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2012年12月

2012年12月31日 (月)

365日


  365日の君に捧げる愛の詩
  聞こえてくる 流れてくる
  君を巡る 想いのすべてよ
  どうか君に届け...
       (Mr.Children)


 長らくのご愛読ありがとうございました。
 ダックスフント爺さんはこれよりワープします(笑)。


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2012年12月30日 (日)

ストップ

 年末年始といったって同じ一日が過ぎていくのだし、大騒ぎしているマスコミに踊らされている感が無きにしも非ずだけど、とはいっても社会生活を営んでいる以上は忘年会だの新年会だのは当然のように数多あるわけで、今日は今年最後の忘年会。昔の研究室のちょうど一回り下の後輩たちのミニ同期会になぜか闖入してきた。ふだんとはまったく違う顔ぶれでいろいろと懐かしい話やホットな話題で盛り上がり、楽しいひとときを過ごした。お世話さまでした(ペコ)。
 さて、居酒屋へ行くと必ずたのむのが出し巻き卵。この店のは一風変わっている。脚付きの板にピラミッド状に6切れの卵焼きが積み重なって出てきたと思ったら、店員がやおらかたわらのボールとお玉を構え、かけ声をかけるまで続けますから好きなところでストップと言ってください、とボールからカニの剥き身をまわりに載せ始めるではないか。なにこのサービスはと一同呆然と見守る中で高台からボロボロこぼれ落ちるほどカニが載せられてゆく。たまらずストップしたのがこの図。最後にガスバーナーで上から炙るという過激趣向までついている。まったくいろいろ考えるものだ。おかげでまたひとつ今年も経験値が上がった(笑)。

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2012年12月29日 (土)

「ツナグ」

★★★★★。
 辻村深月は気になる作家の1人で、以前「冷たい校舎の時は止まる」を読んでストーリー展開やトリックはともかく、そのあまりの冗長さに辟易したあとも、こんなはずではないなあと納得いかなくて、人におススメ作品を聞きまわったりしていた。で手にした2作目が話題の本作。掛け値なくすばらしかった。ほらやっぱり、という感じ。本年度上期直木賞作家の感動長篇、という触れ込み通り。構成から文章から同じ人が書いたのかと思うくらいうまい。そして何より重要なことに、感動した。泣いた。
 生者が望んだ死者に会うことができる。ただし望むのも望まれるのも一生にたった1人だけ。この設定がうまい。自分にとって本当に大切な人は誰かが問われると同時に、相手にとって自分が本当に大切な人かどうかが問われる。両者が合致しないと再会は成立しない。まずは4組の生者と死者の一夜の再会の物語が綴られる。それぞれの話はまったく別個でそれがひとつの短篇小説になっている。ああこれはこういう連作ものなんだなと思ったら、最後の1篇でそれらが一つにつながっていることに気づく。タイトルの意味がわかる。この連作長篇(まさにそういう構成になっている)の主人公は生者でも死者でもなく、その橋渡し役の使者(ツナグ)なのだと。最終篇は、使者役を祖母から引き継ぐ少年の物語。超常能力者の家系につながるその少年は幼くして両親を不可解な事件で亡くしており、その事件の意外な真相が最後に明らかになる。そう、なんでもない連作ファンタジーだと思わせておいて、これは実はひとつながりのきっちりとしたミステリーなのだ。何という構成だろう。うますぎる。
 生者と死者が出会う4つのエピソードもそれぞれがなかなかに興趣に富んでいるが、なんといっても「待ち人の心得」が抜けている。類型的といってしまえばそれまでだけど、この切ない純愛ストーリーには涙が止まらない。「異邦の騎士」の石岡君と良子さんそっくり、といえば読んだ人ならうんうんとわかってくれるに違いない。最後の最後にいい作品を紹介できてよかった。

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2012年12月28日 (金)

2271.7 km

 今日で今年の走り納め。総走行距離は2271.7 kmとなった。昨年が1974.0 kmだったので15%の増で、ここにこっそり書いておいた2200キロ越えをあっさり達成した。そして今年の目標は実は総計距離よりも各月前年の距離を更新することだったのが、今日でそれも完全達成。前半は順調だったけど秋から冬がなかなかで、週末に雨の多かった11月はかろうじて0.1 kmの増、最後の12月も記録的な大雪で大変だった。総走行日数は157日で平均距離は14.5 km。昨年は130日と15.2 kmだったから、1回の距離は短く回数で稼いだことになるな。
 まあ、終わってみれば、とにかく1年間大きな故障もなく、エントリーした全レース(といっても3つだけど)をいずれもまずまずの記録で走り終えたので、よかったと思う。来年の目標は今年以上にと欲が出るけれど、トシを考えればそうそういつまでも前年越えなどというのは現実的ではない。無理しないでいかに衰えを抑えるかということになるんだろうな。もちろんいくつになっても目指すは自己ベストなんだけど。というわけで少し休みます(笑)。

