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2012年2月

2012年2月29日 (水)

みゆき

 今日は研究室の追いコン。久々にアカペラで歌った。追いコンのあいさつで歌を歌うのは研究室創設20年目にして2回目だ。1回目は奇しくもちょうど10年前の2002年。忘れようったって忘れられないあの日も悲しい追いコンの日だった。あれから10年経ってまたこの日がきたのか...。

 行く先を照らすのはまだ咲かぬ見果てぬ夢
 はるか後ろを照らすのはあどけない夢
 ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
 ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
          ヘッドライト・テールライト(中島みゆき詞・曲)

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2012年2月28日 (火)

最優先席

 う~ん、ちょっと笑えるニュース、って笑っちゃいけないのかな。横浜市営地下鉄は全席優先席という建前で事実上は特別な優先席を設けていなかった。ところが、本当に席が必要な人に対して席を譲ってもらえていないという理由でこのほど最優先席を設置することにしたそうな。
 全席優先席というのは、他と区別した優先席をつくるとそれ以外の席では譲らなくてもよいみたいなことになるので、すべてを優先席として常に譲り合う社会を目指したい、という理念なんだよね。たしか以前は阪急でも同じことをやっていた。この阪急の方は今回の横浜と同様の理由で一足早く優先席が復活している(調べてみたら優先席廃止が1999年4月で復活が2007年10月とのこと)。全席優先席制度を残したままで最優先席をつくるというのは、要は他社同様に普通席と優先席をつくるのと変わらないのだけど、なんとか精神だけは残したいという気持ちの表れなんだろうな。
 われらが札幌市営地下鉄は優先席よりワンランク高い専用席になっていて、まず若者が座ってるのを見たことがない。結構立客で込み合っているのにそこだけポッカリ空いていることもよくある。これはこれで問題だよね。そこに座ればその分余裕もって立てるのに。極端にするからうまくいかないのであって、そうなると優先されるべきでなさそうな人が当然のように座っているJRなんかが頃合いなんだろうかと思えてくる。

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2012年2月27日 (月)

ハングリー精神

 また新たなヒーロー誕生、というにはトウが立っているか。昨日の東京マラソンで藤原新が2時間7分台の好記録で2位にはいり、一躍ロンドン五輪代表候補に躍り出た。藤原新といえば東京マラソンだよなというくらい覚えている。たしか前にも2位だったかな。JR東日本所属だったよな。この大会相性がいいのかもね。しかし所属クラブを離れて独立していたとは知らなかった。独立といえば聞こえはいいが、実態は定期収入ゼロのプータローランナーなのだそうだ。
 定職のある川内はまだ恵まれているというべきか、あるいは時間に縛られないほうが恵まれているというべきかはともかく、いずれにしても川内といい藤原新といい、マラソンはやはりハングリースポーツなのだなと思ってしまう。「走っていて苦しい時は『BMW、ロンドン、プライズマネー(賞金)!』と心の中でとなえて走った」、いやああっぱれ。最後の1人を抜いて2位に上がったら賞金が200万から400万に跳ね上がる、そりゃ目の色が変わるのはわかる。
 この人、ゴール後のポーズなどなかなかお茶目だね。余裕あるというか。ぶっ倒れる川内とは好対照。これでロンドン代表は1人決定と。あと2人はどうなるんだろうか。がぜん来週のびわ湖毎日マラソンが脚光を浴びてきた。惨敗した川内は頭を丸めて早々と撤退宣言してしまったけど、そこまでしなくてもいいのに。誰が出てもオリンピックで上位入賞は難しいだろうから、本番のレースよりも代表選考の方がずっとおもしろいなんていったら怒られるか(笑)。

120227http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/athletic/marathon/tokyo/2012/text/201202270001-spnavi.html

2012年2月26日 (日)

木星と金星と月

 もう月齢は4を越えているのでこれを三日月とよぶのはさすがに苦しいのだけれど、見た目はまだまだ細い眉を逆さにしたような月。それが下に金星左上に木星をしたがえて夕空に浮かぶ様子はほんとに一幅の絵のよう。だんだん近づいてきた木星と金星、いよいよ来月の夕空で最接近するのが3月15日。距離は3°なので伸ばしたにぎりこぶしより狭い。そして一回り後の三日月がそれに加わるのが3月26日の夕空。それはそれはさぞかし美しい眺めだろう。今から楽しみだ。
 26日というと、卒業式も終わり学会も終わって帰ってきた日だ。あと一ヶ月なのか。

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 今日のランニング。15.8 km/110 min。今月の累計距離 123.8 km。

2012年2月25日 (土)

