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2011年7月

2011年7月31日 (日)

廃校

 最近よく走るランニングコース。当別町川下の337号線当別川橋下流の南5線新橋のたもとに小さな神社があるのは知っていた。そのすぐ先に小学校があるのを見つけた。川下小学校。木造の昔懐かしい感じのいかにも学校らしい建物。ただ草がぼうぼう。校庭に記念碑が建っていて、その沿革をみると明治37年3月創立というからこの地にしてはずいぶん由緒ある学校だ。ただしその先をみると、平成16年3月に開校100年の歴史をもって閉校とのこと。7年も前のことで、どうりで草ぼうぼうなわけだ。周囲は田園地帯だけど、ほとんど人家はない。札幌や江別の市街地に近いこのあたりでも過疎化で住民が減ってしまったのだろう。
 記念碑のすぐ横に石板があって、それによれば閉校前年秋の2003年11月にタイムカプセルが埋められていて、開封日が2013年5月5日となっている(写真手前にその石板が写っている)。そこには3年生から6年生まで子供たち9人の名前が刻まれている。そのうち6年生が4人なので、その卒業とともに閉校になってしまったのだな。再来年の5月には20歳前後になった9人がここにもどってくるのだろうか。ぜひもどってきてほしいなと思う。

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 今日のランニング。21.3 km/139 min。今月の累計距離 251.2 km。

2011年7月30日 (土)

「暗い鏡の中に」

★★★☆☆。
 マクロイは4冊目だろうか。これぞ伝説の最高傑作という触れ込みだけれど、あまり感心しない。読み終わって少し日が経ってしまったので当初の感慨が薄れてはしまっているが、読んだ当座もなあんだこれかよという感じだった。
 女学校教師が、同時に複数の場所に目撃されるという生霊疑惑によって解雇される。それに付随して不可解な殺人事件が起こって、という話。一見合理的な説明が不可能な謎に対して、いかに納得しうる解決を用意するかというのがミステリの基本なのだけれど、このありきたりの真相と未消化な終わり方には少々拍子抜け。超常現象として逃げてしまわないで一応はきちんと犯人と方法を用意した点は評価できるけど、意外性は希薄でインパクトないんだよね。

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 今日のランニング。19.5 km/125 min。今月の累計距離 229.9 km。

2011年7月29日 (金)

発表会

  またまた毎年恒例の英語コース論文発表会。うちの大学院には英語で教育する留学生向け特別コースがあり、これが10月入学9月修了なので、例年7月最終の金曜日に修士論文および博士論文の発表会がある。このコースには約15研究室が参加していて、定員が修士博士各5名なので、1.5年に1回はどちらかの修了生を輩出する計算になる。今年はうちはインドネシアから来ている留学生のMさんが無事5年間の課程を終えて博士論文を提出し、今日の公開発表会を迎えた。
 この英語コースに限らず、日本人学生でも教え子の卒論、修論、博論の発表会あるいは学会発表は緊張するものだ。いや発表する当人がではなくて、発表を聞いているこっちが。発表内容などは全然耳に入らず、ただただ無事に時間が過ぎて発表が終わってくれることを祈るばかり。その点留学生はだいたい度胸があり、今日のMさんもこっちの緊張はよそにまったくもって堂々と発表していて、何も心配することはなかったのだが。
 彼女が5年前に大学院生として来日したときのことを思い出す。正式なミドルネームがやたら長くて、パスポート表記すら続きは次頁とかなっているくらいなので、日本的な各種書類の氏名記載欄におさまりきらずいろいろなところで問題を起こしたりとか。専門知識のバックグラウンドや化学実験の技術は必ずしも十分とはいえず、右も左もわからない状態だったのが、植物抽出物からアッセイを繰り返しながら、各種クロマトグラフィーを駆使して化合物を単離し、1D, 2DNMRの詳細な解析で構造を決定していった今日の発表内容を聞いていて、ずいぶん成長したものだなあと5年間の時の長さに改めて感心してしまった。
 発表の最後の謝辞のスライドに研究室メンバーの写真がでてきて、それが昨年秋のぼくの誕生日の集合写真だったのがなんとも。本人の話ではみんなが写っていてこれが一番いいのだということだ。写真が少し小さくて発表をみていた人にはたぶんわからなかったと思うけど、中央のぼくが手に持っていたのは学生手作りのバースデーケーキ。いやはやこんなところで衆目にさらされるとは(笑)。

2011年7月28日 (木)

改訂版

 これも毎年恒例の書籍販売実績報告が化学同人から届いた。前年5月から当年5月までの販売実績と印税金額を計算したものだ。これがこの時期の楽しみのひとつでもある。残念ながらこのところ年々売り上げは減ってきて、額はここには書けないけれど、今年は4,5年前に比べると「ビギナーズ有機化学」も「ビギナーズ有機構造解析」も約4割近く減少している。後者はともかく前者はすでに2000年10月の刊行以来10年以上経ってしまったので、新鮮味がまるでなくなってしまっているのは致し方ない。
 というわけで、これは別に秘密じゃなくて書いてもいいのだろうな、「ビギナーズ有機化学」は改訂版刊行の企画が進行中で、今年の年末をめどに原稿を執筆するはこびになっている。といいながらまだ1字も書いてないので、これから夏休み2ヶ月の間にフンドシ締め直して目鼻をつけてしまわないと、とここに宣言して自分を追い込もうという魂胆なわけね(笑)。
 初学者にもわかりやすくというのが基本ポリシーなので、下読みをしてもらう学生さんにお願いだけはしておいた。そのお礼の一部として、販促?で配付している「元素生活」クリアファイルがたくさんあったのでそれを前渡ししたら、へえ~、おもしろい~!、とえらく喜ばれた。「元素生活」ってあまり知られてなかったんだ、とこちらがちょっとおどろいたりして。

