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2012年4月

2012年4月30日 (月)

夏日

 連休前半最終日はまた天気が回復してすばらしい快晴となった。気温もぐんぐん上がって、札幌観測点で13:55にはちょうど25.0℃に達した。そう、夏日だ。4月に夏日になるなんて記憶にないな、といっても老化した頭脳の記憶などあてにならないのでちょいと気象庁のwebページを調べてみると、2011年の最初の夏日は6/7、以下2010(6/8)、2009(5/21)、2008(5/1)、2007(5/22)、2006(5/16)、2005(6/2)、2004(5/20)、2003(5/30)、2002(6/6)、2001(5/13)、2000(5/19)、と少なくとも2000年以降はないことがわかった。2008年は惜しいけどね。しかし、この13年間で5月中にも25℃に達しなかった年が4回もあるのか。
 風が強かったので用心して長袖Tシャツで走りに出たけれど、なんの吹きつける風は暖かく半袖で十分だった。初半袖ランを逃したな惜しいことをした。まあこれからどんどん走るにはいい季節になるので楽しみだ。連休花シリーズ第3弾(笑)に当別川畔の野生の八重咲きスイセンがきれいに咲いていたので載せたかったのだけれど、いかんせんあの風では揺れてうまく撮れなかった。代わりにこの木なんの木気になる木といつも通りかかって気になっていた河原の見事な独立樹。大木って風格あっていいなあと思う。
 それはそうと、このブログには自然とか植物とか花とかのカテゴリーがないのに気づいた。それで今まで不自由してなかったのかな。いかんなあ、なんか殺伐としたエントリばっかり書いてるのだろうか(笑)。

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 今日のランニング。20.3 km/139 min。今月の累計距離 225.0 km。

2012年4月29日 (日)

仏炎苞

 連休花シリーズ第2弾、というわけではないが、この時期にはやはりあいの里公園のミズバショウに登場してもらわねば。今年は雪解けが遅かったのでどうかなと思ったけれど、伸びかけた葉の合い間になんとか白い仏炎苞が姿を見せていた。多雪だった昨年は5月5日に似たようなエントリを書いているけれど、写真をみるとそれよりも遅れている感じがする。
 今日は家人が法事で出かけているので留守番。気温は昨日並みに22℃近くまで上がったものの、空はどんよりと曇って時おり薄日が差すていど。今シーズンはじめて石狩川に架かる札幌大橋を渡って当別町太美へ。雪解け水が滔々と流れる当別川の堤防沿いを走ってきた。天気予報に忠実に15時を過ぎるとパラパラと雨が降ってきた。写真の水面に広がる波紋がそれ。
 4月の目標である200キロを今日でクリアー。昨年は最後に風邪を引いて達成できなかったから、なんとか借りを返した気分。これから夏場が正念場だな。まずは目前の洞爺湖マラソンまでもう3週間しかない。

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 今日のランニング。20.2 km/135 min。今月の累計距離 204.7 km。

2012年4月28日 (土)

2000本安打

 祝!稲葉篤紀選手2000本安打達成。いやあ、おめでとう。ほんとにうれしい。狂喜乱舞しているファイターズファンのみならず野球ファンは多いだろう。あと34本というところで迎えた今シーズン。開幕試合から好調で、今日までの25試合で34安打。打率.384、本塁打4、打点22はリーグトップの三冠だ。
 一昨日までの東京ドームでのロッテ戦でも25日には4打数4安打と打ちまくり、26日には1999安打目のホームランを打って、プレッシャーなんてないのかという猛チャージで今日の仙台での楽天戦を迎えた。
 14時のプレーボール。天気がいいのでそろそろ走りに行こうかなと着替えて居間のテレビを観るとちょうど試合が始まったところ。稲葉の打席だけ観てから行こうかなと腰を下ろす。先頭の田中が四球、小谷野が送って、糸井がまた四球。1死1,2塁となって、よし稲葉へ回るぞというところで四番中田。併殺打だけは勘弁ね、という祈りが通じたか凡フライ。そして登場した千両役者。3ボールからヒメネスが投じた4球目をスコーンときれいに引っぱる。瞬間、行ったねとすぐわかるライト前ヒット。あと1本というプレッシャーの中で第一打席できれいに決めるなんてすごすぎる。5月にはいっての札幌ドーム6連戦中の達成だったら盛り上がったのになあ、なんていう周囲の思惑のはるか上をいく今日の達成だもんな。おめでとう。

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 稲葉選手とは関係ないけど(笑)、今日の百合ヶ原公園で唯一咲いていたチオノドクサ。
 今日のランニング。20.5 km/137 min。今月の累計距離 184.5 km。

2012年4月27日 (金)

イングリッシュホルン

 今年度の札響定期1回目。首席客演指揮者のエリシュカさんによるドボルジャークプログラム。「スケルツォ・カプリチオーソ」と交響詩「野鳩」は初めて聴いたけれど、まあドボルジャークなので問題はない。というかこのプログラム前半はほとんど意識失っていたかも(笑)。今週は結構ハードだったもんで...。あ、大好きなバスクラの陶酔するような音色はちゃんと聴いていたよ。
 メインプロは「新世界より」。まあ今さらかいというようなものだけれど、ぼくは楽しく聴けた。あまりに通俗的ではあるけれど第二楽章のイングリッシュホルンによる“家路”はやはりいいよなあ。エキスパート宮城さんの派手さはないけれど何という温かい音色。終曲後に80歳を越す指揮者がわざわざ歩み寄って握手していたけれど、気持ちはよくわかる。というかこのエリシュカさんという人、おもしろいね。こんなトシなのに演奏の若々しいことといったら。さすがに「新世界から」は譜面なしで振っていた。もう隅から隅まで頭にはいっているのだろう。お元気でまたすばらしい演奏を聞かせてくださいね。