「解体諸因」

★★★☆☆。
 最初に読んだ「七回死んだ男」がちょっとよかったので、続いて読んでみたけれどそれからははずれ続き。まあこれはパズラーとして読めばそれなりなのかもしれないけれど。
 最初の7編まではまあねえとしか言えない。次の「スライド殺人事件」はアホらしいけれど、ギャグとして読めばおもしろい。警部、部長刑事、刑事のおもしろおかしいやりとり、最後の刑事がクダ巻くところとか。そして、続く最終編にきて全体のフラッシュバックが使われるあたりはよくできていると思う。
 前に読んだ「彼女が死んだ夜」ではキャラがいまいち好きになれなかったので評価が下がったけれど、こうしてみるとギャグとかストーリーつくりとかは悪くない。もちろん好き嫌いなのでぼくの肌に合わなかったということなのだけれど、登場人物造型をもう少し工夫してくれれば結構いいセンいく作家なのになと思うけどね。

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 今日のランニング。15.6 km/109 min。今月の累計距離 108.0 km。

2012年2月24日 (金)

平均の意味するところ

 「平均」の意味、大学生の24%が理解せず、という日本数学会が行った大学生数学基本調査の結果のニュース。また大学生がたたかれている(笑)。こういうのは大げさに書きたてられて、つい最近の大学生は云々という話になりがちだけれどはたしてそうだろうか。
 この基本調査は5題の簡単な問題を制限時間内に解かせるもので、その一問目がこの平均の問題。3つの設問の正誤についてすべて正解だった大学生は76%しかいないというのだが、日本中のさまざまな大学生についての調査なので、ぼくは、え、そんなに正解率高いの、というのが正直な感想だった。大学生がダメなのであって社会人に聞いたらもっと正解率は高いんだろうか。そんなことないと思う。
 できなかった学生もたぶん「平均」の定義を知らないわけではない。設問のうち(2)に○をつけた人は少なくとも「平均」の意味を知っているはずだと思うから。もちろん厳密にいえば(1)と(3)は×だけど、(1)はともかく(3)はかなり確実性の高い内容だから軽い気持ちで○をつけても無理はないと思う。「平均」が知名度の高い身近で一般的な用語だからこそ、数学的に厳密な用法ばかりで使われているわけではないので、つい間違えるというのは理解できるし、日常的にはそれで困らないからだ。
 もちろん、この程度の問題にきちんと答えられないようでは大学生というより義務教育修了者としては困るし、実際身近なところにとんでもない大学生も少なからずいるから、ことさら24%の大学生の肩をもつ気はしないけれど、それをもって今どきの大学生は...、と鬼の首でもとったようにマスコミが騒ぐのはちょっとどんなもんかね。

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2012年2月23日 (木)

マラソン人気

 無料だったasahi.comが有料の朝日新聞デジタルに統合されたのは一ヶ月ほど前。こんなふうに「購読されている方は、続きをご覧いただけます」と出るようになった。つまりお金払わないと続きは読めませんよというわけ。うちは紙媒体を購読しているけれど、それだけではデジタル版は読めなくて別料金を支払わなければならない。もっともこの記事は今日の朝刊の1面トップだったので、もう読んでしまったからデジタルで読む必要はないのだけど。デジタルだけの購読者はともかく、紙を購読している人にはサービスすればいいのにね。同じ記事を媒体変えて提供するのに追加料金なんて了見が狭い。
 それはともかく、過熱するマラソンブームで有名レースはwebエントリが数時間で定員に達してしまう騒ぎがこのニュースの主題。さすがにコンサートのチケット取りほどではないにしても先着順の場合はヨーイドンでアクセスを繰り返さないとならない状況なのだ。かといって抽選ならいいかというとこんどの日曜日の東京マラソンのように競争率が9.6倍というのでは申込む意欲も失せるというものだ。
 幸いぼくが出るようなレースはそこまで極端ではないけれど、しまなみ海道100キロのようにちょっと気を許していたら間に合わなかったという苦い経験があるので油断ならない。数日前にダイレクトメールが届いた洞爺湖マラソン(5/20)は3/1受付開始だからもう少しだし、そういえばと検索してみた千歳JAL国際マラソン(6/3)はなんともう2/17から受付が始まっていた。
 今年は前半のウルトラがなくなったので、練習を兼ねて近場のフルを2本走るとしたらこの2大会ということになる。どうするかなと考えているヒマはない。で、どうするかな(笑)。

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2012年2月22日 (水)

「ビブリア古書堂の事件手帖2」

★★★★☆。
 ん~、こういうのもまあ2冊目ともなるとどうということもないというか。薄っぺらで1頁の文字数も少なくあっという間に読めてしまう。軽い。そう、軽いのだ。それが悪いというのではない。今の時代にマッチしてるのだろうと思う。
 ただ、不思議な魅力がある。栞子さんの魅力はおくとしても、たとえば「時計じかけのオレンジ」の結末の話など、まさにへぇ~と思わせるトリビアだ。あとは司馬遼太郎や藤子不二雄の無名時代の話とか、やはり本や作家にまつわる興味深い裏話がそれだけでおもしろい。事件手帖というタイトルなのでミステリ仕立てにはなっているけれど、それぞれの謎解きそのものは読書感想文の作者だとかとってつけたような都合のよい解決ばかりで、そこを論ずるほどのものではない。本というか古書そのもの、あるいはそれに関する蘊蓄をおもしろいと感ずるかどうかが評価のわかれるところだと思う。まあ栞子さんと大輔君が今後どうなるのかという下世話な興味というのもありだとは思うけど(笑)。
 それはともかく、国枝史郎は青空文庫にずいぶん収録されているはず、ちょっと読んでみようかな、という気にさせるところが本好きの心をくすぐるところなのは間違いない。