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 今日のランニング。7.0 km/40 min。今月の累計距離 210.4 km。

2011年7月27日 (水)

北海道はサッポロビール

 毎年恒例の大通りビアガーデン。昼過ぎにすさまじい雨が降ってどうかなと危ぶまれたけど、夕方はおだやかな天気になって南東の空には虹が架かっていた。18時過ぎに駆けつけたのにほぼ客席は満員。夏のひととき、戸外で心地よくジョッキを傾けられるのは、ほんとにこの短い時期だけなので、誰しも思うところは同じだろう。
 ぼくの今年の消費量は4L。まずまず例年並みということで(笑)。

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2011年7月26日 (火)

追突事故

 中国の鉄道ってのは魅力あって、4年前に関口知宏がNHK-BSの中国鉄道大紀行で36000キロという途方もない最長片道切符の旅をやっていたときは毎週欠かさず楽しみに見ていたものだ。国土が広いから当然ではあるけれど、路線が多くバラエティに富んでいる。縮小の一途をたどっている日本やアメリカと違ってまだまだ鉄路が輸送の主役だ。それに今でもどんどん新しい路線が敷設されたり、高速鉄道網がすごい勢いで整備されつつある。まったく鉄の血が騒ぐ国なんだよな。
 昨年乗った青蔵鉄道とか、その前の上海の時速430キロリニア路線とか、ぼくの乏しい経験からしても実際に乗ってみてめちゃくちゃおもしろい。なので、当然のことながら先だって開業した北京~上海の高速鉄道も機会があれば乗ってみたいと思っていた。その矢先にこの事故だ。しかし運行システムのトラブルとはいっても信じがたい。緊急停止していた先行列車に後続列車がほとんど減速しないで追突したなんて、あまりに原始的すぎるよ。16両編成同士の衝突であんな高架橋から車両ごと転落してよくも40人くらいの犠牲者ですんだものだ。そこがまた中国的というか、事故車両を埋めたり掘り起こしたりしているみたいだけど、しっかり原因究明して安全体制の見直しをしてもらわないと、ちょっとおいそれとは乗りに行けないよねこれじゃ。でも中国にはまた行く機会がありそうだから、行ったらつい乗るんだろうなきっと。まあ飛行機なら安全なのかいという気もするし(笑)。

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2011年7月25日 (月)

「いつもの朝に」

★★★☆☆。
 これはミステリというよりも、家族小説なんじゃないかな。主人公は1歳違いの中学生兄弟、なんでもよくできるミラクルボーイの兄桐人と正反対のダメ弟優太。それに少女のような画家の若いお母さん日向沙羅。その沙羅の小さい頃に襲った一家惨殺事件にまつわる謎が一見平和な家庭を揺るがす。優太と桐人それぞれがそれぞれの思いで謎解きに翻弄されてゆき、二転三転した結果明らかになる意外な真相は...。あれ、やっぱミステリじゃん。まあミステリとしては底が浅いので大した緊迫感はないけれど。
 それと、ネタばれになるので書けないけれど、この主要プロットはある有名な小説をすぐに思い出させて、二番煎じ感が強いのがマイナス。な~んだあれか。だけどそれはある一部の筋書きだけであって、もちろん全然別の小説だ。そして、終わってみれば、沙羅、桐人、優太のすばらしい家族愛の小説なのだとわかる。なんてちょっと評価が甘いかな。ミステリではなく家族小説としてなら多少軽くて間延びしていても十分及第点だと思う。優太とクラスメートの千夏がまたいい味出してるよな。この2人は最後には結婚するんだよね、ってことくらいはバラしたっていいよね、ミステリじゃないんだから(笑)。

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 今日のランニング。6.6 km/37 min。今月の累計距離 203.4 km。

2011年7月24日 (日)

いきものまつり2011

  「いきものまつり2011どなたサマーも楽しみまSHOW!!!」
 いや、誰が考えたんだよこのベタなコピー。横浜スタジアムでの3万人ライブ。プラチナチケットは当然手に入らないし、入っても行けないのでカミさんとライブ・ビューイング会場に行ってきた。香港、台湾を含む80近い劇場で同時開催というからすごい人気だ。何か浮きそうでやだなという心配は全然無用。ファン層の広さを反映してか結構同世代くらいの観客もきていた。
 いやあ、しかし吉岡若い。広いステージを走る走る。3時間以上もずっとあんなに飛んだり跳ねたり走ったりしながら息切れしないで歌えるんだからすごいね。マラソン走るより大変だろうな。おじさんはつくづくうらやましいと思ったよ(笑)。

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 今日のランニング。20.7 km/140 min。今月の累計距離 196.8 km。

2011年7月23日 (土)