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 今日のランニング。10.4 km/80 min。今月の累計距離 142.5 km。

2012年12月27日 (木)

車内販売

 引続き鉄ネタをば。来年3月のJRダイヤ改正の概要が発表になって、ニュースにも取り上げられている。すでに東北新幹線の時速320キロ運転とか200系車両の廃止とかこれまでも散発的に話題になっていたけれど、全体に情報がまとまっているとれいん工房のwebページを見てみると、なんか目玉のない改正だなという感じ。まあ上記以外にも趣味的にはいろいろあるが、総じてぱっとしないというかこれでは一般のニュースになりにくいだろう。
 ぼくとしてはひとつおおっと思ったのが、JR東海の在来線主要特急列車、しなの、ひだ、南紀、しらさぎの車内販売が全廃のニュース。特急列車といえば食堂車なんていうのははるか昔の話で今さら望むべくもないけれど、今の時代は車内販売すらなくなってしまうのか。まあ確かに、コンビニや駅売店が充実しているから、あらかじめ必要なものは買って乗ることが多いし、だいたいが列車に長時間乗ること自体が少なくなっているから、車内で買い物する間もなく降りてしまうのも事実。人件費や費用がかかるわりに売り上げなんて微々たるものだろうとは予想できる。だけど利用頻度が少ないからといってなんでも切り捨ててしまうというのもなあ。旅の楽しみというかゆとりがなくなって単に運ばれているだけになってしまっては、汽車旅(死語?)離れがますます加速するのじゃないだろうか。乗るなり窓のカーテン引いて居眠りするビジネス族ばかりがターゲットというわけでもなかろうに。特に、しなの、ひだ、南紀、しらさぎの4列車は名古屋から4方向へ向かう観光ニーズの高い列車だけになおさらの感がある。
 といって、ぼくもJRの優等列車に乗る機会が最近ほとんどないし、車販で買い物した記憶もあまりないからえらそうなことは言えないけどね。一番最近見たのは、この秋の成田エクスプレスだな。短距離列車で、1車両5, 6人くらいしか乗ってないガラガラの惨状なのに車販がやってきて感心した。あれはひとつのステイタス列車だからなのだろうか。確かに大赤字だろうなあれでは。今思えばコーヒーくらい買えばよかった(笑)。

121227      http://railway.jr-central.co.jp/foods-drinks/index.html

 今日のランニング。11.4 km/84 min。今月の累計距離 132.1 km。

2012年12月26日 (水)

世界最長

 ほう、中国に世界最長の高速鉄道が本日全線開通。北京~広州の2298キロを7時間59分で結ぶんだとか。さすが中国スケールが大きい、と言いたいところだけれど、実はそうでもない。いくつかwebのニュースを見てみるとみんなソースがいっしょなのか、東京~博多間の約2倍としか書いてない。日本の新幹線はそれだけじゃないんだよね。直通列車こそ走っていないけれど、フル規格新幹線は今や新青森~鹿児島中央を結んでいて、その距離は計2177.5キロもある。さらに新函館まで開業すれば軽く中国をぬくだろう。その頃にはむこうもどっか延長してるかもしれないけれど(笑)。だけど考えてみると、中国なら広い国土で余裕をもったルート選定ができそうだけど、日本では狭い土地にやりくりしてよくもこれだけの高速鉄道を走らせてるもんだと思う。

121226      http://japanese.cri.cn/881/2012/12/26/161s202664.htmより

2012年12月25日 (火)

