妙に北辺のリアリティを醸しだしている。橋にまつわる記憶と伝説も効いている。ただし不倫云々はまったく異質で違和感がある。エピソードを加えるにしてももう少し同質の色彩にできなかったものか。
 怪談はもういいから、そろそろ京極堂で勝負してほしいなあ。さんざん待たされている次作「鵼の碑」については、プロットや断片が漏れ聞こえてくるからもう間近のようだけど。

Img_0932
 今日のランニング。17.3km/109min。今月の累計距離61.6km。

2010年7月 9日 (金)

献血車きますよ

 やっぱり半年前(1/27)とかぶりそうになった。ので、ちょうど赤十字血液センターから案内のDMが届いたこともあり、今回は当日ではなく予告ということで。
 奇特なこのブログの大半の読者は周辺の学生さんたちと思われるので、これを見たらできるだけご協力を。
 ぼくももちろん行くつもり。以前、ただでさえ貧血気味だったうえに7月初旬に100キロマラソンを走っていた時期は、夏の献血車はパスしていたこともあったけれど、ここ数年はなんとか血色素値が持ち直しているのでたぶん大丈夫だろう。
 それにひょっとして血液を抜いた状態で有酸素運動したら超回復しないだろうか。それならすごくうれしいけど。来月は3600mを超す高地滞在の予定があるので、少しでもヘモグロビンを稼いでおきたい。

Img_1100

2010年7月 8日 (木)

飛行機で生ビール

 全日空が20日から機内で生ビールを販売するというニュース。機内に持ち込める専用サーバーを共同開発したんだそうだ。写真を見ると、ドームで売ってるような手持ちのガンみたいなのでプラカップにシュッと注いでいる。スチュワーデスがタンクを背負って売り歩くのだろうか(笑)。400mLでおつまみつき1000円。1便につき20杯か40杯の限定販売というからタンク容量が8Lなのかな。
 羽田札幌便も17時以降は販売するらしいけれど、さすがにこの値段は高い。これなら搭乗待合室で飲んだ方がいいような。それと気になるのは銘柄だけれども...。もっとも、そもそも羽田線は最近はskymarkかairdoしか乗ってないからな。試してみる機会はありそうもないのが残念。

2010年7月 7日 (水)

「覚悟の人」

★★★☆☆。
 力作。この著者はこういう堅めの本とエンターテインメント系の本と2種類に分かれている。堅い方は、江戸時代の経済史・政治史が主題で、歴史経済小説というジャンルの第1人者だ。この本の主人公も、江戸末期のきっての経済幕僚といっていい小栗上野介忠順。
 のっけから、開国まもない日本でのドルと一分銀の交換比率の話で始まる。ややこしい話だけれど、説明がきちんとなされているので落ち着いて読めば理解できる。いろいろな幕末小説でひっかかっていたことが理解できてうれしい。咸臨丸で渡米するあたりの話は、つい最近読んだ「青雲遙かに」と重複するが、国務長官カスに談判して挫折するところなど、まあどこの人間も本音と建前は別なのに、あまりに短兵急に直球勝負しすぎという感じ。全編を読むと、この人はそういうまっすぐに生きた人なのだというのがよくわかる。
 物語は一転して対馬に不法占拠するロシアの話になり、多分に脚色があるのだろうけれど、やりとりがなかなかおかしい。若い小栗は正直すぎていいようにあしらわれているし。後半は、勤皇倒幕から大政奉還への何度も何度もいろいろなところで読んだ幕末史。ただ、金の遣り繰りの話が中心になっているのが他の維新史との大きな違いで、ここでは経済に明るい小栗の面目躍如だ。
 生粋の幕臣として時代に殉じたために、最後は維新のどさくさに捕えられて斬首されてしまうが、薩長の破落戸同然の幕末の無頼漢がそろいもそろって明治の元勲に居座るにいたったことを思うと、そのぶれない生き方はいっそ小気味よい。
 刑死した慶応4(1868年)で享年四十二とあってびっくり。そんなに若かったのか。物語のはじめが安政6(1859)年だから、この重厚な伝記はたかだか10年ほどのことなのだ。まさに歴史が動いたその奔流の中を流星のように生き切った。覚悟の人、まことにふさわしいタイトルだ。