アナログ終焉前夜

 まだまだ先の話だと思っていたアナログ放送の終了が明日に迫った。ほんとに明日の正午に停波してしまうのだろうか、これはけっこう大変なことだな。
 我が家の居間のテレビは、数年前に故障買い換えを余儀なくされたときにすでにデジタル化済みなので、今になってどうこうということはないのだが、2階のセカンドテレビはアナログのままだし、PCにつないでいるチューナと車載のTVもそうだ。それらが明日午後からは見られなくなる。他はともかく、PC接続のは録画したりニュース見たりしているので見られなくなると不便だ。というわけで、PC用のデジタルチューナを購入。チューナに関してはこれまで使用していたIODataのGV-MVP/RZ2が必ずしも使いやすかったわけではないのだけれど、なんとなく後継機種のGV-MVP/XZ2を買ってしまった。
 一昨日のLANルータ買い換えのときもそうだったけれど、今の機種は昔に比べてセットアップがとても簡単。マニュアルも本じゃなくて折り畳んだ紙だし、デフォルト利用にはそのくらいで十分なのだ。というわけであっという間につながってきれいな画面でテレビが、とはいかなかった。インストールは正常だけどいざ視聴の段になるとエラーが出て映らない。どうもデジタル放送のコピープロテクト関係で、古いディスプレイが対応していないということに気づいた。COPPだのHDCPだのというやつだ。今だに愛用しているディスプレイはEIZOのS170。年月を経てもこの画面の美しさには大満足だが、いかんせん古い規格なのでデジタル放送のHDCPには対応していないのは仕方ない。
 しようがないのでPCのDVI出力をアダプタでアナログDsubに変換してアナログ入力で見ることにした。こうすればコピープロテクト制限には引っかからないのでちゃんと画面が表示できる。ただ、せっかくのデジタル放送をわざわざアナログに変換して見るというのはもちろん納得いかないよな。なにやってんだよという感じ。でも正直言うと、ディスプレイをアナログにしても、以前のアナログ放送をディジタル画面で見ていた時よりも数十倍は画面がきれい。心情的には納得いかないけど実質的にはこれでも十分なのかもな。わざわざディスプレイ買い替えなくてもしばらくこれでいこうっと。

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 今日のランニング。20.9 km/137 min。今月の累計距離 176.1 km。

2011年7月22日 (金)

さくらのさくひ

 矢崎節夫/福原ゆきおのこの絵本、ぼくが大好きな一冊でいつも手元にある。
 水を吸う力を失って花を咲かせられなくなった桜の老木のために、もぐらが一生懸命水をはこんだのに力及ばず疲れて倒れてしまった...。
 「ごめんなさい。ぼくはもうだめだ。」
 「でも、もぐらはしらなかったのです。もぐらがたおれたちょうどそのうえでは、いまさくらのきがしずかにはなをさかせはじめたことを。」
 あきらめなければ、夢はきっとかなう。桜の咲く日がきっと来る。

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2011年7月21日 (木)

無事復旧

 テレビはなくても全然平気だけど、PCでのネット環境がないというのはやはり耐えられなかった。スマホという手もあるけれど使い勝手が違い過ぎる。ブログのアップもメールの読み書きも不自由だ~と学生相手にこぼしていたら、ブログちゃんと見てますよと思わぬレスポンスが。う~ん、読んでくれてるならなんとかせねばと現金に考えなおす(笑)。
 昨夜は無線LANルータの問題だとは思ったものの、今ひとつ切り分けができないままだったが、原因についてぐだぐだ考えても仕方ないので、仕事の帰りにヨドバシでIOdataの無線LANルータをえいやっと購入。帰宅して接続したらいとも簡単につながってしまった。やれやれよかった。
 今でこそPC周辺機器もいろいろなメーカーから出ているけれど、ぼくらの世代ではIOdataとBuffalo(Melco)が双璧で、似たような製品が似たような価格で出ていて鎬を削っていた時代が長い。なので何か買うときはついこの両社製品を比較するくせがついている。どっちが決定的に優れているということはなく、辛口にいえばまあどっちもどっちなのだけど。ただ、無線LAN製品についていえば、ぼくは職場で使っているBuffalo製品の不安定さには常に悩まされ続けていたので、当然IOdataを買おうという選択になる。自宅で今まで使っていたのもこっちだし。それはともかく、ヨドバシってBuffaloとつながりがあるのだろうか。PCサイトでも札幌店店頭でも大々的に売っているのはBuffalo製品で、IOdataのはすみっこにやっと1台だけあった。
 写真の右のが古いWN-G54/BBRで取説をみると2003年になっているから8年以上前の機種だ。左のが今日買ったWN-G300DR。性能はもちろんデザインからして時代の差を感じてしまう。

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 今日のランニング。7.0 km/42 min。今月の累計距離 155.2 km。

2011年7月20日 (水)

ネットワーク崩壊

 なぜか自宅のネットワーク環境が崩壊。たぶん無線LANアダブタの障害だと思うけど、ケーブルで直結してもオンラインにならないのが意味不明。
 携帯からのmoblogはできるけどメチャ不便。もうつまらんブログなんかやめなさいよということかい(笑)。
 今日のランニング。7.0 km/43 min。今月の累計距離 148.2 km。

2011年7月19日 (火)

「賢者はベンチで思索する」

★★★★☆。
 よくある安楽椅子探偵ものというか、日常生活のちょっとした不思議を合理的に解き明かす蓋然性推理ものというか。内容的には犯罪ともいえないようなできごとに対して、意外な真相(あるいはそう考えられるもの)を導いてなるほどとうならせるというわけだが、たいていの作品では何だよこんなものというか、真相導出に必然性がなくて感心しないものが多い。
 そういってしまえばこれもその類例に過ぎないのだけれど、近藤史恵が書くとやはりうまい。このあたりですでにぼくの先入観がはいってるか(笑)。主人公というか語り手が専門学校を出たものの思うような就職先に恵まれずファミレスでバイトしている七瀬久里子、それに探偵役がそのファミレスでいつも同じ席でコーヒー一杯でねばっている正体不明の怪しげな国枝という老人という配役だ。この2人の会話というか関係がほのぼのとしていて心が温まる。人間があたたかく書けているところが類作との違いだろう。そこがこの著者の魅力だ。「そう、悪いことより、いいことの方がたくさん起こる。それに、こう考えておきなさい。いいことが起こっても、次に悪いことが起こるとは限らない。反対に悪いことが起これば、その次にはいいことが起こるんだ、とね」。まさに人生の要諦だ。
 100ページほどの短篇が3話。最初に書いたように事件自体は他愛のないもので、ストーリーをどうこういうものではない。最後に国枝老人の正体が明らかになってあれれという意外な結末になるのが、唯一のミステリらしきところか。ああ、でもこれでもう国枝さんには会えないのか、と久里子と一緒になってがっかりする。ところがところがちゃんと続編があるのだからうれしくなってしまう。ぜひそっちも読まなくてはね。