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2012年2月21日 (火)

放射能汚染より恐いもの

 なんともやりきれないニュース。はるばる青森から運んだ雪が放射能汚染の危険があるというので、沖縄での子供たちの雪遊びイベントが中止に追い込まれた。原発事故で避難してきている親たちから懸念の声が相次いだのだそうだ。2004年から続いている行事で、今年も十和田市から自衛隊がすでに630キロの雪を運び、ちゃんと放射線量測定もして例年と変わりないことを確かめているというのにだ。
 まったく開いた口がふさがらない。あんたがた、中学高校の理科で何習ってきたの? 放射線が恐かったら外を歩けないし、ましてや飛行機になんか乗れないはず。どうやって沖縄に行ったのよと聞きたいよ。食塩だって大サジ2杯食べると小さい子は死んでしまうんだよ。青森の雪の放射能を恐がる人が、まさか食卓にそんな恐ろしい食塩を載せてないよね。
 そんな非科学的な抗議でせっかくのイベントを中止する那覇市も那覇市だ。何事もことなかれ主義というか。しかしこんなことではこの国はどうなってしまうのだろう。

2012年2月20日 (月)

2012北海道マラソン要項発表

 まだ昨年のレースから半年も経っていないのに、この夏の北海道マラソンの要項が発表になった。今年は8月26日で、噂になっていたようにスタート時間が繰り上げられて9時になった。有名招待選手向けのテレビ中継がなくなるせいで普通の市民マラソンの時間帯にシフトしたわけだ。より市民マラソンらしくということで、参加資格もこれまでの持ちタイム制ではなく、「5時間以内にフルマラソンを完走できる方」とゆるくなった。募集定員も11000人に拡大(昨年は9200人)。ただし4月9日9時開始の先着順なので、これは忘れないようにしないと。参加料は2000円アップして10000円に。しかしフルマラソンが1万円って高くない?
 それからコースが一部変更に。スタートがこれまでの中島公園から大通公園の4丁目に変わった。ゴール地点と近くなったので荷物の移動等がなくなって運営上もラクだろう。だけど、大通りと駅前通りの交差点あたりが1万人のスタートとなると大混雑の朝になりそう。大丈夫なんだろうか。スタートして駅前通りを南下し、すすきのを突きぬけて旧スタート地点の中島公園にはいり、そのままだと距離が長くなるので中の島通りを天神山方面まで行かずに南22条白石藻岩通りを左折、ショートカットして平岸通りに出るコース。あとはゴールまで同じ。ちなみに関門制限タイムもちょっぴりゆるくなって、たとえば40キロが4時間50分(昨年は4時間45分)と昨年よりそれぞれ5分延びた。
 だけど問題は今年もエントリーするかどうかだ。地元だし職場内を通過するし楽しいので出たいけれど、その前の週の北オホーツク100kmマラソンにも出てみたい気が。ウルトラは6月のしまなみ海道を申込み損なっちゃったので、未だに今年の参加レースを決めかねているんだよね。う~ん悩む。両方は絶対無理だしな(笑)。

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2012年2月19日 (日)

「向日葵の咲かない夏」

★★★★★。
 道尾秀介は3冊目かな。これはまた評価の分かれる作品で、気持ち悪いとかマイナス評も多いけれど、ぼくはおもしろかったし、感心した。とにかくうまくできている。う~むとうなるくらいうまくできている。読み終わって思わず前の方から全部読み直した。ああ、なるほどそうかそうか。なんという注意深い記述になっていることか。この叙述トリックのすばらしさ。それだけで満点をつけてしまうよ。
 小学四年生の夏休み。ミチオが休んでいる友人に届け物をしに行ったら、その彼が首吊り死体になっているのを発見。あわてて学校に知らせにもどると、その後忽然と死体が消えていた。その死んだ友人S君がクモに生まれ変わってミチオのもとに現われる。ミチオと3歳の妹のミカとクモのS君とが協力して真相究明に乗り出すというストーリー。S君はどうして死んだのかというのがメインの謎で物語は二転三転するのだが、事件の真相とは別に最後になって驚くべき事実が明らかになる。
 死後転生譚は別に珍しくないし、ファンタジーだと思って読めば人間がクモに生まれ変わったってそれほど違和感はない。この著者は子供の描写がうまいので、すいすいと読み進んでしまう。でも実はこれはファンタジーなんかではない。ミチオが一人称で語っている部分はすべて彼の想念の産物だとしたら、単なる現実の物語になってしまうのだ。これはこれでものすごく怖い。
 なんていうとネタバレになってしまうので、そんな持って回った言い方しないでよという人にはぜひこちらのネタバレブログを。これはよく書けていて、読むといろいろなことが腑に落ちた。道尾マジック、まさに。すごい作品だと思う。