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 日が長くなって、キタラに駆けつけてもまだ明るい。しかしスマホで撮るとこの時間帯はやはり青いんだよな。う~む。

 

2012年4月26日 (木)

「モダンタイムス」

★★★★★。
 いやあ久々に読んだ伊坂幸太郎はまさに伊坂幸太郎満載だった。どこでも開いて2,3ページ読めば、あ伊坂幸太郎だとすぐわかる。この独特の話法というかひとり漫才というか自己客観視というか卓抜な比喩というか、全然うまくいえなくて知らない人にはちっとも通じないだろうけれど、伊坂ファンならああとすぐわかる特徴。あれだ。それだけでも十分読む価値はある。
 上下2冊のかなり長い長篇で、今より少し未来の話という想定。「魔王」に出てくる安藤兄弟(正確には弟と連れ合い)のその後の人生が重要なモチーフとして登場してくるので、そこからつながってるのかいとわかる。まさに伊坂ワールド。政治とは、社会とは、という問題提起も実はそこからつながっているのだ。表題にあるように、チャップリンが昔に風刺していた通りに歯車である個々の人間の思惑を超越してシステムとしての社会が成り立っている。最後はそういう結論でやや理屈っぽくしめくくられる。
 そこへ行きつくまでの荒唐無稽な設定や先が読めない場面展開は、サスペンスミステリとしても魅力十分。もとが漫画雑誌の連載だというからか、読者を飽きさせないで引っ張っていく仕掛けが張りめぐらされて中だるみしない。巧みな話術ともあいまって場面場面が実におもしろい。そして、事件隠蔽にありもしない設定をでっちあげる壮大な計画とか、検索キーワードの監視によって真実の露見を未然に防ぐ仕組みとか、実際にありそうで結構こわい。グーグルならできるんじゃねとか。しかしこの主人公夫婦の不思議な関係。佳代子の常軌を逸した怖さは最後まで種明かしされないので、本物なんだろうか。物語は終わったけれど渡辺君そんなのん気で大丈夫なのか(笑)。

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2012年4月25日 (水)

晴れますように

 三日月というか細い月が好きで、宵の空に輝く明星が好きで、この両者が出会う月に1度のチャンスには、晴れますようにと祈るような思いで待ち受ける。昨年末から半年にわたって天気にさえ恵まれれば毎月見られたこの美しい光景も、残すところあと1回となってしまった。前回の3月26日は金星と木星の間に三日月が割ってはいったおもしろい光景が見られた。今回は金星が最大光輝直前で最も明るい時期で高度も高く、そのおかげで月も月齢3.8(正午)とやや太くて見やすく、従って日没後に見えている時間が長い、と最良の条件だ。これから金星の高度が急激に下がるので来月は西空低くて見にくくなるだろう。そして6月からしばらくは明け方の空に回ってしまう。
 ところで、その金星が宵の西空から明けの東空へ移るところで、今年はピンポイントで太陽の表面を通過するのが見られる。すなわち日面経過だ。前回2004年6月8日には残念ながら曇りがちの天気で見られなかった。なので今回の6月6日は期待だ。これを逃すと次は105年後(笑)だから何とか見たいものだ。

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 今日のランニング。7.0 km/43 min。今月の累計距離 164.0 km。

2012年4月24日 (火)

アンパンマントロッコ

 例によって鉄系ヒマネタ。JR東日本・JR四国・JR貨物の共同プロジェクト『アンパンマントロッコに乗ろう!』という企画が行われている。すでに3月に始まった宮城エリア(石巻線、気仙沼線)は終了し、先週末から岩手エリアにはいり大船渡線での運転が始まったというニュース。このあと、釜石線、山田線、八戸線でそれぞれ運転され、6月には福島・茨城エリア(常磐線、水郡線)、さらに7月には千葉エリア(総武線、成田線)と続く。
 ぼくはイベント列車には興味がないので、トロッコ号だのノロッコ号だのは乗ったこともないしほとんど知識もない。アンパンマントロッコ号というのは、名前からして四国なのだなとは想像がつくけれど、どういうものだかまったく知らなかった。大船渡線の走行写真をみると実に珍妙な編成でびっくり。キクハ32というトロッコ車両とキハ185がペアになっていて、それをDLが牽引している。キクハ32は形式名からみて運転台はあるけれど無動力なので、動力車としてキハ185がくっついているんだろうけど、あまりに異様。なんで特急車両なんかもってきたのだろうか。しかもそれをDE10が牽いているというのは他社線だからなのかな。
 それはともかくせっかくのトロッコ号、三陸沿線を走らせてやりたいところだが、震災被害によって軒並み不通。なので、大船渡線から次の釜石線へは、一関~花巻経由、さらに山田線へはまた花巻~盛岡経由といちいち本線へもどって迂回回送しなければならない。八戸線へはどうやって入れるのかなと思ったら、三セクのいわて銀河線、青い森鉄道線を経由して回送するのだそうだ。こうしてみるとずいぶん壮大なプロジェクトだよな。ちなみに乗れるのは地元在住の親子連れで、抽選のうえ無料招待されるとのこと。岩手エリアまでは申し込みは終了したけれど、福島・茨城エリア以降はまだ間に合うので詳細はJR東日本HPをご覧ください。

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 今日のランニング。6.8 km/41 min。今月の累計距離 157.0 km。

2012年4月23日 (月)