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2011年7月18日 (月)

なでしこジャパン

 もう今日はこれで決まりでしょ。とにかくすごい決勝戦を最後の最後に制したなでしこジャパン、優勝おめでとう。
 朝、4時前に起きてしっかり最後までライブで観戦。さすがにアメリカは強く終始押されっぱなし。パスが全然通らないし、決定的なピンチに何度も目を覆った。常にリードされる展開に何度ああここまでかと思ったことか。しかし試合はわからない。延長後半の土壇場での宮間から沢へドンピシャの同点ゴール。まったく鳥肌が立ったよ。最後まであきらめない、とはこういうことなのか。決着はPK戦だったけど、劣勢でも常に気持を切らさないで前を向いていたなでしこの有終の美だったね。ほんとにおめでとう。元気をもらった。おじさんもまだまだ頑張らなくちゃ。

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 今日のランニング。30.0 km/207 min。今月の累計距離 141.2 km。

2011年7月17日 (日)

MapFanWeb

 三連休中日は昨年に引き続きメロンの買い出しに栗山町の日原メロン園へ。経緯は1年前のブログに書いたので省略。同じ時間帯に同じルートをたどって1時間15分ほどで到着。途中通る江別の美原大橋につながる337号線が北方に延長されているみたいだったので、帰ってから調べてみたらなんとすでに札幌大橋から東に延びる部分とつながって全部通れるようになっていた。事前に調べたGoogleMapではまだ最新情報になっていなくて、途中が途切れていたので、知らないで以前の迂回路を通ってしまった。web上の地図ではMapFanWebのみが新しい道路がきちんと記載されていた。MapFanWebえらいな~。こっちを見ておくんだったな。たぶん10分くらいは短縮されたろう。

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 日原メロン園の愛想のいいおっちゃんは昨年同様ガソリン代かけて来てくれたからと1玉おまけしてくれた。ここのメロンは地元に出荷されてないので知名度高くないけれど本当におすすめなので、ぜひ買いにいきましょう。場所はGPSにN42.960619°, E141.893453°とセットしてください(笑)。

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 今日のランニング。14.1 km/101 min。今月の累計距離 111.2 km。

2011年7月16日 (土)

 今日は一日雨。昼過ぎに一旦上がったのがまた降り出して本降りに。なのでトレーニングは休み。5月の連休以来の休日となった。おりしも昨日はひそかに申し込んであった10月の四万十川ウルトラマラソンの抽選結果が届いて、見事に落選。今年はもう走らなくていいから休みなさいという神様の思し召しかも。疲れたよ。

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2011年7月15日 (金)

ヘキサン

 特定有害業務従事者健康診断に行ってきた。通常の職場の健康診断は人間ドック受診すると省略できるのだが、特別の検査項目が加わるこちらは省略できない。有害化学物質を使用しているといっても、ぼくは実質週に2日くらいしかベンチワークしてないのでほとんど意味ないのに。というわけでこの10日間で3回目の血液検査をした後、問診と内科検診。担当医はあんたの方が健診受けた方がいいんじゃないのと思うほどよぼよぼのじいさんで、有機溶剤は何を使ってますかと尋ねる。え?これまでそんな具体的項目を検診時に聞かれたことがなかったので一瞬つまる。えと、ヘキサン、酢酸エチル、アセトン、メタノールとかとっさに答えたところで、問題になるのはヘキサンくらいですね~と。失礼しました、ちゃんとわかってるじゃん。そうかクロロホルムなど塩素系を言い忘れた。ただ、いつも思うけど、診察は形ばかりで結局は血液と検尿すれば済むようなものだ。ヘキサンだって2,5-ヘキサンジオンが検出項目にはいってるんだし。
 帰ると、ひとつめの検査結果が届いていた。先週の献血時のもの。γ-GTPは87だった。前回より25ポイント上がったけれど、昨今のアルコール消費具合からすれば十分納得の範囲で安心。やれやれ。

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2011年7月14日 (木)

「藩校早春賦」

★★★★☆。
 時代小説幅広げ企画その2。というわけでまたまた初めての作者を手に取ってみた。これもAmazonのリストマニアから。軽い読み物という感じですぐ読めてしまう。まあいいんじゃないかな。本好きの中には、読んでも何も残らないものはちょっとという人もいるけれど、ぼくは間口が広いのかそうは思わない。あははと楽しんでヒマがつぶれるだけのようでもいいのでは。なんていうと作者に失礼だな。これはヒマつぶしではなく、青春小説としても出色だと思う。
 江戸時代後期、東海道は浜松あたりとおぼしき藩の筧新吾、花山太郎左、曽根仙之助の3人の若者をめぐっていろいろな事件が起こり、彼らの正義感からそれらに巻き込まれていって、それぞれが成長していくという話だ。ストーリーは他愛ないしそれぞれの事件は底が浅いけれど、藩内のお家騒動をめぐる一連の流れが根底にあって、全体の統一感を与えている。脇役としてでてくる登場人物もそれぞれ魅力的に書けていて悪くない。文章も達者だしなかなか読ませる。続編があるらしいのでぜひ読んでみたいと思う。

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 今日のランニング。7.0 km/43min。今月の累計距離 97.1 km。

2011年7月13日 (水)