Img_0843

2010年7月 6日 (火)

なんぢらの中、罪なき者まづ石を擲て

 NHKが名古屋場所のテレビ・ラジオ中継中止を決定。なんというかもう袋叩き。そこまでするかという感じ。賭博にかかわった力士は謹慎で欠場するのだし、理事長はじめ関係の親方も謹慎するのだから、出場して相撲を取るのは問題ない力士だろうに。連帯責任なのか。ぼくには「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」としか見えない。
 どっちみち相撲中継なんて見ないし、昔はともかく今の相撲は誰が勝とうが負けようがほとんど興味ないからどうでもいいのだけれど、このところの大騒ぎは異常に思える。
 そもそも野球賭博が悪いのは開帳する方だろう。そっちの捜査はまだまだ進んでいないのに、関係した力士ばかりが叩かれている。琴光喜は大嶽親方の勝ち金を代理で回収しようとして逆に恐喝されて多額の口止め料を払ったのだという。その点だけみれば被害者なのでは。賭博に関わったこと自体が違法行為であるにしても、まだ起訴も立件もされていない(よね?)のに、本人が自ら辞職するというならともかく、問答無用で解雇だと。百歩譲って雇い主(相撲協会)が馘首するのならまだしも、協会には自浄能力がないとかなんとかで、寄ってたかって世論という名のマスコミ(評論家)や外部委員の外圧で押し切られた格好だ。
 仲間うちで花札をやったからといって横綱白鵬までが頭下げていたけれど、それしきのことで記者会見して謝罪しなければならないのなら、日本中謝罪会見だらけになりそう。テレビに映るスポーツ選手や芸能人や著名人は社会的影響が大きいので常に清廉潔白でいなければならず、何か汚点があるとたちまち葬り去られてしまう、というのはなんとも恐ろしい思想だ。
 人間誰しも過ちはある。ましてや人を傷つけたとか騙したとかしたわけではなし、過ちを認めて心をいれかえてやり直せばいいではないか。ぼくは琴光喜のファンでも何でもないけれど、心機一転また土俵に上がって頑張るところを見たいと思うけど。

2010年7月 5日 (月)

「食のリスク学」

★★★☆☆。
 内容を見ないでタイトルだけで買うとこういうことになる。まとまった書き下ろしではなくて、講演、対談、ブログなどをまとめたよくある編集本だった。なので内容はいいけど少し減点。2000円もするのだから本はちゃんと書いてよね。
 「食の安全・安心」がひとつのキーワードになっている時代なので、この手の本は最近よく目にする。本書にも登場する、松永和紀、高橋久仁子、畝山智香子あたりが情報発信源で、ぼくも何冊か読んでいる。いかにもまっとうな内容であり、巨大情報源であるマスコミやネットが大量かつ無責任に垂れ流している内容と相容れない科学的誠実さに満ちている。
 本書は、著者の専門領域であるリスク評価の観点で定量的な考察がなされているところがセールスポイントだろう。取り上げられている内容は目新しくないけれど、数式できちんと説明されるととても説得力がある。人は自分の財布で買い物するときは真剣にコスト計算するくせに、一般論になると偏執狂のようにゼロリスクをもとめがちだ。それがいかに不合理で、間尺に合わないか、それはリスクベネフィット計算で明快にあらわされる。
 が、本というものは数式がひとつ出てくると売り上げが10%落ちるという説があるように、だから一般受けするかというとそれは別問題だ。よほど関心のある人以外、2000円払って一般の人は買わないだろう。なら手軽な新書判くらいに書き直したらどうだろうか。主婦は買ってくれるだろうか。たぶん似たようなものではないか。テレビのワイドショーで集中して取り上げたらどうだろう。おそらくそれが一番効果があると思う。だけど絶対テレビ局はやらないだろう。
 一般市民がテレビや新聞が客観的で正確な情報源だと根本的な誤解をしているうちは、食の安全に限らず社会がいい方向に向かうとはとても思えない。