責任者出てこい

 まとめ記事によれば、このガードレールもない細い道を、国道の抜け道として車がビュンビュン走り抜ける中を、子供たちは毎日集団登校していたのだと。無防備にもほどがある。この世の中にはどういう能天気な性善説者ばかりがいるのだろうか。いくら注意していたって事故は起こる。今の時代、人間は間違えるものだという前提に立って、企業の工場とか作業場の安全は守られているはずだ。独法化以来大学だってうるさいくらい安全教育や安全巡視が行われている。それが一歩外へ出るとこの無防備さ。自動車という危険極まりないものが我が物顔に縦横に走り回っている一般道路で安全を守るべき当事者は誰なんだ。責任者出てこい!まったく、われわれは何のために税金を払っているんだという気になる。
 ニュース記録を調べるまでもなくあまりに類似の事故が多すぎる。そして犠牲になるのはいつも子供たちだ。登下校時間のたった30分か1時間くらいこんなに細い道路は通行止めにしたらどうだろうか。そういうときまって地元の人が困るとか、他の道路が渋滞するとか反論が出る。人とはやりたくないことのためにはいくつも理屈を考えだせるものだから。確かに、無免許で一晩中運転していたという若者は悪い。てんかんを隠して事故を起こした男も悪い。だけど、いくらそういう輩を取り締まったって事故はなくならない。車を人が運転している限り事故は起こるのだ。だから、少なくとも集団登下校中の無防備な子供たちを車そのものから物理的に遠ざける方策を考えねばならないのだ。そんな単純なことが何でわからないのだろう。そんな簡単なことが何でできないのだろう。もうこんな事故はたくさんだ。

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2012年4月22日 (日)

「粗茶を一服」

★★★☆☆。
 久々の山本一力。この人、デビュー当時はずいぶん買っていたのだけれど、ここのところさっぱりだ。本書は損料屋喜八郎始末控えという副題のように、このシリーズの3作目。クールな喜八郎の活躍を描くこのシリーズも、最初はなかなかだと評価していた。が、久しぶりに読んだ本作は多作な著者の悪いところばかりが目について感心しなかった。
 なんといっても底が浅い。猫札にまつわる謎を描いた前半の諸編、伊勢屋を陥れようとするたくらみを描いた後半の諸編、いずれもがそうだ。語り口は達者だし、そこそこ読んでいくと惹き込まれるのだけれど、終わってみれば、あれ、これで終わり...?というように起伏に乏しい。ひねりがない。人情物には実力のある著者だけれど、プロットとそのミステリ的展開についてはちょっとなあ、と思ってしまう。謙遜でなくまさに粗茶でしかないというのでは...。

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 今日のランニング。7.3 km/47 min。今月の累計距離 150.2 km。

2012年4月21日 (土)

トイレ再開

 春が来た。今日は一日快晴。気温が15 ℃を越えてまさに春の陽気。めでたく石狩観測点の積雪深がゼロになった。4月21日の積雪消失は1996年の4/25以来の遅さだから、16年ぶりということになる。
 やっと家の周りの雪もほとんど解けて歩きまわれるようになったので、まずは自転車を出して整備。足慣らしにあいの里公園の周回コースへ行ってみたら、外周コースはまだところどころ雪に覆われて通行不能だった。ほんとに今年は遅い。だけど、冬の間閉鎖されていたトイレが開いているのを発見。このあと、午後に近郊を走ってみたら、どこの公園のトイレも開いていた。いやあうれしい。先週はどこも板を打ちつけられて閉じていたから、ほんとに春が来たのを実感したよ。これでランニング中のトイレ問題のほとんどは解決だな。冬の間はけっこう切実だったんだよね~(笑)。

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 今日のランニング。22.2 km/145 min。今月の累計距離 142.9 km。

2012年4月20日 (金)

「ラットマン」

★★★★★。
 むうん、才能あるねこの人、ほんと。今まで読んだのは3冊でこれが4冊目なんだけど、いずれも平均以上。というかだんだんよくなる。ラットマンていったい何だろう?ねずみ男か、まさかね。ロールシャッハテスト、そうあれだ。同じ絵が見方によってネズミにも見え、男の顔にも見える。つまり、同じ事件が見る人によってがらりと様相が変わって見える、というまさに現代版「薮の中」。
 主人公の姫川亮は学生時代の仲間たちとバンドを組んで活動している。その練習場で起こった事故死を装った殺人事件。物語は終始姫川の視点で進んでゆき、事件の捜査や友人たちの推理に対しての反応や感想がつづられてゆく。そこに加わる姫川の子供の頃の姉の死亡事件のフラッシュバック。いずれも一見単純なできごとでミステリ性は低く、まるでバンド仲間たちとのやりとりが主題の遅れてきた青春小説のように錯覚するほどだ。だが、もちろんこの作者のことだからそれで終わるはずがない。最後にあっと驚く転回また転回が待ち受けている。まさに「薮の中」。叙述トリックの真髄というか、その本人ですらだまされていたのだからかなわない。
 それはともかく、そういうトリックなしに読んでも十分読み応えがあると思う。全体としてよくできたミステリであるのは間違いないのだけれど、それだけに終わっていない。バンド仲間のやりとりだけ取り出しても作品としてちゃんと成り立っている。うまく言えないけれど、直木賞ではなくて芥川賞でもおかしくない、というような感じ。ミステリのためのミステリではなくて、ちゃんとした文学になっているというか。才能だよね。

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2012年4月19日 (木)