「春にして君を離れ」

★★★★☆。
 アガサ・クリスティを読むのは何年振りだろう。早川書房のクリスティ文庫81か、そんなシリーズあるんだ。それにしても81冊目とはすごい。多作だけどすべて水準作で駄作がないのがクリスティ。どれをとっても安心して読める。作品数が多いので何を読んで何をまだ読んでないのかわからなくなるのが難点だ。ぼくは中学時代に「アクロイド殺し」を読んで驚倒したのが最初で、それから脈絡なくあれこれ読み散らかしているので読了と未読がさだかではない。
 さすがにこのタイトルは記憶になかったので手に取った。そしてびっくり。これはミステリではなく心理小説ではないか。それも最上級の。この人の芸域の広さにはまったく感服する。結婚して3人の子供を立派に育て上げた自信満々の女性が、娘の嫁ぎ先のバグダッドから陸路イギリスに帰る途中のトルコ国境で天候不順により足止めされ、所在なく滞在所でひとりの時間を過ごすうちに、あれこれと考えごとを始める。作品のほとんどがその一人称回想シーンだ。記憶をたどるにつれふと心に兆す疑念。疑心暗鬼とはよくいったもので、自分の立居振舞が間違っていたのではとどんどん不安になる。
 もちろん考えても結論は出ない。無事開通した列車に揺られて夫の待つ家に帰りついたときには、もう元の自分にもどっている。ちょっとした種明かしが末尾にされていて作品は閉じられる。さて、本書の値打ちはさらにその先にある。あの栗本薫が解説を書いているのだ。たった4頁の解説が本文にもまして深い。う~むとうならされること請け合い。女はこわい、いつもそればっかりやな(笑)。

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2012年12月24日 (月)

本日のスープ

 今年のクリスマスプレゼントは加賀谷はつみ。遅ればせながらだけど、ついにCDデビューを果たした。11月21日に「本日のスープ」がリリース。歌って登れるシンガーソングハイカーというキャッチコピーが笑える。なんだよそれ。なんか最近山登りしているみたいで、最標高デビューライブを立山のみくりが池(標高2410m)でやるのだとか、って11月19日だからもう終わったんだな。注意書きに「室堂ターミナルから会場までは雪道の可能性が高く吹雪くことも予想されます。冬山登山の経験や知識がない方は無理をなさらずにご来場はお控えください」、ってそりゃすごい。さすがに全都道府県ストリートライブツアーをやった気力体力はダテではない。
 これまではiTunes Storeか着メロサイトでしか買えなかったので、CD発売は朗報だ。ただ欲をいえば昨年の北海道マラソンテーマソング、大好きな「君がいる」を同梱してほしかったけどね。あの名曲をiPod以外で聴けないのは不便で仕方ない。まあそのうちアルバムが出れば解消されるだろう。だけどこのCDのイラストはもう少しどうにかならなかったのかね(笑)。

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 今日のランニング。13.2 km/95 min。今月の累計距離 120.7 km。

2012年12月23日 (日)

3分割

 忘年会から帰った夜にAmazonにオーダーした文庫本6冊が昨日今日と届いた。相変わらず速い、のはいいのだけれど、たかだか文庫本6冊が3個の荷物に分かれて別々に配送。バラバラ来るのは面倒なので注文時に一括配送と指定しているのに、こういうことがよくある。しかし6冊を3分割はやりすぎだろう。いくら送料無料だからこちらの懐は痛まないとはいえ、たたでさえ物流の多いこの時期に迷惑なことだ。
 最初の2冊は12/20に大阪府堺市配送センターを出てゆうメールで12/22に到着、次の3冊は12/20に佐賀県鳥栖市配送センターを出てヤマト便で12/23午前到着、最後の1冊が12/20に福岡県福岡市配送センターを出てゆうメールで12/23午後に到着。在庫を分散管理しているので出先が異なるとこういうことになるのだろうな。ヨドバシのネット通販のように最寄り店舗から直送すれば札幌でも即日配達できるので、一ヶ所で集中管理するよりも結局は効率がいいのかもしれない。ただすべての配送センターに同じ在庫を揃えるのは無理なので、こういう一見無駄な配送が生じるのだろう。
 いずれも特に変わった本ではないので、ぼくが手間暇を惜しまずに市内の大型書店へ出向けば全部手に入れるのはおそらく難しくない。酔った勢いでポチっとやるのは簡単ではあるが、そのために多くの人手をかけて大阪やら九州やらからはるばる運ばれてくるというのも申し訳ないような、と複雑な心境。

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 今日のランニング。13.8 km/103 min。今月の累計距離 107.5 km。

2012年12月22日 (土)

栗山町

 今日は北海道は栗山町で日本ハム栗山監督の優勝パレード。しかしすごい、すごすぎる、この熱気。沿道にぎっしり押し寄せる観衆。降りしきる雪の中に舞う色とりどりの紙吹雪。そして主役は軽トラックの荷台にひとり乗ってそれを小学生たちがロープで引っぱるというローカル感。他にどこのプロ野球チームで監督がこんなことやるかね(笑)。
 全局テレビ中継していた札幌での優勝パレードとは違って、今回はHTBの独占生放送だったけど、しかし画面から伝わってくる熱気は前回と勝るとも劣らない。いいなあ、行きたかったなあ。それにしても札幌までも千歳空港までも車で1時間弱の田園地帯という栗山町のロケーションが偶然とはいえ出来すぎだよね。
 栗山といえば、数年前まで海宝さん主催の100キロウルトラ遠足をやっていて、ぼくも2005, 2006, 2007と3年連続走ったことがある。なのでとても懐かしい。また走りたいなあのコース。この栗山人気にあやかって、同じしまなみ海道100キロウルトラ遠足が中断後復活したみたいに復活してくれないかな。