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 今日のランニング。15.6 km/108 min。今月の累計距離 92.4 km。

2012年2月18日 (土)

全面移行

 スマホをandroidに買い替えて一ヶ月半。なんとかメドがついたので、旧機種から全面移行することにした。電話そのものは家族以外はほとんど使っていないし、メアドも最低限必要な人には連絡するので問題ないとして、やっかいなのはおサイフケータイ関係の引っ越し。それぞれ手続きが違うのでひとつひとつ変更しなければならない。といっても使用頻度の高いのはEdy、WAON、モバイルSuica、JAL、ANAくらい。nanacoは使わなくなったし、iDもほとんど使ってないので当面はほっておいてもいいか。このうち意外なことにJALのタッチ&ゴーサービスがスマホ未対応。え~、今の時代になんと遅れている。JALはよく乗るので不便だから何とか早く対応してほしいものだ。それ以外は無事移行終了。
 そうそう、今日ヤマダ電機に行く用事があったのでYAMADAモバイルの切り替えも事前にしておいた。ちゃんと画面上ではポイント移行もできたのでこれで済んだと思いきや、店頭で読み取り機にかざすと未登録のエラーがでる。なんで??店員さんに聞いてみたら、どうも会員登録の移行は済んでいても新機種のFelicaの登録ができていないということらしい。ということでその場で登録作業をしてもらって使えるようになった。でもそういう情報は端末にも出てこないし事前に調べたwebのQ&Aにもなかった。機種変もなかなか一筋縄ではいかないのだな。となると、端末間で変更済みした気になっている他のものも、実際にFelicaがちゃんと生きているか使ってみるまではわからない。コンビニの店頭くらいならいいけど、行列している空港のチェックインなんかでエラーが出たりしたらいやだな。
 常時使用する携帯電話番号、メアドともに変わったので連絡もれ等個別に対応が必要な方はメールください。

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 今日のランニング。17.8 km/114 min。今月の累計距離 76.8 km。

2012年2月17日 (金)

東追分駅

 また石勝線で重大事故。上り貨物列車が東追分駅へ進入、下り特急との交換で停車の赤信号で止まれずに冒進して安全側線に乗り上げ、分岐部を覆っているスノーシェッドを突き破って止まったというから結構すごい。列車はDF200が牽引する15両編成で、東追分の手前で減速すべくブレーキをかけたが十分に速度が落ちず、1.5キロ手前で非常ブレーキをかけたが止まれなかったという。通常のブレーキのみならず非常ブレーキすらほとんど効かなかったというのは恐ろしい。旅客列車なら大惨事になるところだ。ATSも効いてないみたいなので運転ミスというよりハードウェアの問題なんだろうけど、複数系統のブレーキが同時に故障することは考えにくいので、スリップとか車輪がらみのトラブルだろうか。
 石勝線というと、昨年5月に部品脱落による特急列車のトンネル火災事故を起こしたのが記憶に新しく、JR北海道のWebのトップページにも未だにそのお詫びが掲載されている。そのうえ今回のこれではさぞや頭が痛かろうと思ったけど、そうか今回の列車はJR貨物だから別会社なんだ。それはともかく現場の東追分駅の下り方面の隣駅は川端駅といって、今は無人駅だけど以前はちゃんと切符を売っている有人駅で、ぼくはちゃんとそこで買った硬券入場券をもっている、というのはどうでもいい話だね(笑)。

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2012年2月16日 (木)

「奇面館の殺人」

★★★★★。
 待ってました、久々の館シリーズ。文句なく楽しい。綾辻さんやってくれるねー、本格ミステリはこうじゃなくちゃね。
 通信の途絶した雪の山荘、中村青司設計のからくり屋敷、そこに集ういわくありげな面々、全員が仮面をつけて正体がわからなくなっているところで発見される首なし死体、殺されたのは誰だ、しかも密室。たまたま都合よく紛れ込んでいたシリーズの探偵役鹿谷門実が名推理を繰り広げ事件を解決する。いやあこのいかにもな舞台装置。今どきこういうのを臆面なく書いて違和感ない作家って彼くらいしかいないよね(笑)。
 設定が奇抜というかありえない偶然という当然の指摘があるけれど、まあいいでしょ創作なんだから。それを言い出せばこんな間取りの屋敷とか仮面とかだってありえないし。犯人の必然性が乏しいとか、雰囲気はあるけれど肝心の謎解きが大したことないとか、ミステリとしての密度は高くないといいたくなるのもわからないではない。まあ、でもありえない世界でなんだろなんだろとワクワクしながら読み進むというのは、楽しむという視点ではとても重要なポイントだ。それに、このなぜ頭部を切断したのかという理由づけは多少アホらしいけれど新機軸なのでは。あとは本筋とはあまり関係ないけれど全編に仕かけられた叙述トリック。よく読めば不自然で気がつきそうなものだけど、ぼくは最後まで気がつかなかった。
 これが9作目。あと1作で館シリーズも完結か。もっともっと読みたいけどな~。