逆転現象

 よし、ファイターズ勝って11勝7敗の貯金4で首位だ、と思ったけど...。それにしても今シーズンはなかなか出だし好調ではないか。ダルビッシュが抜けた後の投手陣に目立った補強もないままに迎えたシーズン。おまけに監督も交代して未知数の栗山。開幕前は、誰と話しても今年はだめかもね~と暗くなるのが常だった。それがどうしてどうして。チーム防御率がまだ1点台という投手陣の大健闘。開幕戦に完投勝利した斎藤をはじめ、やればできるんじゃんという感じだ。今まで寄りかかっていたダルビッシュという大黒柱が抜けたせいで、頑張らないとと火がついたのだろうか。何が幸いするかわからないものだ。そのダルビッシュが大リーグでは結構苦戦してるし。
 打線がまたすごい。バカすか打つという意味ではなく打順がころころと入れ替わる。発想が斬新というか、これまでの監督には考えられもしなかった糸井‐小谷野‐田中‐中田‐稲葉‐とか、4番の中田以外は誰がどこに行くか予想ができない。してまたその唯一固定の4番中田をどんなに不振でも変えない。栗山やるなあ。今年のファイターズはちょっとおもしろいよ。GWには観に行きたいなあ。うまくいけば稲葉の2000本安打達成シーンが見られるかも。
 さて問題の今日現在の順位だけど、ソフトバンク負けて10勝7敗、ロッテも負けて8勝5敗といずれも貯金3だから0.5ゲーム差でファイターズが首位の計算なんだけどさにあらず。勝率にすると0.615のロッテの方が0.611の日ハムより上だからマイナス0.5ゲーム差で逆転首位なのだ。納得いかんなあこれ(笑)。

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 今日のランニング。5.5 km/37 min。今月の累計距離 120.7 km。

2012年4月18日 (水)

最遠のオーロラ

 久々に宇宙ネタ。しかもあなたも私も大好きな天王星(笑)。ハッブル望遠鏡が天王星のオーロラ撮影にはじめて成功とのニュース。地球、木星、土星では観測されているオーロラを天王星でも観測しようと、昨年9月の太陽嵐の直撃時に狙いを定めてピンポイントで見事に成功したそうだ。40億キロのかなた、最も遠いオーロラだ。
 写真をみるとすごい。公転面に対してほとんど横倒しにころがるように自転している天王星のようすが2枚の写真のオーロラの位置からよくわかる。あれだけ遠い天王星の地表(大気表?)の限定された部位の現象を観測できるなんて大したもんだなあ。「かすかなきらめきを画像に収めた。運が味方してくれたに違いない」とは研究チームを率いたラミー氏の言葉。まさに観測条件とたゆまぬ努力とそしてほんの少しの運のたまものだろう。惑星表面がうす水色なのは、画像処理の関係なのかな。これが目視時のような青緑色だったらもっと素敵だったのとちょっと思ったけど、いやこのままでも君は十分美しいよ。

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2012年4月17日 (火)

竹冠に旬

 クール宅急便で届いたお届け物。段ボール箱を開けるところころとでてきたのがこれ。なんとまあ立派な。しかも根元が真っ白でみずみずしく、まさに採れたて。竹かんむりに旬と書いて筍とはよくも字をあてたものだ。
 先週末にある会社社長と会食をしていて、なんでだか忘れたけれど筍の話になった。その社長さんは大阪郊外の旧家の人で、家の裏山が竹藪になっていて、毎年今の時期には筍掘りをするとのこと。美しい竹林を維持するには間伐が必須なのだそうだ。へぇ~、ぼくは実は筍が大好物なんですと思わず身を乗り出したら、じゃあ帰ったら送りますよと話が進んで今日の到着となった。しかし見事。この大ぶりのやつなんか買ったら1000円近くするだろう。
 う~ん、さすがにこんなに食べきれるかなとうれしい悩み。大きな筍は茹でるのも大変で、大鍋に糠を入れて煮る。どれだけ筍を食べるかというと、熊本、福岡、京都、静岡、福島と徐々に北上する産地を追いかけながらスーパーで見かけるたびに次々と買うので、この時期は他の月に比べてガス料金が有意にハネ上がるくらいなのだ。これは実話(笑)。
 ほんとうにありがとうございました(ペコ)。

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2012年4月16日 (月)

「三本の緑の小壜」

★★★★★。
 読んでいて一番謎だったのがタイトル。なんとなく毒殺事件をイメージしてしまったので、全然その気配もない進行に??。読み進んでいくと、そういう英国の数え唄からきているらしいとわかる。3本の緑のガラス壜、1本ずつ落ちて割れてゆく...。なるほど、そういう予備知識があると話の流れに乗れるわけだ。
 いずれも13歳で誕生日も近い女の子たちが次々に殺されてゆく。せまい田舎町のこととて登場人物も限られるし、関係者の誰かが犯人だということになる。しかし、誰が、なぜ、という謎は当然のことながら最後まで明かされない。3人の主要人物の一人称視点で次々と物語が続いてゆく。こういうつくりはよくあるが、なかなかうまくできていておもしろく読める。そのうちのマンディ・アーミテイジとマーク・ケンダルがぼくの好みに合っていて、共感しながら読み進められる。謎解きそのものは地味ではあるし、ああそういうことかなと犯人像も想像の範囲内なのだけれど、物悲しい動機と最後のハッピーエンド?が豊かな余韻となって残る。けっして派手さはないけれど、人間のドラマとしても上質だと思う。

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2012年4月15日 (日)