旧友再会

 肩書になんとか長というのが加わるとてきめん引っ張り出される会議が増える。今日の午後もどこそこの今年度予算案についてという議題の会議。お金が絡む議案はオープンな場でオーソライズする必要があるので、どうしても最低1年に1度は開かなければならない、というのは理解できる。でも、まったく質問も意見もなく議長と担当者の説明だけで30分もかからないで終わってしまうと、わざわざこのためだけに往復30分かけてキャンパスの端から歩いてきたのが空しくなる。まあ当地は暑いとはいっても過ごしやすいので、緑豊かなキャンパス内を散歩したと思えばいいか。
 でもいいこともある。同じ会議にメンバーとしてきていたE学部のYさんに久々に会ってびっくり。専門も行動範囲も違うので同じ大学にいても顔を合わせることはまったくといっていいほどない。10年ぶりってことはないかな。でもそれくらい会ってないと思う。変わらないな。声かけられてすぐわかった。Yさんと知り合ったのはnifty-serveのftrain会議室、なんていっても誰も知らないか。10年前くらいまであったパソコン通信というやつだ。その中に鉄ちゃんの集まる会議室があって、ぼくも彼もその常連だった。札幌にはアクティブな会員が多くて、オフと称する飲み会や乗り会をときどきやっていた。この時期はビール列車で余市往復とかよくやってたな。懐かしい。JR、ソフト会社、木工場、旅行会社、新聞社、大学、市役所、などなど仕事も世代も違う人たちが同好の士というだけですぐに打ち解けて仲良くなった。みんなどうしているだろう。インターネットはすでにあったけれど、ごく一部の特殊な世界だった時代のことだ。隔世の感がある。
 今日のランニング。7.0 km/43min。今月の累計距離 90.1 km。

2011年7月12日 (火)

復活

 2週間ぶりに夕トレ再開。ここ2週間は背中から体幹が重くて週末走るのがやっとの状況だったけど、少しずつ体調がもどってきたようで、平日も走ろうかという気力が復活した。ブログに絶不調などと書くものだから、ご心配の声をいただいてすみませんでした。たぶんもう大丈夫。といいながら、来週くらいに先日の人間ドックの結果が来るので、とりあえずはそこを無事にクリアーしないとな。前回の大騒動から6年経つのでそろそろまた何かあってもおかしくはないのだけれど。
 なんだかんだ言ってるうちに、北海道マラソンまでもう6週間ちょっとしかない。その間にもう一回走り込んでその疲れを抜いてなんていうと時間がない。とりあえずここから4週間で少し距離を稼いでおかねば。週70キロで月間300キロはもう無理なので、なんとか60キロ-250キロはキープしたいところ。
 ここんとこ順調に体重が落ちていたものの、今日はお中元やらお土産やらでいただいたお酒や食物をよけいに飲み食いしたので、7キロくらい走っても差し引き借金生活だろうな。ぼくの場合夏でも食欲飲欲?は全然落ちないというかむしろ亢進するので、要注意なのだ。

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 花の寿命が長くていつまでもきれいなヤマボウシ。さてどこの木でしょう? 
 今日のランニング。7.0 km/45min。今月の累計距離 83.1 km。

2011年7月11日 (月)

「噂」

★★★★☆。
 限りなく満点に近い星4個。ぼくの買ったのには帯がなかったけど、元々の帯には「衝撃のラスト一行に瞠目!」とある。付け足しのようなラスト部分をふむふむと読んでいって最後の一行に到達し、ん?これは...、と一瞬考えて、おりゃ!となる。たしかに。どんでん返しというほどすべてがひっくり返るわけではないけれど、平和な生活が粉砕されるようなインパクトはある。なんで?という感じ。これは賛否両論あるだろうね。ぼくははっきり蛇足だと思ったので涙を飲んで減点。
 殺されて足首を切り取られた少女の遺体が次々に発見という連続猟奇殺人事件に、小暮と名島の絶妙刑事コンビが挑むという筋書き。本筋である事件や捜査の進展もテンポよく読ませるが、ぼくは妻を亡くした小暮と1人娘の女子高生菜摘のほほえましい日常風景が好きだ。事件が起こるとほとんど家に帰れない小暮が、一緒に食べる約束だったすき焼きがきちんと用意されていたのを、夜更けに帰ってきてひとり食べるシーン。はたまた小暮ががんばって菜摘に海苔弁をつくるシーン。すれ違っていても心が通い合っている父娘の情愛に泣ける。世代のギャップを感じさせながら友達同士みたいな2人の会話がまたおかしい。
 もうひとつ、小暮と一回り若い本庁女性警部補である名島の名コンビもいい。組んだ最初はギクシャクしていたのが行動を共にするにつれ息があってゆき、最後は見事に事件を解決に導く。ともに連れ合いを亡くした2人がなかなかいい雰囲気になって、最後にはこの先どうなるんだろうと下世話な興味をかきたてられたところで物語は終わるのが残念(笑)。
 ミステリとしてのできもまあまあだし、こういった周辺の人間模様も好ましくまずまずの秀作といえるだろう。小暮、菜摘、名島はいうに及ばず、渋谷で遊び歩いている女のコ達にいたるまで、登場人物への著者の温かい目線がそそがれている。あーそうだ、これは宮部みゆき的人情世界だ。なのでどっぷり安心。だからこそ最後の1行はぶちこわしなんだよな。たぶん単なるミステリ水準作ではなくその上をいく一ひねりを加えたかったのだろう。技術的にはうまいとは思うけど、なんだかなあとやっぱり思うよ。
 それから、3人目に登場する犠牲者の犯行時間に関する違和感。これが緻密に仕掛けられた叙述トリックになっていることをぼくは文庫解説とwebのネタバレ書き込みを読むまで気づかなかった。一見正統派のミステリと見えながら、ラストだけでなくこういう仕掛けが仕組まれているとは。読んでいて自力で発見した人はあっと驚いて最高点をつけるんだろうな。ただ、自然すぎるというか、もう少しヒントをくれてもいいんじゃないかなあ。普通はちょっと気づかないと思うけど。

