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2012年10月14日 (日)

「海のある奈良に死す」

★★★★☆。
 有栖川有栖の初期長篇。今頃になって読んだのかとわれながら思うけど、はたしてそうなんだろうか...。ぼくは奈良好きで、京都大阪に所用で出かけるときはいつも時間をやりくりして奈良へ足を延ばす。必然的に海のある奈良こと小浜にも興味を示し、実際に行ったのは1回だけだけどレンタサイクルで寺巡りをしたことがある。
 その小浜の海岸で変死体が見つかってと事件は始まる。まさに海のある奈良に死すなんだけど、真相はそう単純ではない。小浜にも伝わる不老長寿の人魚伝説がからんであらぬ方向へと話が転がって行く。容疑者の幅が狭いので結末の意外感はないし、動機も犯行計画も単純ではあるけれど、歴史がらみのトラベルミステリーぽい趣きもあり、まあこれはこれで楽しめると思う。
 それはともかく、赤星という作家の名前や永遠の美少女穴吹奈美子の人間関係、人魚伝説などに既視感がぬぐえない。ひょっとして以前読んだことがあるんじゃなかろうか。最近の記録にはないのでもっとずっと昔、孤島パズルを読んだ時あたりに。とはいってもそんなに古い作品というわけではないからせいぜい10数年前だろうけど。う~む、自分の頭が信じられん(笑)。

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 今日のランニング。18.7 km/129 min。今月の累計距離 82.0 km。

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