レース予定

 今日もよい天気。が、昨日の途中から右膝に痛みがあって、今日も走り出すと痛い。ここしばらく故障とは無縁で油断していたけれど、膝はこわいのでスピードを落としてそろそろと走り、早めに切り上げる。これからがランニングにはいい季節なのに、ここで走れなくなるわけにはいかない。
 そういえば、先週は9日から始まった北海道マラソン(8/26)の参加登録がなんと3日目の11日にはもうフルマラソン11000人が定員に達して〆切られてしまった。今回から持ちタイム申告がなくなって事実上参加資格制限が撤廃されたので、誰でも申し込めるようになったとはいえ、こんなに早く一杯になるとは。それにしても昨今のマラソンブームはすごい。夏の札幌中心部を走るという魅力なんだろうか。というわけで、ぼくはしまなみ海道に続いて申し込みそこなった。まったく学習してないというか。
 でも、実は半分確信犯だったりして(笑)。これでその前週にある北オホーツク100キロマラソン(8/19)に出るしかなくなった。今年のレース予定は、洞爺湖と千歳はすでにエントリ済みだけど、肝心のウルトラが決まっていなかった。先週末に会社の人と会食したときに、今年はどこに出られるのですか?と聞かれたときも、いやまだとしか答えられなかった。ぼくのレベルでは出られる大会も限られる中で、秋の四万十は抽選だし、とすると9月の丹後街道くらいしか候補がない。京都近辺に行くのは魅力十分だが、今年は学科長なので9月中旬は学科の研修旅行と重なりそうで微妙。とすると北オホーツク行くしかないんだよね。浜頓別にどう行ってどこ泊まるのかというのが問題だけど、申込んでしまえばどうにかなるだろう。えいっ(ポチ)。

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 膝が痛くて不本意な短縮を余儀なくされた腹いせに、せめてぼくの好きな400番台車をカメラに収めようと学園都市線583Dを待ちかまえていたら、やってきたのは700番台車の代走だったし(泣)。
 今日のランニング。12.7 km/90 min。今月の累計距離 115.2 km。

2012年4月14日 (土)

こんにちは

 この週末は暖かい好天の予報。まず今日は晴れで13 ℃。気象庁札幌観測点の積雪は数日前にゼロになったとはいえ、うちの庭にはまだまだ雪が残っているけれど、道路に面した塀際のエメラルドの冬囲いをはずす。根元部分の覆いが不完全だったので雪の重みで枝がずいぶん傷んでいる。大雪の被害甚大だ。このあたりは札幌市とはいっても生振にある石狩観測点の方がずっと近く、そちらの積雪はまだ50センチ近くある。それも昨日から1日で10センチ近く減った。順調にいけば来週末までには本当にゼロになるだろう。昨年ゼロになったのが4/17、大雪だった2005年が4/18だった。たぶん今年はそれを更新する記録になるに違いない。
 それでも午後に近所を走っていると、暖かさに誘われて子供たちがずいぶん外を走りまわって遊んでいた。春だなあ。小さな女の子が玄関先から“こんにちは”と声をかけてくれる。思わず“こんにちは”と大きな声で返す。町はずれとはいえ札幌の町中でこういうことがあるとついうれしくなってしまう。

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 今日のランニング。21.5 km/133 min。今月の累計距離 102.5 km。

2012年4月13日 (金)

「同級生」

★★★☆☆。
 ターニングポイントとなった傑作ねぇ。まあ佳作の部類にははいると思うけど、なんだかなあ。冒頭に出てくる主人公西原の妹の先天性奇形の話、仇討ち、が伏線となっていて、ああそういうことだったのかと最後にわかる仕かけになっている。社会問題のひとつではあるが、本筋の事件とはあまり関係ないのでとってつけたような感がなきにしもあらず。そもそもこういう妹の存在を出す必然性があるのか。それに関連して最初の犠牲者である宮前由希子への西原の謎めいた態度の理由が明かされないままに引っぱられて、全体の主軸となっている。西原の役回りって何なんだろう。被害者ではないし、被疑者としては弱いし、探偵役にしても今ひとつ。それよりもぼくは潜在的な加害者に思えてしかたがない。なんといっても半ば殺されたかのように事故にあった宮前由希子がかわいそう過ぎる。結末の、「同級生さ」、ふざけるなという感じ。
 東野圭吾もずいぶん読んだ気がするけれど、まだまだ未読の山が減っていない。ぼくは気に入った作家は年数順に読まないと気が済まないという強迫神経症もちなので、こういう多作の作家の場合なかなか最近のベストセラーに到達できない。まさか読む速度よりも書く速度が速いということはなかろうからいつかは追いつくはずなんだけど、最新刊「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読めるのはいつのことやら(笑)。

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2012年4月12日 (木)

相互利用相関図

 昨日のエントリを読み直していて、JR各社間でICカードの相互利用度が高いのはもちろん関連会社だからであって、そもそも相互関係のない首都圏の私鉄と関西の私鉄とでPASMOとPiTaPaの相互利用ができないのはメリットもないし無理からぬことだと思えてきた。ICOCAがPiTaPa代わりに使えるのだから、ICOCAと相互利用できるSuicaでもPiTaPa区域に使えてもいいのに、というのは都合のいい理屈だ。考えてみると、札幌圏ではJR北のKitacaと札幌市のSAPICAですら現状では相互利用できないのだから、たとえばKitacaがPASMO区域に使えるはずがない。
 交通系ICカードの相互関係は複雑怪奇で、先年学会で静岡に行ったときに静岡鉄道でICOCAが使えるのを発見してびっくりした。まさか静岡に行くのにICOCAを持って行こうとは考えもつかなかった。というわけでひと目でわかる?相互関係の図をちょいと拝借して載せておこう。なるほど静鉄の例はICOCA→LuLuCaに該当するのだとすぐわかり便利。しかし相関図というより壮観図だなこれは(笑)。
 ところで、この図によれば2013年春には青破線枠で囲んだ部分が相互利用可能になる予定だとか。つまりケータイにモバイルSuicaを入れておけば日本中の主要都市圏の鉄道に乗れることになる。う~ん、時代はそこまできているのか。

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 今日のランニング。5.4 km/32 min。今月の累計距離 81.0 km。

2012年4月11日 (水)