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2011年7月10日 (日)

ガリバーくん

 前にどこかに書いたかもしれないけれど、ぼくは実は観覧車好きだ。重度の高所恐怖症なので高いところは苦手なのに、なぜか乗りたがる。加速度系、絶叫系は全くだめなので遊園地で乗れるものというと観覧車くらいしかないということもあるのだけれど。それにしてもじりじりと上がっていく観覧車は結構こわい。特に時計の針で9時から12時あたりの虚空へ引き上げられていくときの焦燥感。ジェットコースターなら一瞬一瞬の加速度を耐えさえすればいいのだけれど、逆に少しずつ少しずつ上っていくゴンドラは時の流れが遅い分じわじわとこわい。こわいけど乗りたい。なんなんだ(笑)。
 なので福井優子さんの観覧車ブログは欠かさずチェックしているし、著書ももっている。そこに載っている池田町のガリバーくん。全国唯一の個人所有観覧車が道新webによると危うい状況らしい。個人所有というのもそもそもすごい話だが、その所有者が亡くなってしまって相続者が権利放棄したことにより宙に浮いてしまったらしい。う~む。十勝の丘に建つ雄大な観覧車。せっかく相続したのになんで放棄したのかなあ。ぼくなら喜んで相続したいけど。とはいえ、下の写真(福井優子著「ニッポンの観覧車」より)にも鉄柱に錆びが浮いていてオーバーホールが必要かもというコメントが書いてあるので、そうまでして所有し続けるメリットを感じないのかもしれない。観覧車だけぽつんとあっても経営的に成り立つとは思えないしな。撤去だってお金がかかる。先日も福岡の国内最大観覧車「スカイドリーム」の解体工事の事故があったばかりだし。さてさてどうなるんだろう。

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 今日のランニング。18.1 km/122min。今月の累計距離 76.1 km。

2011年7月 9日 (土)

「お鳥見女房」

★★★★☆。
 「おとりみにょうぼう」というタイトルにいかにもなこのカバー絵。これではさしもの時代小説好きのぼくでも引いてしまう。本は納得ずくで買ってくれる人ばかりとは限らないので、店頭での印象とかを考えるとものすごい損をしているのではないだろうか。マーケティングの失敗だろう。ぼくがなんでこの本を買ったかというと、Amazonのリストマニアに載っていたからだ。ぼくは基本的にあまり人の評価を信頼してないので、ああいうものはふだんは見ないのだけれど、こと時代小説については最近読む本がマンネリ気味というか払底しているので、何か新しいのはないものかと探してみて見つけた。
 結論から言うと、外見はともかく中身はまずまずお薦めできる。主人公たる矢島珠世が魅力あるのはいうに及ばず、仇討ちの敵味方同士として現れる石塚源太夫と沢井多津、それをめぐる周りのやりとりがおもしろくてなかなか読ませる。中身は7篇の小篇に分かれているのだけれど、基本的に話はつながっていて、長篇を読んでいるようなものだ。ここで終わらずにシリーズとして続編が出ているので、この先登場人物たちがどうなっていくのかというのも気になる。
 文章が達者ですらすら読めてしまうのは著者の力量だろう。この人初めて読んだけど、なかなか多作家のようなのでこの先楽しみだ。しかし、見た目の印象だけで選んでいるとこういう本を手に取ることはなかなかないんだよな。そういう知らない逸品が他にもまだまだあるに違いない。他人の褌にばかり乗らずリアル書店に足を運んでそういうものを掘り起こすというのも読書家の醍醐味の一つなんだろうな。

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 相変わらず絶不調。一昨日献血で400 mL血を抜かれたせいもあるのか、走ると体が鉛を飲んだように重い。次のレースはまだ少し先なので、ゆるゆると体調回復に努めるとしよう。
 今日のランニング。17.0 km/118 min。今月の累計距離 58.0 km。

2011年7月 8日 (金)

青春18きっぷ2011夏

 山あいの小川に架かる下路トラスを行くワンマン軽量車。う~んどこかなあと考えて鉄橋のすぐ下に水面近くを渡る真一文字の細橋に気づく。あ、沈下橋。四万十、予土線か。なるほどねえ、そう来たか。
 すっかり忘れていたけれど、もう7月にはいって一週間が過ぎていて例年ならば夏の青春18きっぷがすでに売っているはずだ。帰りの駅のパンフスタンドをさがして難なくみつけた。東日本大震災から4ヶ月。東北地方は使いづらいだろう、いや逆にそれはありかな、といろいろ考えられるけれど、無難な四国をもってきたね。それも定番の瀬戸内予讃線じゃなくて高知県。まあそれはそれでありだと思う。キャッチコピーの「家の冷房を消して、涼しい日本へ旅にでた」というあたりが、世相を反映しているのかも。
 よく見ると今しも沈下橋を通学生?の自転車が渡っているところなんかできすぎてるなあ。演出だろうか。古き良き日本の原風景みたいな景色で旅ごころをそそらせる。四国は先月行ったばかりで、この秋にも行く予定になっている。しかも高知だ。ついでに久々にこのへんのローカル線にぼーっと揺られてくるのもいいか、という気になる。プロモに乗せられているし。
 そういや四万十ウルトラの抽選発表ってそろそろじゃなかろうか。いや、当たったからって行くかどうかわからないけど(笑)。

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2011年7月 7日 (木)