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2012年2月15日 (水)

業平橋

 東京スカイツリー開業まであと100日を切ったんだそうな。すでに団体予約者が30万人を越えたんだって。しかしすごい。物好きの多いこと。先日は東武鉄道が最寄り駅の業平橋駅をとうきょうスカイツリー駅に改称(これは前から話題になっていた)、近くの押上駅を押上駅(スカイツリー前)に変更し、なんと路線名まで伊勢崎線に東武スカイツリーラインの愛称を導入すると発表した。いやあ今からこれでは開業前後はどんな騒ぎになるのやら。
 業平橋なんて歴史のあるいい駅名なのにね、変えちゃうなんてもったいない、と思ってハタと考える。業平橋という橋はどこにあるのだろう。漠然と浅草の先の隅田川の橋だろうと思っていたが、考えてみるとあれは吾妻橋のはず。調べてみると、吾妻橋の別称でもあるらしいが、本家本元は業平橋駅の近くの大横川に架かっていた橋で、現在は川は埋め立てられたが橋は残っているとのこと。Googleマップには橋の名は載っていなかったので、愛用の昭文社「東京山手・下町散歩」を引っ張り出してみたらちゃんと載っていた。浅草通りの橋だ。このガイドブックは本当に重宝するな。というわけで橋そのものはとっくに有名無実化し、今また最寄り駅名が改称されてしまう。
 そういえば、スカイツリー開業の5月22日は火曜日で(どうでもいいけどなんで火曜日にしたんだろう)、その前日の5月21日は金環食の日でしょ。そうかスカイツリーから金環食を観望することはできないのか。

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2012年2月14日 (火)

レッツノートクリニック

 バレンタインデー。帰るとパナソニック神戸カスタマーセンターからお届け物が。箱いっぱいのチョコレート、ではもちろんなくて、レッツノートクリニックサービスに出していたCF-R9が返送されてきたもの。当初予定では15日発送だったから着くのは金曜日だなと思っていたのに。なんと速い。引き取りに来たのが11日の昼前だから中2日の3泊4日しかかかっていない。ちゃんと見たのだろうか、そのまま送り返したんじゃないだろうな、なんてことはなくてピッカピカの新品同様になって戻ってきた。
 クリニックサービスというのは直販のマイレッツ倶楽部で購入したPC向けに2年以内に一度やってくれる定期検査サービス。通常は有償(3360円)だけど、ぼくのはプレミアムエディションなので無償だった。同梱されていた検査確認書・納品明細書によると、作業は基本メニューのキーボードエアーブロー、液晶の清掃、ウイルスチェック、HDDチェック(SSDだけど)、バッテリーチェック、一般動作確認、となっていて、動作検証を行い問題のないことを確認致しました。というコメントがついている。そりゃ問題ないだろう問題なく使っていたんだから。確かに大して時間のかからないメニューばかりだ。これで有償なら頼まないところだけれど、無料だし予定より早くもどってきたからまあいいか。
 短期間とはいえ人手に渡るのでプライベートなファイルとか履歴とかブクマとかキャッシュとかすべて消去してしまったので、また環境設定をやりなおさねばならないなといろいろいじっていたら、あれれ、あれのパスワードがいれっぱなしだったよ、やばい(笑)。

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2012年2月13日 (月)

こんどは733系

 JR北733系が甲種輸送というニュース。先週の話題なんだけど今頃みつけた。学園都市線電化用としてはすでに2年近く前に先行落成しているアルミ車体の735系というのがあって、どこかでとっくに試運転しているはずだと思うんだけど、ここにきてまた新しい形式が。どこかからリークしたものか以前から噂には上っていた733系。まだ正式なプレスリリースがないので、やれこんどはステンレス車だ、いややっぱりアルミだなどとネット上には無責任な情報が錯綜している。形式番号を変えるくらいだから相当大きな変化だろうことは想像つくけれど、735系は2編成作ってまだ営業運転もしていないのに新形式とはよほど不具合があったのだろうか。でも735系作ったときに733を飛ばして付番したということは、その時から733系の予定があったということなのか。わからんなあ。まあ6月電化営業開始なので、もうすぐ全容は明らかになるだろう。ただユーザーとしては、夏場はともかく今年みたいなヘビーな冬でもちゃんと運行できるのだろうかというのが心配だけど。

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2012年2月12日 (日)