PaSoRi

 3月末にヨドバシに注文していて、在庫切れで遅れていたパソリが今日届いた。Suica、EdyなどのICカードはとても便利だけれど、欠点は現在高や履歴がすぐには確認できないことだ。その点、おサイフケータイならば画面で確認できるので便利。しかもオンラインチャージやオートチャージに対応しているものなら、ほとんど残高を気にしないで使えるので超便利。今のところ使用頻度の高いEdy、Suica、WAONはそれで問題ない。問題なのはそれ以外のもの。たとえばKitacaはICカード版しかないので、定期区間外へ乗り越す場合、たとえば出張で新千歳空港へというようなときには残高いくらあったかなあ?と心配しなければならない。その点SAPICAはICカードながらオートチャージに対応しているすぐれ物なので便利だ。
 先月の京都出張では関西圏のJRや私鉄にずいぶん乗った。JRはSuicaで乗れるのでスマホのモバイルSuciaが使えるので無問題。ただし、首都圏以外ではオートチャージには対応していないので、残高チェックは必要だがまあ大した手間ではない。問題は私鉄で、関西圏の私鉄にはPiTaPaという共通ICカードがあるのだが、クレジットカードのひもつきカードで居住者以外は入手しにくいという難点がある、JR西のICOCAはPiTaPaと相互乗り入れしているので使うことができるけれど、残念ながらICOCA区間で使えるSuicaはそこまで対応していない。というわけで私鉄乗車時には手持ちのICOCAカードを使うことにした。が、おサイフケータイに慣れてしまっていると、改札機にタッチしないと残額の見えないICカードは不便でしかたがない。多めにチャージしておけばいいのだけれど、出張時以外に使わないICOCAにあまり残額を残しておくのもなあという気がするし。結局、何度も券売機でチャージを繰り返すはめになった。鉄道系のICカードくらい早く統一してほしいものだ。
 それはともかく、パソリがあればいつも今年こそやろうやろうと思ってやっていないe-Taxだってできる。もちろんたくさん集めている各地の交通系カードの管理も便利だ。以前はカードリーダー内蔵のvaioを使っていたので不自由なかったけれど、今のデスクトップになってからはそれができなくなっていた。まあいろいろと他にも使い道はあるしというので、遅ればせながらの導入というわけ。インストールしていろいろなカードを読みとらせてみたら、富山のpasscaと長崎のスマートカードだけは認識されなかった。ICカードもずいぶんいろいろあるから,、すべてに対応というわけにいかないのはしかたないか。あ、箱には書いてないけど、SAPICAはちゃんと読めた。

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 今日のランニング。5.4 km/32 min。今月の累計距離 75.6 km。

2012年4月10日 (火)

「写楽殺人事件」

★★★★☆。
 謎の浮世絵画家東洲斎写楽とは何者か?を大胆な仮説で解き明かす、のが本書の主題ではない。けれど、物語の前半部分がほぼその謎の解明(というか物語内での新説)に費やされているので、歴史ロマンを読んでいるかのような気になってしまう。それが良くも悪くも本書の特徴だろう。ちゃんと殺人事件も出てくるし、浮世絵をめぐる学会の主導権争いや功名争いなど、現代風などろどろした人間関係なども出てきて、ミステリーとしてもそこそこおもしろいとは思う。
 だけどな~。歴史上の写楽の謎と現代の事件の謎とそれらを融合させたところがミソであるのはわかるけれど、それが成功しているかというとぼくはちょっと疑問だ。必然的に多くなる写楽にまつわる歴史的諸説や江戸時代の浮世絵界の話が、それはそれで興味深くはあるけれど、それなら歴史ミステリにしてしまえばスッキリするのに。二兎を追って成功してないんじゃないかなあと思える。
 本筋とは何の関係もないけれど、主人公が写楽の足跡を追って大館から小坂まで走っていた同和鉱業小坂線に乗るシーンがある。この鉄道は1994年まで旅客営業、2008年まで貨物営業を行っていた。つい最近まで走っていたのだ。なのにぼくは乗ったことがない。乗らないうちに廃止になって悔しい思いをした路線は他にもあるけれど、ここはその最たるものの一つ。もっと古くは大館から反対方向へ延びる花岡線というのもあって...、というのはまた別の話(笑)。

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 今日のランニング。5.3 km/33 min。今月の累計距離 70.2 km。

2012年4月 9日 (月)

クロマトグラフィー

 たまには仕事の話でも書かないと、いつもいつも走ったり本読んだりばかりで気楽だな~と思われても何なので。いや、まあ気楽なのはたしかなのかもしれないが(笑)。
 半年ぶりに3月末から再開したベンチワーク。新年度が始まってまた講義やら会議やらに追われる毎日に突入したけれど、だからこそこうして実験台に向かっているとホッとする。ここにはお客さんもこないし、電話もかかってこないし、メールもこない。新学期が始まったばかりで、M2はまだ就活でいないし、新M1も講義が始まって忙しそう。というわけで実験室もまだ広々としている。そもそも今年度うちのグループは学生が3人減ったので、実験台の割り当ても余裕がある。なので、ぼくのような非常勤実験者も少し肩身が広くなった。
 今日は文字通りのクロマトグラフィーというわけで赤色色素の分離カラム。目的の微量成分は大量にある直前溶出成分とかなり重なって、一度できれいには分離できなかったのはちょっと残念だったけれど、まあ半年ぶりにしてはよしとしよう。実験は楽しいし、また次の段階で分離する楽しみがあるというものだよ。

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2012年4月 8日 (日)