シャーボ

 シャーボをまた衝動買い。まったく何本持ってるんだよ。先日アリオの丸善で本を買った後、文具コーナーを見て歩いていたら、気になったのがフォレストグリーンのシャーボX。エバーグリーンのジェルインクの落ち着いた色合いがまた素敵で、こんなペンで書いたら仕事はかどるだろうなとつい思ってしまう。もちろんぼくは物書きではないので単なる錯覚。
 丸善では施錠ケースにはいっていて実物は手に取って見られなかったけれど、思い立ったらそんなことは物の数ではない。その日の晩にたまっていたヨドバシのポイントでポチ。それが昨日届いた。もちろん多少値段は高いとはいえ所詮はシャーボではある。しかもオーダーするときに間違えてエバーグリーンではなくブルーブラックのリフィルがきてしまったのはご愛嬌。だけどこのブルーブラックが万年筆インクの深い色と違って、どこにブラックがはいってんの?というライトブルーっぽいなかなか洒落た色で、気に入ったのでよしとしよう。さすがにジェルインクの書き味はいい。これで仕事がはかどるぞ、だから違うって(笑)。

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2011年7月 6日 (水)

ふるさと

 帰るふるさとがある人はうらやましいと思う。うちの学部は8割以上が道外生なので自宅生は少ない。ぼくの学生時代はその数少ない1人だった、というかぼくはこの街で生まれ育ったので、国外に出ていた2年間を除いてずっと生まれた街に暮らしている。ただ、生まれたのは円山でそこで約20年暮らした後、市内をあちこち移動して20年前から今の家に移り住んだから、同じ市内でありながら、子供の頃から学生時代前半を過ごした円山がしいていえばふるさととなる。その円山地区を1年に1度だけ訪れる機会があり、それが今年は今日だった。
 などというと思わせぶりなことを書いているが、円山公園バスターミナル近くのクリニックで毎年この時期に人間ドックを受診しているというだけのことだ。その内容は昨年ブログに書いてしまったので重複しては書かない、ので仕方なくこうして周辺雑記を書いているわけ(笑)。毎年来ているとはいっても、例年は地下鉄だったり自転車だったりで通りすぎてしまうので、今日はしばらくぶりに30分ほどかけて大学まで歩いてみた。
 住宅街の大通りに蟠踞する北海道神宮の鳥居。バス停の名は今も第一鳥居前。その脇の円山小学校は母校だ。「桜花咲き風匂う、名も円山の学び舎に...」という校歌は今でもちゃんと歌える。が、校舎が近代的に一新されていていびっくり。いつ建て替わったのだろう。そこから懐かしい北一条通りを経て生家があった界隈へ。もちろん40年近くも経っているので住んでいた当時とは何もかもが様変わりしている。だけど、昔からの屋号、道の曲がり具合、古い家、ちょっとしたところに、全く見知らぬ街とは違った懐かしい肌触りがちゃんと感じられる。ああ、これがふるさとということなんだなと少しうれしくなる。
 元の家があったところは、一時小さなビルが建っていたが、今日前を通ると周囲を含めて更地になっていた。そこだけ切り取ってみると、なんだかずいぶんのどかな景色に見える。40年前は家が建て込んでいたのに妙なものだ。

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2011年7月 5日 (火)

「砂漠」

★★★★★。
 英題がcampus life。北村、西嶋、東堂、南、鳥井と仙台の大学生5人のキャスト。彼らが織りなす学生生活、春夏秋冬、青春、友情、恋愛、ゲーム、超能力、正義感、政治、社会、事件とまあいろいろぎっしり詰め込まれて楽しめる。当然のことながら、文体、会話、軽妙なやりとり、言葉の綾、すべてが伊坂幸太郎ワールドだ。その世界にどっぷり漬かってふわふわと読み終えてしまっても軽く★4個くらいはつくところだ。
 しかし、これは何と言っても西嶋の小説だろう。この強烈なキャラクターの前にはすべてが霞んでしまっている。随所に語られる西嶋語録の代表的なものは、解説で吉田伸子が集めているのでそれを見てもらいたい。誰しも同じ感想をもつものだと思う。「その気になればね、砂漠に雪を降らせることだって、余裕でできるんですよ」。心の奥底から勇気がもう一度ふつふつと湧きあがってくる。使い古された言い回しだけど、「やる気があればきっと夢がかなうなどということはない、だけどやらなければ絶対夢はかなわない」。麻雀でいくら平和役を上がったって世界が平和になるわけではない。それはその通りだ。馬鹿馬鹿しい。だけど、そう言いながら自らは何もしない人々に西嶋を笑う資格はない。
 そして数々の迷語録だけではないところが西嶋のすごさだ。ビルの灯りでつくった「中」の字、新調のスーツに身を固めて乗り込んだクリスマスイブのキャバクラ。たった一人の友のため、たった一人の恋人のため。これに心を動かされないで、感動しないで、人生を生きる意味があるか、ぼくはそう思う。

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2011年7月 4日 (月)

傘がない

 ♪行かなくちゃ
 ♪君に逢いに行かなくちゃ
 ♪雨に濡れて行かなくちゃ
 ♪傘がない
と井上陽水を口ずさんだ人はご同類。これは1972年の曲。
 最近懐メロづいているわけではなくて、今朝は本当にカサがなかった。月曜日の朝だというのに久々にまとまった雨が降るという憂鬱な週明け。朝出がけに傘立てのカサを...、あれれないぞ。しようがないので折り畳みのカサを急遽引っ張り出して差す。おかしいなどこいったんだろうと道々考える。先週は雨降らなかったから一番最近持ち歩いたのはと考えて、そうだ先々週の金曜日だと思いつく。あの日は朝方小雨が降りカサ差して出かけた。帰りに裏玄関から帰るときに掃除後のゴミ捨て場からもどる学生たちに会って、O君に(サロマ湖)がんばってね~、と声をかけた。そのときに確かにカサをもっていた。あ~あ、ということは帰りのJR車内に置き忘れたに違いない。ロングシート部はカサの置き場がないので、本読むのに邪魔なカサはカバンと一緒にいつも網棚に載せてしまう。で、カバンだけもって降りちゃったんだろう。今の今まで気づかないとは、とほほ。
 あのカサは普通のより大ぶりで気に入ってたのにな。ずいぶん前に当時今のエスタの場所にあったそごうで買ったものだ。なぜかまだ小さかった末娘を連れて買いに行ったのをおぼえている。大きなのがいいと店員に言うと、もっと大きいのもありますよと別なのを出してきた。お、じゃそれにするかなと言ったら、あまり大きすぎておかしいですよと言われた。なら出してくるなよ(笑)。カサひとつにも思い出があるものだ。