「クリスマスに少女は還る」

★★★☆☆。
 評価高いんだよね、これ。帯に「驚愕と、それを凌ぐ感動」とあって期待して読んだんだけど、大して驚愕も感動もしなかった。ぼくがよほど鈍いのかズレているのか。
 少女二人の誘拐監禁事件。警察の捜査状況と監禁放置されている少女たちの必死の逃亡努力が交互に綴られてゆく。ありがちな手法だ。最後に意外な犯人が明らかになって、あわやのところで少女は救出される。めでたしめでたしなんだが、後日譚を読んでいて微妙な違和感が。あれ、と前の方を見返したりする。そこで、ああそういうことかいと仕かけられた大トリックに気づいて驚愕し、その意味するところに感動する。そういう寸法になっている。
 読みにくい。登場人物も多いしよけいな枝葉が多すぎる。捜査員だけで10人も人物表に載っていておぼえきれない。ストーリーとしては単純なんだけど、ぐいぐいと引き込んでいく何かが足りない。なのでつっかえつっかえしてしまう。結局最後まで波に乗れなかった。その結果、健気な少女たちの努力にも今ひとつ感情移入できず、最後の驚愕すべきところで、ああなるほどねで終わってしまう。乗れるか乗れないかは紙一重なんだろうけど、重要なポイントなんだよな。
 たぶん名作なんだと思う。ぼくの読み方というかアタマが悪いのだろう。ま、いいや、もっとおもしろい本はたくさんあるし(笑)。

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 今日のランニング。13.6 km/94 min。今月の累計距離 59.0 km。

2012年2月11日 (土)

上下分離

 ここのところ札幌市電のニュースが立て続けに出てきてにぎやかだ。
 まずは路線延伸。これまでいろいろな案が検討され続けていたが、ようやく成案化されたとみえる。2014年度に現在の西4丁目とすすきのを複線で結んでループ化するとのこと。新たにつくられる駅前通りは歩道側に路線を敷いて歩道から乗り降りできるようにする。また狸小路付近に停留所もつくる。まあ妥当なところだろうね。ここは以前路線があったところなので、新設というより復活という印象だけど。有力だった札幌駅前延伸案は、地下鉄と競合するうえに地下歩道が開通してしまったので、実現性がうすくなったのだろう。
 それと相前後して新車導入。いま最も古い車両は昭和33年製なのでその置き換えとして3連接低床車を2013年春に投入。おお、来年でしょう。写真をみるとグリーンライナーならぬホワイトライナーという感じ。これは楽しみ。
 そして最後に上下分離。路線延長も新車導入もお金がかかるので、運行を民営化するということだ。どこが引き受けるのかはともかく、まあそういうことになるんだろうね。札幌市は数年前にバスもすべて民営移管してしまったし、地下鉄だって経営は楽じゃないし、これ以上市営交通として運営するのは無理なんだろう。路面電車の上下分離は富山市に次いで2例目だそうだ。富山ってもともと地鉄じゃなかったっけと調べてみたら、なるほど最近単線環状化された部分が市が建設して地鉄が運行しているのだ。これはこの部分だけだよね、ややこしい話だけど。とすると札幌は全線(だよね)上下分離する最初の例になるのかな。

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 今日のランニング。15.5 km/105 min。今月の累計距離 45.4 km。

2012年2月10日 (金)

「口は禍いの門」

★★★★☆。
 町医北村宗哲もの第3弾。いやあよく読むよなあ佐藤雅美のシリーズもの。どれも似ているしもう書くこともなくなってしまったよ(笑)。しかし本シリーズはまだ3冊目だったのか。そういう点では他のよりまだ新鮮味があるのかも。といっても狭いバリエーションの範囲内ではあるけれど。
 内容としても、いずれも捕り方である半次、桑山十兵衛、居眠り紋蔵、縮尻鏡三郎とは違って、宗哲は医者であり前身は渡世人というところが大きく違う。足を洗ったといっても存在感は大きく、まだやくざの縄張り争いに巻き込まれたり、相談をもちかけられたりする。町方も出てくるけれど、事件というよりは日常的ないざこざなんかとかやりとりのおかしみがこのシリーズの持ち味だろう。といっても底が浅いというか、しょせんはご用とお急ぎでない方向けということではあるが。

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2012年2月 9日 (木)

あなたに贈りたい

 今一番旬な星は天王星。前にも書いた気がするけれど、ぼくの一番好きな星。ちょうど夕暮れの南西の空にひときわ明るく輝く金星のすぐ近くにいる。6等級と暗いので肉眼ではもちろん無理だけど、明日には1度以内にまで近づき、ここ数日は双眼鏡で同一視野内に見られる。こういう暗くて見づらい星は明るい目印の近くにあると探しやすい。これも見づらい水星も金星に近い時は意外と簡単に肉眼で見つけられたりする。
 というわけで、昨日今日とそわそわ日没を待ちかまえては双眼鏡を覗くのだけれど、見つけられない。なんでだ。ちゃんとGoogleSkyマップで位置確認して探してるのに。幸いここのところ夕空は晴れていてチャンスなのにな。明日は金曜日だし、少し空の暗いところへ遠征するかな。
 一度だけ、天文台の大口径望遠鏡で観望したことがある。まあ青緑色の円板像にすぎないと言ってしまえば身もフタもないんだけど、何といってもその色合いの美しいこと。本当に感動した。指輪にしてあなたに贈りたいくらい、なんて昔の舎密に書いたなそういえば(意味不明(笑))。