大路の春を疑わず

 4月にはいって一週間。なかなか暖かくならない。今日は天気がよく明るい青空がのぞいていたけれど、明るさに誘われて外へ出ると、やはりまだまだ寒くてがっくり。先週は大嵐のあと雪が降ったりやんだり。もうこの時期になると新たに積るということはないので表通りは乾いていて、まさに「バスを待ち大路の春を疑わず」なんだけど、なんといっても作者の石田波郷は愛媛の人だからな。庭や除雪していない裏通りはまだまだ雪の山。春なんていつ来るんだか。うちの物置の前もまだまだうず高い雪山で、結局今週も中の夏タイヤや自転車は出せずじまい。昨年も一昨年もこの時期には庭木の冬囲いをはずしたりしているのに、今年はいつのことやらだ。いったいどうなってるんだろう。
 そうは言っても、いつものランニングコースを走ると、週ごとにどんどん季節が移ろっていくのを実感する。雪に覆われて「道程」ばりにどこを走ればいいのかと言っていた野中の道もすっかり溶けてランシューが軽い。

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 今日のランニング。20.1 km/133 min。今月の累計距離 64.9 km。

2012年4月 7日 (土)

僕達急行 A列車で行こう

 カミさんに誘われて久しぶりにシネマフロンティアへ。いやあ楽し過ぎるよこれ。ストーリーもおもしろいし、出てくる役者も達者だけど、何といってもこの鉄分の濃さ。尋常じゃない。“こまち”、“こだま”をはじめ、登場人物の名前がすべて列車愛称名。会社が“のぞみ”地所、“ソニック”フーズ、女の子も“あずさ”、“あやめ”、“みどり”などなどここまでやるかい。
 随所に出てくる列車走行シーンはもとより、海芝浦駅、豊後森の扇形庫、駒鳴駅、八ツ山橋など、鉄道ファンなら思わずニヤリとしてしまうスポットの数々。携帯着信音は京急のVVVFインバータ音という凝りよう。脚本・監督の森田芳光は鉄だという話だけど、まったくただ者ではないな。
 話自体は、他愛ないというか偶然が重なってできすぎではあるけれど、基本コメディなんだしこれはこれで十分。ぼくは文句なしに楽しんだ。一緒に行った家内(普通人)もそれなりに楽しんでいたみたいだけど、同じお金払っているなら気の毒だね。鉄なら500%楽しめること請け合い(笑)。

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 今日のランニング。19.6 km/126 min。今月の累計距離 44.8 km。

2012年4月 6日 (金)

ホワイトバランス

 今日は入学式。といってもぼくは式に招かれているわけではないので、ふつうに講義して会議しての一日。先日の大嵐以来、風が吹いて肌寒い日が続いている。今日も日中雪が舞い、夕方には木々が真っ白に雪景色。道外から来た新入生はえらいとこに来たものだと思ったかも...。
 夕暮れに雪化粧した木がきれいだったのでついパチリ。ところが、昨年末に買いかえたスマホSH-01Dのカメラ。これがなかなかの難物だ。これまでのBBB9000よりははるかにマシなのは確かだけれど、12.1Mという高解像度でもうデジカメはいらないかというとさにあらず。どう考えても愛機IXYdigital7.1Mより劣っている。難しい薄暮の雪景色ではあるが、オートで撮るとホワイトバランスがまる崩れ。単なるモノトーンの景色なのになんでこんなに青みが勝ってしまうんだろうか。気軽に撮りたいスマホのカメラでいちいちシーン選択だのホワイトバランス補正だのやる気はしない。まあデジタル画像なんだから撮ってから補正すればいいという話ではあるのかもしれないけど、ぼくの場合技術が未熟なせいか、画像ソフト使ってるとだんだん何が本当なのかわからなくなってしまって結局気に入らないというのがオチなんだよな(笑)。

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2012年4月 5日 (木)

「たどりそこねた芭蕉の足跡」

★★★★☆。
 桑山十兵衛シリーズも7冊目か。よくも飽きずに読み続けているものだ。何度も同じことを書いているので耳タコだろうけれど、似たようなシリーズが複数あってそれをインターバルをおいて取っかえ引っかえ読んでいるので、新鮮味とまでは言わないにしても飽きがきにくいのかもしれぬ。
 例によって読みきりの短篇になっているが、川崎平右衛門という代官と手代の小川万蔵との確執というか因縁話が全編を通じて流れていて、それが最終編で意外な結末になる、というゆるやかな長篇ぽい仕掛けになっている。出てくる小悪党がいずれも抜けていて憎めないところもいつも通り。まあそれだけの話だけどいいんじゃないの(笑)。

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2012年4月 4日 (水)

岩泉線

 困ったときの鉄系ヒマネタ。一昨年夏の土砂崩落脱線事故以来不通が続いているJR東日本の岩泉線が、復旧できずにそのまま廃線になることに決まった。同社のプレスリリース(PDF)によれば、復旧と安全対策工事に約130億円かかるのに対し、有数の赤字路線である同線は年間-2.5億円の営業損益が計上されているとのことで、まさに巨額を投資しても踏んだり蹴ったり状態なのだ。
 付近は岩手県山間部の過疎地帯で、接続する山田線とともに以前から廃止が噂されていたところへ今回の事故では致し方ないというところだろう。JR東にとっては渡りに船といっては言い過ぎかもしれないけれど。ぼくは2度乗ったことがあるけれど、まあすごい山奥で、なんでこんなところに鉄道がという印象しかない。地図上方の岩手大川駅前後を見てもわかるように、連続するトンネル、秘境駅、廃止スイッチバックと趣味的にはとても魅力あるところだが、民営化したJRにとっては趣味で運営するほどの酔狂もできないのは当然だ。惜しむ地元の声もわからないではないが、客観的にみて廃止が遅すぎたくらいだろうな。
 岩手県でありながら廃止理由が大震災ではなかったというのが皮肉なことだ。けれど、その大震災の影響で不通のままの山田線宮古~釜石間もバス高速輸送システム(BRT)への転換が提示されていたのではなかったろうか。岩手県の三陸沿岸部と北上山地あたりの鉄道はとてもおもしろいところが多かっただけに、鉄道ファンとしては残念なことだ。岩泉線はもう一度乗りたかったと思う、ほんと。