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 今日のランニング。13.0 km/103 min。今月の累計距離 93.7 km。

2012年12月21日 (金)

「あるキング」

★★★★☆。
 そういえば伊坂幸太郎久しぶりに読んだ気がする。「ガソリン生活」は完結したらしいけど実は挫折して途中から読んでなかったし。本作、今までの伊坂作品とはひと味違う!という触れ込みだけど、全然違わないし(笑)。伊坂ファンならずともこれを読んで作者名を当てられない人はいないだろう。丸まんま伊坂幸太郎以外ありえない。
 不思議な物語であることは違いないかも。ミステリーではないしスポーツ小説ではないし。何が言いたいんだ、という気がしないでもない。でも作品には明らかなメッセージとかプロットとかがなければならないというわけではないので、本作の場合は伊坂幸太郎的雰囲気を満喫できればそれはそれでいいのじゃないだろうかね。
 シェークスピアの「マクベス」が通奏低音のように作品内に流れている。マクベスは読んでないのでその引用の当否を論ずることはぼくにはできない。で、ぼくが一番気に入ったのは大リーガーヨギ・ベラ(実在人物?)の「試合は終わるまで終わらない」ということばだ。う~む深い、という人とは共感し合える。当たり前じゃんと一蹴する人とは永久に他人だと思う。この人、意味不明ながら深読みされそうなおかしな名言をたくさん残した、と書かれているので、実話ならその名言集を掘り起こしたいものだと切に思う。
 やっぱり変な小説だな。何が面白いんだといわれると困るけれど。ひと味違うというのはやっぱりそうなのかな...。

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2012年12月20日 (木)

来年の計画

 今年ももう残すところ10日あまり。研究室の忘年会も終わったことだし、そろそろ来年の計画を立てても鬼が笑うことはあるまい。というか腹案を前々から温めていたのだけれど、肝心のレースの日程が確定していなかったので流動的だったのが、ここ数日でほぼ固まっただけの話。
 まずは北海道マラソン。今年は前週に北オホーツク100キロを走ったので無念の見送りだった。来年は8月25日の開催ということはかなり前から決まっていた。で問題の北オホーツクが来年はお盆直後を避けて一週早い8月11日の開催が決まった。数日前にブログ等で話題になっていたし、今般浜頓別町実行委員会のwebページでも公表されたので間違いない。中2週空くとなると両方走れるかもと色気がでる。
 もう一つは、今年申込み損なって出られなかったしまなみ海道100キロ。これが主催者のwebページにはまだアナウンスがないものの、スポーツエントリーの予定に上がっていて、それによると来年は6月1日らしい。となると学祭休暇の一週前になるのが難点だけど、今年の怨念があるのでぜひ出たい。問題は例年5月下旬にある洞爺湖マラソンとの関係だ。しまなみは土曜日なのでその週の日曜開催だとさすがに中5日はきついかなあと思案していたところ、その洞爺湖マラソンは5月19日開催との情報がジョグノートに。主催者発表がないのでいまいち不確かだけど、これだと約2週空くのでまず問題はない。というかウルトラの直前練習と思えばかえって理想的ですらある。
 というわけで、各レースがぼくの心づもりに合わせてくれたかのように理想的な日程になりそうだ。素晴らしいな、あとは自分の実力と体調だけだ。う~む、言い訳できないぞ(笑)。

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2012年12月19日 (水)

「透明人間の納屋」

★★★★☆。
 ミステリーランドシリーズというのが何なのかよく知らないんだけど、これはその1冊ということだ。若い世代向けなのかな。ただし、島田荘司のことだからもちろん手を抜いていない。きっちりしたミステリーに仕上がっている。
 分類でいうと人間消失トリックということで、透明人間になって抜けだしたのではということになってそれらしい伏線も張ってあるのだが、もちろん実際にそんなことはあり得ないので合理的な解決がされる。この著者をたくさん読んでいればこの程度のトリックには驚かないし、ありきたりだなというほどのものだけど。
 ストーリー展開はさすがに手慣れてうまい。真鍋さんとヨウちゃんの掛け合いがほのぼのとして、それでついだまされてしまう。ほんとに透明人間や宇宙人だったらどれだけ素敵だったろう。実際は年中きれいな花が咲き乱れて、お金がなくてもみんな平等に暮らしていける国なんてこの世にはありえないし、あるとすればそれは洗脳された頭の中だけだ。明らかにされる事実はあまりにも現実的というか、ああそういうことねと暗澹とするしかない。こういうプロットをすらっと書けるというのはしかし強い作家だなと思う。