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2012年2月 8日 (水)

歴史は繰り返す

 歴史にするなよな、こんなもん。同じミスを1年に2度するなんてまったく穴があったら入りたい。
 1回目はここに書いた前期の「機器分析化学」の試験問題。問題文が不備で正解を特定できないというもの。2回目は先週の「有機化学II」の試験問題。「2-メチルプロパナール2分子のアルドール縮合反応はうまくいくのに、2-メチルプロパン酸メチル2分子のクライゼン縮合反応はうまくいかない。反応機構を書いて理由を説明しなさい。」というもの。アルドール縮合とは異なるクライゼン縮合の成立要件を問う一見定番の問題のつもりだったんだけど...。今日午後に採点をしていて初めて気がついた。アルドール「縮合」は付加の後脱水してエノンになるまでの反応だから、α水素が1個しかない分枝アルデヒドではできないじゃんか!げげげ、しまった。アルドール「反応」と書いておけば何の問題もなかったのだ。これではどっちもうまくいかない反応になってしまっている。ん~、まあ意味はわかるだろうから頬かむりしちゃおうかなとチラと考えて、いかんいかん、この問題の矛盾に悩むあまり他の問題が時間切れになってしまった学生もいるかもしれないではないか、と思い直す。ほんとに申し訳ない(ペコ)。
 というわけで今年度2度目の全員正解。こんな不備な問題を出す教師が学生を落とすなんておこがましいので、限りなく0点に近かったあの子もこの子も今年度に限って救済することにした。よかったね(誰のこと?(笑))。

2012年2月 7日 (火)

スキーマラソン

 5日に行われた第32回札幌国際スキーマラソンの記録が今日の朝日朝刊に載っていた。男子50キロの部で一昨年担任だったスキー部S君が見事150位で完走していた。おめでとう。確か昨年の大会は2桁順位だったように記憶するからそれよりは順位を下げたけど、制限内完走者は500人以上いるのだから立派なものだ。こういうレースの出場者名簿とか完走者名簿を見るのは好きで、知ってる人を丹念にさがしたりする。同じ50キロの部に町内会のTさんも発見。たしか昨年も載っていた。同じくらいの年輩なのに毎年50キロ完走しているなんてすごいなあ。尊敬してしまう。ぼくも頑張らないと。
 だけど、なぜか男子に比べて女子の参加者が少ないような。50キロの完走者は男子503人女子40人。25キロは男子416人女子59人。1/10って他のマラソンレースなんかに比べると少なくないか。なんでだろう。他に知ってる人いないかなと北大関係者さがしたけど、よくわからなかった。ただ女子50キロ完走者中1割の4名が北大ボート部というのはすごいと思った(笑)。クロカンは腕も脚も使うからボート部の冬錬には恰好なのかも。

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2012年2月 6日 (月)

「不変の神の事件」

★★★★☆。
 なんだかよくわからないタイトルだ。なんか宗教的な事件の話かというとさにあらず。家族を自殺に追い込んだ恐喝者を呼び寄せて話のはずみで殺してしまい、家族一同でその隠蔽工作と逃避行をするのだが、警察の手が及んでもう逃れられないというところで最後に意外な結末が、というお話。不変の神というのは単に殺された恐喝者の信奉している思想というだけで、筋書きには何のかかわりもない。
 最近ちょくちょく読んでいる東京創元社の復刊フェアというだけあって、これも古い。1936年だから75年も昔の作品だ。まあ古き良き時代というのかテンポはさすがにのんびりしているけれど、車で死体を運んだり、ホテルの最上階レストランに直行エレベータで上ったり、最後は個人所有の外洋クルーザーで逃げ出したりと、こんなに昔でも有産階級はこんな暮らししていたのかと感心。
 倒叙物特有のサスペンス性もあり、最後のどんでん返しも意外性十分で大きな伏線も張られているし、ミステリーとしてもなかなか上々だと思う。この作者、もう少し読んでみたいと思うけど、どうも他の作品はいずれも入手困難ぽいのが残念。

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2012年2月 5日 (日)

血圧計

 2月にはいって例によって修士論文提出〆切日が近づいてきた。ここのところずっと金曜日だったと思うんだけど、今年は明日の月曜日。最後の校閲にかかる大事な時期に土日がはさまるというのは困るなあと思うけど、今はメールという便利なものがあるので添付ファイルでやりとりできる。のだけれど、なかなか送られてこない訂正ファイルをイライラ待つのも血圧が上がる。
 というわけで血圧計を買った。いや理由はそうではないけど。ぼくはふだん走っているせいかいろいろな検査値はだいたい正常なんだけど、血圧(高)、総コレステロール(高)、γ-GTP(高)、赤血球(低)、白血球(低)などなど時々正常値からはずれる項目がある。血圧はそのひとつ。かと思うと連れ合いは血圧が低く、低血圧で体調不良におちいったりする。これは日常管理が必要だよなと話し合って血圧計を買うことにしたというのが真相。
 圧倒的な速さを誇るヨドバシ通販に昨夜の21時頃に発注したのが、今朝もう届いた。テルモのES-P2000BRで9800円。Amazon(11,850円)より安いし何より速い。ほんとに速い。買いに行くよりずっと速い(笑)。さっそく計ってみたら、126-79と出た。あれれぼくにしては正常でしょ。家で計ると低くなるのかな。