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2012年4月 3日 (火)

爆弾低気圧

 新年度がスタートしたばかりだというのに、今日はなんだか春の大嵐で各地大変なようだ。「爆弾低気圧」なんて物騒な用語は初めて聞いた。なんでも、中心気圧が24時間に24ヘクトパスカル以上下がるものの通称なんだそうだ。 首都圏の鉄道は軒並み運休やら間引きやらで、帰宅難民が出るのではという騒ぎ。いくら時ならぬ嵐とはいえ、大都市の基盤の脆弱なこと。都会の人は大変だな。都会に暮らす末娘はもちろん、就職したての卒業生も就活に走りまわっている在学生も被害を蒙っていないといいけど。
 北海道へこの嵐が到達するのは今夜半から明日らしい。このあたりも午後から雪が雨に変わってかなり強い降りになってきた。明日は大学院の入学式、学科移行2年生のオリエンテーション、研究室の年度初めミーティングと行事が目白押し。今年度は学科長、講座主任、分野主任、専攻副主任と役職のオンパレードなので、いろいろとセレモニーやら行事に駆り出されることが多い。明日は猛吹雪だそうだけれどちゃんと出勤できるのだろうか。そうか、いなかはいなかで苦労があるな(笑)。

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2012年4月 2日 (月)

「川の深さは」

★★★★★。
 先週の学会出張の飛行機で半泣きになったのがこれ。この著者は初めて読んだ。そういえば出世作の「亡国のイージス」というのは聞いたことがある。文庫カバー裏によればその作者の「出版界の話題を独占した必涙の処女作」なのだそうだ。まさに必涙はそのとおりだった。熱い、熱すぎる。涙が止まらない。
 この作品について知りたかったら、ぼくなどが千万言を費やすよりも、文庫巻末の豊崎由美の解説を読むべきだろう。この小説の熱さが間然するところなく書き切られている。立ち読みでもいい、ぜひ読んでほしい。絶対に本文を読みたくなること請け合いだ。「彼女を守る。それが、おれの任務だ」。「保と桃山が死にものぐるいで伝えてくれる人としての矜持、優しさ、痛み、怒り、大切な人に注ぐ無尽蔵の愛と情熱こそが、この小説をありていの冒険小説から人間ドラマへと昇華させている」。
 もう何もつけ加えることはない。人が人として生きるためにもっとも大切な何か。それを強烈に問いかけてくる。そう、これはまるで藤原伊織の世界ではないか。似ていると思う。藤原伊織が死んでもうあの熱い人間のドラマが読めなくなったと嘆いていたら、どっこい福井晴敏がいたという幸せ。
 「あなたの目の前に川が流れています。深さはどれくらいあるでしょう? 1.足首まで、2.膝まで、3.腰まで、4.肩まで」。まるで昼メロみたいな作品のタイトルは結構意味深で、この心理テストからきている。ちなみにぼくは4の肩までを選んだ。なるほど、作品世界に肩までどっぷり漬かってしまう資格十分というわけだ。
 防衛庁、米CIA、北朝鮮、それらがからむ国際問題、テロ、諜報戦、そしてミサイルや兵器での戦争もどきのアクション、と主題になっているのは国家の存立と国防問題で、そのSF的ストーリーもそれはそれでおもしろいし、最後の銃撃戦シーンはすごい迫力だけど、それよりも大組織に立ち向かうちっぽけな人間の生き方が圧倒的に胸を打つ。桃山、保、葵、3人で海を見にいくという約束が果たせなかった。その結末がたとえようもなく悲しい。

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 今日のランニング。5.2 km/32 min。今月の累計距離 25.2 km。

2012年4月 1日 (日)

一年の計

 新たな年度の始まり。一年の計は元旦にあり。元旦じゃないけれど気合いが入る。しかも青空が広がり明るい朝。今年度はいいことありそうな。
 昨年度は大震災直後に始まったこともあり、落ち着かないスタートだった。おまけに運気がどんどん降下して後半はほとんど死んでいたも同然だった。もうこんなトシになって死んでるヒマなんてないんだよな。死ぬのは死んでからで十分。生きているうちは生きなければ。というわけで今年度はアクティブにアグレッシブに生きたいと思う。まず目標はまじめに走ること。ぼくの場合、そこから生活すべてが回って行くので。
 今日は好天にも誘われて午前中から走りに出る。外は風が強くて意外と寒かったけれど、明るい日差しに救われる。春の小川というほどのどかではないが、ふだんは荒涼としている篠路新川すらがやさしげな景色にみえる。身体も軽いし靴も軽い。気分はまだまだ軽くはないものの、前向きに生きようという気が少しずつ湧いてくる。
 そういえば、昨日の積雪量グラフを見なおしてみてどうも納得いかないなと思い、昨年のメモを見返してみたら、なんと4月2日に裏の物置きを開けてタイヤ交換をし、ついでに自転車を出して整備している。物置きまでの通路は今年はまだまだ雪山でとうてい掘り出せそうもない。タイヤも自転車も来週末だろうな。どうも記録以上に今年の雪は多い気がする。たぶんこの地区が局地的に降ったのだろう。
 それでも、道路は乾いているのでもう平日の夜ランを始められそう。まずはいい4月にしたい。

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 今日のランニング。20.0 km/117 min。今月の累計距離 20.0 km。

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