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2012年12月18日 (火)

記録更新

 これでもかというくらい雪が降り続く12月。今日22時現在市内の最深積雪値は87 cmに達して、12月中旬の積雪としては1961年の観測以来最高タイ記録になった。ちなみにこれまで最高だったのは1995年で12月19日の87 cmだった。今日はあと2時間あるからな、この記録を1日早くあっさり更新しそう。
 それより道新webを見ていてびっくりしたのが、札幌と旭川では今年は観測史上初雪が根雪になった初めての年なのだそうだ。旭川はどうか知らないけれど、札幌市内は一度解けたような気がするし、データをみても11月中は積雪値がゼロになっている日もあるんだけど、どういう基準なんだろう。まあそれにしても初雪が記録的に遅かったわりにはその後の降雪量が多くてこんな12月は記録にはともかく記憶にないというのは正直なところ。
 写真は今朝の通勤路。この後日中にさらに20センチ以上積雪が増えた。しかしまだ冬至前なんだよね。どうなるんだ今冬は。

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2012年12月17日 (月)

青春18きっぷ2012冬

 お待たせしました(誰も待ってない)。いやあ不覚にもすっかり忘れていた。もう冬シーズンの青春18きっぷの通用期間が始まっているじゃないか。というわけで遅ればせながら駅でチラシをゲットしてきた。おお冬の釧路湿原、釧網本線だねとひと目でわかる、って違うってば。惜しいけど根室本線の花咲線区間だった。まあ似ているよな。
 定番といえば定番中の定番。なんの奇もてらいもない構図。とはいっても実は冬シーズンの雪景色のチラシ、前回は2006年の富良野線だったから6年ぶりなんだよね。それはともかく、花咲線にぼーっと2時間半ゆられてエスカロップを食べに行くというのもなかなかおつだ。根室は学生時代にたった1回だけ行ったことがある。全線完乗とはいっても道内ですら1度しか乗ったことがなく、それも30年以上前なんてところもあるんだよね。日高本線の静内から先なんてのもそうだ。目の黒いうちに再訪する機会はあるんだろうか...。

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2012年12月16日 (日)

末世

 総選挙投票日。当地は未明から湿った雪が降り続くあいにくの天気。家の前の15センチ以上の新雪を雪かきしてからじゃないと外へ出られない。これでは投票率が下がっても仕方ないなんてことはないけれど、この時期に選挙やるなんてまったく日本は南国思考の国だよなとは思う。阪神淡路のときに比べて思いのほか東北中心の大震災の復興が進まないのもそのせいでは、と勘繰ってしまう。
 そして相も変わらぬ開票速報。投票箱が閉じられた直後から続々出る出口調査結果だけによる当確。あほらしくて屁も出ないという話は前に書いたので繰り返さない。まったく。それはともかく、これも相も変わらぬ投票率の低さ。19時半現在で45.42%というから、最終的には60%そこそこか。期待された政権交代に裏切られて投票意欲が減退するのはわかるけれど、みずからの権利を放棄してはどうにもならない。しかも一票の格差がしきりに言われている時に、一票の重みが軽い都市部でより投票率が低いというのはまったく理解不能だ。相対的に軽い一票ならばこそ頑張って積み上げなければならないのに、これでは民意発現の場がなかろうに。訴訟起こす権利なんてあるのかよ。
 原発、TPP、増税、復興と争点はいろいろあった中で、これまた相も変わらず(3回目)最も世論の関心の高かったのは景気回復。まったく自分の金回りが悪いのはすべて政治のせいなのかい。そういう人たちは極右自民党政権が憲法改悪して戦争が始まったら特需だ戦争景気だとかいって喜ぶんだろうか。世も末だ。

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 今日のランニング。13.2 km/99 min。今月の累計距離 80.7 km。

2012年12月15日 (土)

