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2012年11月23日 (金)

「エデンの命題」

★★★★☆。
 ん、これはiPS細胞?なわけはないよな。と一瞬思わせるような時代を先取りしたテーマにびっくり。アダムの肋骨からイブが生まれた、ってじゃあ性染色体はどうなってるの。確かにそういわれればそうだ。XYのYを不活化したってXXにはならない。それはともかく、体細胞からクローン人間を作れたとしたら、その人間の臓器は親株にとって免疫学的不適合性の恐れがまったくないものとなる。つまり臓器のスペアを持ちうることになる。なるほど~。とすれば脳以外のすべての臓器が移植により更新可能になってしまう。iPSを突き詰めればそういうことになる、金と力がありさえすれば倫理規定などを乗り越えて万一のために自分の臓器クローンをつくることができる。すごい話だなあしかし。島田荘司らしいというか、まあこういう科学物は他の追随を許さないだろう。
 本編は、最後にあっという仕掛けがあって、読んでいくうちになんかこれはなあ~と気づいてはしまうんだけど、道を踏み外す一歩手前で踏みとどまっている。だけど、冗談ではすまないことがこれから起こる可能性は十分あるというのがじわじわと恐い。

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 今日のランニング。15.6 km/111 min。今月の累計距離 105.9 km。

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