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2011年7月 3日 (日)

なえポックル

 体調回復しないな。今日はArioに買い物に行って、久々にリアル書店で北方謙三、諸田玲子、今邑彩、東川篤哉、アントニイ・バークリーを買い、オムオムの似非トルコライス(笑)とスタバのエクストラコーヒービターキャラメルフラペチーノ食べ、なえポックルに癒やされてリフレッシュしてきた。
 はずなのに、帰って一息いれると、背中から腰が鉛のように重くソファから立ち上がれない。おまけに立ちくらみするし。とても走れる体調ではないのに、頭は走れ走れと命令する。レース終盤に体はまだ余力あるのに頭がもうやめようよ走れないよと弱音を吐く図とは逆だ。でも考えてみると、体調の悪いときに走るということはマラソンの30キロ地点くらいから走り出すようなものだから、トレーニングの質としてはいいかもしれない。マラソンのトレーニングで何が問題かって、一番重要な30キロから40キロの10キロの練習をするのには、必ずトータル40キロ走らなければならないことなのだ。練習前に何らかの方法で一足飛びに30キロ地点に立つことができれば簡単だけど、それができないから30キロ走ってそこまで行くしかない。そこの時間がムダとはいわないけれど、練習に時間がかかるのが制約になる。
 結局のところ、体は頭には勝てないのでしんどいと思いつつも走ることになった。今週は人間ドックと献血があるんだけど、最低値が出そう。

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 今日のランニング。20.5 km/144 min。今月の累計距離 41.0 km。

2011年7月 2日 (土)

心の旅

 ♪ああだから今夜だけは、君を抱いていたい...
 ランニング中に音楽を聞くのに使っていたネックホールド型イヤホンが突然壊れたので、先週末は音楽なしで走った。鳥の声、風の音、自然の音が耳に心地よく、3時間走ってもちっとも退屈しなかった。今までなんで耳をふさいで走っていたのだろうとさえ思った。同じイヤホンを買い直して、今週はまた音楽聴きながら走れるようになったけど、結局今日もまたイヤホンなしで走った。
 走りながらいろいろなことを考える。なぜか遠い昔の歌が突然よみがえったり。そう、これはチューリップの名曲「心の旅」。心に浮かんで走りながら口ずさんでいたら、ちゃんと全曲そらで歌えた。懐かしい。40年前か。
 ここ数日体調がすぐれない。体が重くて走る気がしない。ひとつの目標だったしまなみ海道100キロが無事終わって、とりあえず気が抜けたこと。完走後は気分が高揚して同じペースで走り込みを続けて4週間が経ち、知らず知らずに疲労が蓄積していたこと。そんなこんなが重なったのだろう。ウルトラの疲労は時間が経ってからじわじわと表れるとはよく言われることだ。今がそうなのかもしれない。そんなときはゆっくりとLSD。心の旅をアカペラで繰り返し歌いながらのんびりぼーっと走る。
 ♪愛に終わりがあって、心の旅が始まる...」

 今日のランニング。20.5 km/149 min。今月の累計距離 20.5 km。

2011年7月 1日 (金)

「幽霊人命救助隊」

★★★☆☆。
 いつのまにか高野和明も4冊目。これはまた、なんというかジャンルなのか。パロディというか風刺というかドタバタコメディというか、全然これまでの印象と違ってあれれという感じ。まあ著者の懐の広さを表した作品とはいえるか。
 それぞれの事情で不用意に死を選んだ自殺者4人が宙ぶらりん状態におかれ、天国へ往生するために神様から地上へ幽霊として舞い戻って7週間に100人の自殺者を救うという使命を与えられ、あの手この手で自殺防止をするという荒唐無稽な筋書き。元ヤクザと会社員と家事手伝いと大学浪人という4人のキャラが立っているので、それぞれが協力しあったり反発したりしながら徐々にチームワークを高めていくやりとりが楽しい。ぼくはヤクザの八木が大好きだ(笑)。
 それぞれ自殺した時代が少しずつずれていてその時点で時計が止まっているので、会話に古い時代背景とかギャグとかがポンポンでてくるのがまたおかしい。これが楽しめるのは昭和世代だろうけれど。自殺願望者への働きかけグッズもいろいろあって、大声出すと相手の思考をあやつれるメガホンなんてのは、そうだよ「魔王」の安藤を思い出してしまう。まあ馬鹿馬鹿しいといえばそれまで。
 ただし面白おかしいだけではなく、現代の自殺願望者が追いつめられてゆく様子やその対処法などがメインのテーマなのでそれぞれのエピソードは結構重い。社会のひずみとか教育問題とか大企業銀行優遇政策とか、個人の責任だけでは論じられない構造的問題に対する風刺がピリリと効いていて考えさせられるところも多い。
 というわけで社会風刺を効かせたギャグ小説という点では及第点なのだけれど、最大の問題は長さだろう。え、このテーマだけで最後まで行くの?と思ってしまう。内容的には結局は同じことの繰り返しでしかないし、この長さが必要だとはとうてい思えない。もっとコンパクトに刈り込めば星ひとつ増えたのに。

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