Img_1099

2010年7月 4日 (日)

虫の知らせ

 な、な、なんとっっ!!
 国東半島100キロマラソン、昨年の第10回をもって終了。今年は開催されないのだと。
 そうか。昨日のローテンションはこれが原因だったのか。虫が知らせたのだな。悲しい。
 ぼくが初めて100キロマラソンを走ったのが、この国東半島で2003年の第4回大会。なんで初レースが大分県なのか、どこでこんなローカルなレースを見つけたのか忘れてしまったが、このときは制限時間が14時間だったので、81キロ関門制限にトラップされてDNF。翌年の2004年第5回大会から制限時間が15時間に緩和されたので、リベンジに出かけて完走。これが100キロマラソンの初完走レースとなった。50歳のときだ。
 その後、2005年はエントリーしたものの直前に人間ドックの精密検査がはいってDNS。2006年も風邪をひいてDNS。2007年はエントリーなし。2008年の第9回大会は国体の関係で例年より3週間遅れの10月開催だったが、そのせいで4月の鎖骨骨折で準備が遅れていたので助かって4年ぶりに出場して完走。昨年の第10回は体調よかったのに暑さのせいで思いがけず52キロでリタイア。
 で、今年は満を持してリベンジに出かけるつもりだったのに。残念無念。小さいけれどアットホームでいいレースだったのになあ。結局4回走った秋の国東半島、懐かしい。こんなことなら昨年完走しておきたかった。
 3回走ったくりやま100キロもなくなってしまったし、ぼくの走れるレースはどんどんなくなってしまう。さしあたり今年の目標がなくなってしまった。どうするかなあ。

100704

 今日のランニング。20.3km/136min。今月の累計距離44.3km。

2010年7月 3日 (土)

GIFT

 7月は一番好きな月。爽やかで、明るくて、ちょっぴり暑くて、目いっぱい汗かいて、何もかも忘れて走れる月。
 その7月の幕開けだというのに、いまひとつ気分が乗らない。走っても走っても、ゴールが遠すぎる。

 地平線の先にたどりついても
 新しい地平線が広がるだけ
 「もうやめにしようか?」 自分の胸に聞くと
 「まだ歩き続けたい」と返事が聞こえたよ

 目標としているレースはまだ3ヶ月近くも先だ。だけど、そのために今から地道にトレーニングを積んでいかなければならない。それは頭ではわかっているけれど、ずっとモチベーションを持続させるのはなかなか難しい。ときに何もかもが面倒になって投げ出したくなる。

 知らぬ間に増えていった荷物も
 まだなんとか背負っていけるから
 君の分まで持つよ だからそばにいてよ
 それだけで心は軽くなる

 そんなときに、心の支えになるものは何だろう。それは、過去の栄光でもなく、未来の栄誉でもなく、それは、今すぐそこにある、愛するものの笑顔だったり、ほんのちょっとした言葉だったり、ぐしゃぐしゃになったGIFTだったりするのだろう。

 果てしない旅路の果てに
 『選ばれる者』とは誰?
 たとえ僕じゃなくたって
 それでもまた走っていく 走っていくよ

 この道がどこへ続いていようと、走り続けるしかない。すべての支えてくれた人にぼくのGIFTを届けるために。


 このPVが好き。子供も大人もなんて楽しそうなんだろう。元気出さなくちゃ。
 今日のランニング。24.0km/167min。今月の累計距離24.0km。

2010年7月 2日 (金)