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 今日のランニング。15.3 km/109 min。今月の累計距離 29.9 km。

2012年2月 4日 (土)

アイスキャンドル

 今日は町内会のアイスキャンドル点灯日。毎年この時期で、年によってはバケツの水が凍らなくて困ったこともあるが、今年はその点は大丈夫。それよりも頃あいをみて水を抜かないと芯まで凍ってしまって使い物にならなくなる方が注意だ。
 日中はおだやかな天気だったのに、夕方から気温が下がり、風も出てきた。氷柱の中にはいっていても吹雪いたりするとローソクが消えてしまうこともある。今年は家の前に堆く積った雪の壁にすっぽり埋めたのでその点も大丈夫。極寒多雪の年もいいことはある。

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 今日のランニング。14.6 km/101 min。今月の累計距離 14.6 km。

2012年2月 3日 (金)

11年ぶり

 今年はほんとに寒い。ニュースでは北海道内の1月の平均気温は11年ぶりの低さだそうで、わが家からほど近い石狩観測点も平年の-4.6℃を1.6度下回る-6.2℃だった。ちなみに11年前はと調べてみたら、2001年は-7.8℃と今年よりさらに1.6度も低かったのだ。全然おぼえてないな。きっと今年はなんて寒いんだとぶつくさ言っていたに違いない。
 10年分の1月の毎日の平均気温をグラフにしてみたら、まあ今年は低いには低いけれど飛びぬけてというわけでもないようで、実感と違う。平均気温の1度の差は積算すれば大きいから、体感ではちょっとの差が大きく感じるのかも。
 ここ数日は特に寒く、この10日間はずっと最低気温が-10℃を下回っている。今日は節分、明日は立春。今頃が最も寒い時期ではある。辛抱のしどころだよな。春が来なかった年はない。それだけは間違いない。

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2012年2月 2日 (木)

「99%の誘拐」

★★★★★。
 岡嶋二人は、ずいぶん昔に「クラインの壺」を読んで以来久しぶりだ。文庫のカバーを見ると講談社だけでも30冊近い著作があると知ってびっくり。全然読んでない。
 これは誘拐物。昔起きた子供の誘拐事件が遠因になって、新たな誘拐事件が起きる。いずれも警察の努力にもかかわらず身代金がまんまと奪われる代わりに人質は無傷で返されるという結末。昔の事件はさておき、新しい方がふるっている。なんせ犯人が直接関与していない。子供の誘拐から身代金の受け渡しまですべてコンピュータを使った遠隔操作で行われる。子供はネット上のオンラインゲームで誘い出され、自動ロックで監禁された上でパソコンの画面上の指示に従わされる。家族への連絡はコンピュータからの人工音声の電話で、しかも基地局への遠隔操作で発信されるという念の入れよう。身代金をもって指定の場所への運び役への指示もすべて用意されたパソコン上へのメッセージ。ネットやコンピュータの知識の深さと周到な準備の上に事件が構築されている。
 結末や犯人像はともかく、う~むこういう時代になったのかと感心させられる。ところがどっこい、これはなんと1988年の作品なのだ。今でこそ十分ありうるテクニックだと思うけれど、24年前ならどうだろう。荒唐無稽とまではいかなくても斬新な近未来小説だったのだろうな。それを思えば「クラインの壺」はもっと先進的な未来科学小説っぽいところがあった。こういう科学的な新しいおもしろさというのは他でなかなかお目にかかれないユニークな点だ。こういう作品がもっとあるのなら少し読んでみたいと思う。

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2012年2月 1日 (水)

壮麗の地

 2月になっても当然ながらまだまだ寒い。今朝はぼくが家を出る時刻でもまだ気温は-17℃台。風がなくおだやかな天気のせいか、歩道沿いの木には樹氷の花が咲いていてきれい。微風の風上に向かって水蒸気が昇華して氷の結晶が成長したものだ。今年は気温が低いせいかこんな樹氷(霧氷)や晴れた朝にはダイヤモンドダストを見る機会が多い。
 北大寮歌「都ぞ弥生」の三番の最後に「樹氷咲く壮麗の地をここに見よ」とある。今や大札幌の市街中心と化してしまった北大構内ではさすがに樹氷は見られないだろうが、一歩郊外へ出ると明治の世と変わらない壮麗な景色が広がる。う~む、ここはまだ明治時代なのか(笑)。

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