「光の帝国」

★★★★★。
 3冊目にしてこの作者の代表的シリーズであり多くの支持をえている常野物語登場。不思議な物語だった。常野という東北地方のある地域に出自をもつ異能者の集団。それが訳あって散り散りに暮らしている日常が連作短篇になっている。
 それぞれが独立した超常能力者たちの日常生活で引き起こすエピソードを読んでいくうちに、読み手のうちに常野という尋常ならざる一族のイメージがぼんやりと形作られて行き、それが中ほどに配置された「光の帝国」という表題作で炸裂する。ここで、すべての関係が明らかにはならないものの、彼らの負ってきた凄惨な歴史が明かされ、一気に物語は加速する。気がつけばそれぞれの短篇の登場人物は当然のことながらお互いに連関しており、それぞれの人生が綯い交ぜになりながら全体の大きな流れを構成しているのだなということがわかる。
 そして最終篇、「―そうだな、みさきは笛がとっても上手だったな」、というツル先生の述懐に読み手は胸がいっぱいになって涙する。もう常野物語のとりこになっている。もう一度書く。不思議な物語だ。常野一族のなんと不思議でそしてなんと魅力的な。けなげに生きる彼らの続篇が読みたい、と切に思う。

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 今日のランニング。13.5 km/100 min。今月の累計距離 67.5 km。

2012年12月14日 (金)

ブラームスの1番

 間違ってもブラ1などと略さないでほしい。この雄渾壮大な名曲に失礼極まりない。これを年末の慌ただしいひとときに聴けるというのは何という幸福だろうか。日本では年末といえば第九だけど、ブラームスの1番というのもそれにふさわしい気がする。第4楽章のあの有名な主題が弦楽合奏で流れ出したとき、不覚にも涙がこぼれそうになった。ああ今年がやっと終わるのだな。
 ぼくにとっては、この1年もまた昨年ほどではないにせよ厳しい1年だった。来たる年がどんな年になるか神ならぬ身の予想がつかないが、ただただ平安な1年でありますようにと祈るばかり...。

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2012年12月13日 (木)

「背の眼」

★★★★☆。
 この作者の最初期の作品。ホラーサスペンス大賞特別賞だそうだけど、とりわけホラーでもサスペンスでもないような。少なくともホラー嫌いのぼくでもちっとも恐くなかった。真備庄介という心霊探求家が探偵役でその友人のその名も道尾秀介がワトスン役。それと真備のアシスタント役の北見凛の3人が中心となって事件解決を図るというまあミステリー。真備と道尾の関係が御手洗潔と石岡君に似ているとか、いやいや最後の憑き物落としはまるで京極堂だとか、いろいろ言われている。まあそれはともかくこの3人組の人物造型は成功していると思う。ぼくは好感をもった。
 ストーリーと謎解きに関しては、超常現象ものでもあるのですべてが最後にきちんと割り切れるとはいかないけれど、まあまあなんじゃないだろうか。初期作だからかこの作者にしてはおとなしい感じすらある。で真相はというと悲しい物語りというしかない。「神さまはいるのだろうか。どこかに。いるのだとすれば、その神は―。」 なんともはや。だからその行きつく先の読後感はとても爽やかとはいかないのが残念。そっかだからホラーサスペンスなのかね...。

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2012年12月12日 (水)

えらぼーと

 2012年12月12日。平成12年12月12日生まれの人は今日12歳の誕生日を迎えるのだそうだ。あたりまえか。例によって121212切符なんかが売り出されて行列ができたとかのニュース。平和な国だまったく。
 さて、衆院選も終盤にかかって自民党が単独過半数の勢いだという。揺り戻しというのか、3年前に民主党による政権交代への期待が大きかった分、裏切られたという怒りが大きいのだろうか。だからといって民主党でも自民党でもなければ第三極という流れにもなりきらないところが不思議なところ。自民党政権になるのでは3年以前の政権交代を渇望していた時代にもどるだけだというのに。
 しかし民主党でも自民党でもなければ維新とか未来とかしかないのだろうか。ほかの選択肢はなぜいつまでたってもマイナーなままなんだろうか。ぼくなんかが「えらぼーと」やってみると愕然とするよ。この国にはぼくの居場所などないのだなということがよくわかる。だけど以前はなんて国民とはこうまで愚昧なのだろうと義憤に駆られていた。それが今になって卒然と悟ってしまった。多数の国民が愚昧なのではない。愚昧なのはぼくの方だ。自分は正しいというのは単なる思い込みに過ぎない。民主主義の世の中では多数こそが正しいのだ。そうか。それが世の流れであれば仕方ない。薇を食って死を待つしかないんだな。

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2012年12月11日 (火)