利用者アンケート

 ふっふっふ。身のほども知らずにまた来たね、明智君。開けて驚くなよ。なんて、ふ、古っ。いくらぼくでも怪人二十面相世代ではないので、念のため。
 朝、最寄り駅の改札口で渡されたのが、この恒例の利用者アンケート。もちろん毎年欠かさずに協力している。書きたいことが山ほどあって、自由記入欄が全然足りないくらい。ぼくはこういう意気込みだけれど、見ているとどうもアンケート封筒を渡す社員のしぐさが遠慮気味で歯がゆい。改札機に向かう人に声をかけて、振り向いてくれたら遠慮がちに渡す、という感じなので、朝急いでいる人は無視してどんどん通り過ぎてしまい、ぼくのように封筒をもらっている人は少数派だ。
 朝は忙しいから邪魔にならないように、と思っているのならそれは大きな間違いで、毎朝利用している定期客にこそ意見をうかがうべきだろうに。選挙のビラ配りみたいに押しつけるように渡すくらいでないと。
 今年は何を書こうかな、楽しみだなあ。夏場の非冷房車両運用については、電化工事完成とともになくなるのでもう大目に見るとして、まずはやはり喫煙所問題だな。ホームの喫煙コーナーを撤廃してほしい。朝の乗車整列位置にあるので運が悪いとタバコの煙の中で並ばないとならない。ホームで待つ5分か10分にタバコ吸うなよな。当然撤廃してしかるべき。
 毎日利用するあいの里教育大、桑園駅ともに駅の喫煙コーナーが出口横の外にあって、これもよくない。駅舎内ではなく外なら開放空間だからよいということにはならない。駅舎にはいるときに煙が流れてきて不快だ。禁煙の車内から出てきて駅から出る瞬間にすかさずタバコに火をつけるとんでもない輩が多いので、出入り口周辺は煙害を被りやすい。少なくとも公共施設である駅から100m区域は禁煙にするべきだろう。
 それからっと。石狩太美駅のトイレにはトレペが常備されているのに、札幌市内の駅はぼくの知る限りどこも紙がない。これが不思議。太美駅のはJRではなく当別町が供給しているのだろうか。とするとこれは札幌市に要望を出すべきなのかな。東京メトロだってちゃんとトレペはあったぞ。スーパーや店舗でトイレに紙がないところなんて考えられないけど、これくらい利用者向けのサービスじゃないんだろうか。
 それから...、ときりがないのでこのくらいで(笑)。JR北に要望があってアンケート用紙をもらいそこねた方は、「100702.pdf」をダウンロードして直接本社に送ってはいかがでしょうか。

100702

2010年7月 1日 (木)

「占い師はお昼寝中」

★★☆☆☆。
 はあ。こういう本をまじめに論評してもしようがないのだが。タイトルからして嫌な予感がしたらそのままだったというか。
 辰寅というのが主人公の名前。榎木津の探偵事務所の給仕じゃない使用人?てこんな名前じゃなかったっけ。まあいいけど。でも、本名は猫丸だろという感じ。思考パタンがそっくりだ。もちろん著者がすべて考えているのだから当たり前といえば当たり前。
 一見不可思議な状況にそれっぽい説明をあたえる、というのがこの手の連作短篇の常道で、一応の納得いく説明になってさえいればそれが真実だろうが見当はずれだろうが関係ない。単純に論理の可能性を楽しむべきものというスタンス。最近この手のものが多いような。馬鹿馬鹿しかろうがなんだろうが、もともと正解はないのだから書き放題。こんなので本が売れればそりゃ楽だろう。しかし、占い師という設定はちょっとひどくないか。まあ多少不可思議なことが身の回りに起こったとして、占い師に行くか。そこらあたりがあまりに安易すぎる。
 全6作すべて同じ調子で、どれかひとつくらいはというのが皆無というのもおそろしい。1作目の女の子と6作目の男の子がよく描けているのが、前にも書いたけど宮部みゆきを思わせるこの作者の美点ということで、大まけして星二つ。

Img_0808

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

無料ブログはココログ