2時間だけ

 北海道新幹線新函館(仮称)開業後に青函トンネル内の制限速度を時間限定で260キロに引き上げることで、東京~函館間3時間45分運転を目指すとのニュース。なんとも歯切れが悪くてわかりにくい話だ。たぶん一般の人には正確には伝わりにくいだろう。まず、新幹線の新函館延伸は2015年度末開業とされていて、あと3年ちょっとに迫っている。ただしその時は青函トンネル内の最高速度は在来線貨物列車との離合時の安全性を考慮して今と同じ140キロに制限される。それだと東京~新函館間は4時間ちょっとかかる。それが今回のニュースで1日のうち2時間程度を貨物列車の走らない新幹線専用時間とすることによって260キロ運転を可能にし、所要時間が3時間45分に短縮できるという話だ。なのでダイヤ編成上の制約で実現は2018年度以降でしかも上下1本ずつのみになるらしい。
 なんか大々的(でもないか)に報道された割には間に合わせのしょぼい内容にしか見えないんだけど。基本的にはなんとかして全時間帯260キロ運転できるようにしておかないと、札幌開業時の費用対効率が全然違ってくる。東北新幹線宇都宮~盛岡は来春から320キロ運転が始まるというのに、盛岡以北が建設費用圧縮で260キロに抑えられているとはいえ、せめて青函区間も含めた全線で最低でも260キロが保証されなければ、つくる意味が半減しそう。まあ2035年度とかいう札幌開業時までにはまだまだ技術革新があるだろうから、今こんな心配しても仕方ないのかもしれないけどね(笑)。

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Fastech 360 S by wikipedia

2012年12月10日 (月)

一郎さん

 小沢昭一さん逝く。「小沢昭一の小沢昭一的こころ」といえばぼくですら知っているし、いっときよく聴いていたものだ。もっと若い頃かと思っていたけど1973年開始だったのか。ちょうど大学にはいった年だった。年の瀬になるとといういい方も変だけど、ここのところ訃報を目にすることが多い。記事をみていて気がついた、喪主は長男一郎さんとある。小沢一郎って小沢昭一の息子だったのか。え、まさかあの小沢一郎なわけはないよな。よくある名前なのだろう。そういえば、昭一と一郎つながりで思い出したけど、やはり政治家で中川一郎の息子で後継者だったのが中川昭一だよ。どちらも故人となってしまったけれど、親子の関係が逆だ。などというのはどうでもいいことで、大変失礼しました。合掌。

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2012年12月 9日 (日)

大谷君

 花巻東の大谷君がファイターズ入りを表明。パチパチパチ、いやあよかったよかった。ぼくらファイターズファンのためにも大谷君のためにも。大リーグへ行く大きな夢はわかるけれど、目の前のまっすぐに見える道が最短距離とは限らない。まだまだ若いんだし、日本のプロ野球にはいって色々なことを学んでからどんどんチャレンジすればいいんだよ。背番号11、まさにダルビッシュ2世の誕生だな。これからガンガン活躍して何年か後に惜しまれつつポスティングでアメリカに行けばいい。あのダルビッシュの穴さえ埋めてリーグ優勝したファイターズだからな、その時は気持ちよく送りだしてくれるって。
 それはそうと、2年前のドラ一斎藤君はどうしてるんだろうか。優勝パレードの時に姿が見えなかったので、参加してないのかと思ってたらちゃんといたんだそうな。日本人選手の中で唯一契約更改に姿を現していないし。このままではほんとに過去の人になってしまいそう...。

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 今日のランニング。14.1 km/103 min。今月の累計距離 54.0 km。

2012年12月 8日 (土)

石狩川

 午後から雪。週半ばの雨で一度は融けた雪がまた30センチ近い積雪になった。激しく降りしきる雪の中を走りに出て、思いついて石狩川堤防に上ってみる。まだこれくらいの積雪なら埋まらないで上れた。
 遠くかすむ灰色の水面。かたわらの学園都市線鉄橋を733系電車がぷわーんという警笛とともに通りすぎた。ただそれだけのことだけど、こんな日はいつまでもは続かない...。

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 今日のランニング。13.1 km/96 min。今月の累計距離 39.9 km。

2012年12月 7日 (金)

「千利休 無言の前衛」

★★★★☆。
 最近赤瀬川センセイづいちゃってるな。とうとう岩波新書まで。月に3冊ずつ発行される岩波新書、昔は今月はどれにしようかなと必ず1冊ずつは読んでいたものだ。1冊180円の頃か(いつの話だよ)。それが最近はしばらく読んでない。このブログを初めてからほぼ3年にして初めての登場では...、ということはさすがになくてちゃんとここにあった。
 それはともかく赤瀬川原平が岩波新書書いてるとはねぇというのは偏見だろうか、あるいは岩波も柔らかくなったということか。しかも千利休ときた。タイトルからしてまっとうな芸術評論かと思いきや、いやこの著者だからそうは思わないが、自由奔放な論旨展開に、おおそう来なくてはと膝をたたく。それでいて赤瀬川という人を知らずにまじめな千利休論を期待して読んだ人にも納得いくであろう評論に達しているところがなかなかすごい。まったくただものではない。
 なんといっても白眉はIII 利休の沈黙の章だろう。あまりに小市民的な新聞紙の畳み方、蛇口の洗い方、財布の紙幣の並べ方、それらがいちいちうんうんとよく理解できてめちゃおかしい。してそれだけなら読み捨てエッセイにしかならないのが、ちゃんと利休論につながっていくすごさ、いや凄さ。

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2012年12月 6日 (木)

オレカ

 JRグループのオレンジカードが来春3月末で販売を終了するのだそうだ。え、まだ売ってたの?というようなものだけど、これも時代の流れなんだろうな。JR北海道はグループ中でも最後まで熱心に販売していたほうだと思うけど、さすがに最近はとんとお目にかからなくなった。今となっては信じられないけれど、以前は千歳空港行きの快速「エアポート」の車内を車掌が北海道のおみやげにオレンジカードはいかがですか、全国のJRで使用できます、と売り歩いていたものだ。販売ノルマでもあったのだろうか。車内販売といえば、「北斗星」や「トワイライトEXP」などでは限定販売という触れ込みで必ず売っていた。ぼくも何枚か買ったことがあるし。そういえばとカード箱をひっくり返してみたらたくさん出てきた。あいの里教育大駅10周年ていつのだろう、中島朋子シリーズなんてお宝じゃないかなあ。
 磁気カード全盛の頃は各私鉄がそれぞれカードを発行していていろいろ集めたものだ。それがスルッとKANSAIとかパスネットとか共通化され、iOカードみたいに改札機を直接通れるようになって、そして今の非接触型ICカードにとって代わられてしまった。そのICカードも各社共通化が進んで来春には全国のかなりの部分が相互利用可能になる。時代は変わったものだな~、と思うのはトシをとった証拠かね(笑)。

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2012年12月 5日 (水)

意向投票

 バタバタとこの年末に衆院選が公示されて16日の投票日へ向けて走り出した。史上最高の12党の乱立だそうだ。これでも維新と太陽とか生活とみどりと減税と何とかとかいわゆる第三極といわれる雨後の筍政党が合同して数は減ったのだから、そもそももとをただすと何が何だかわからない。いずれの政党も過半数を取れるほどの勢いはないから、選挙後はまた連立だ合同だという有象無象の離合集散になるのだろう。まったくそのエネルギーをまっとうな政策実現に向けてほしいものだよ。
 ひと足早く、うちの大学では今日が総長選挙投票日。正確にいうと今は全体の選挙ではなくなっているので、意向聴取対象者における意向投票というのが正しく、この結果で直に次期総長が決まるわけではないのだけれど。これもややこしい話だな。昔、まだ学長といっていた頃は教員による文字通り選挙が行われていて、その時は学内一ヶ所の投票所(体育館)にわざわざ15分歩いて投票に行ったものだ。それも一次、二次、決選と毎日繰り返しだったので大変だった記憶がある。今は部局内に投票所があるのでラクではあるけれど、それとともにわれわれの一票の重みも軽くなったのだな。

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2012年12月 4日 (火)

「路上観察学入門」

★★★★☆。
 この本の正式なタイトルはどっちなんだろうか。カバー表紙には「路上觀察學入門」とあるのに、背表紙を含め他はすべて「路上観察学入門」となっている。カバーだけ旧字体を残したんだろうよ、ということなのかもしれないが、本の主題が「観察」であるだけに気になって仕方がない。しかも學はともかく觀なんてそうそうお目にかかる字ではないし。
 というぐあいにタイトルすらも物議をかもすというすごい本なのだこれは。まあ、中身は「超芸術トマソン」や周辺を読んだことのある人ならば、ああ、ああいうたぐいね、と予想範囲の内容なのだが。出だしのマニフェストは肩肘張り過ぎで硬い感じだけど、次の座談は内輪話ながら全体像をつかむのに好適。そして、この本の主題は何といっても半ばを占める8人のフィールド・ノートだろう。なかでも圧巻は林丈二「路上の正しい歩き方」。これはしかし何というか。単なる道歩きの何と豊饒なことだろう。この人には退屈や暇つぶしという概念はきっと皆無なのだろうな。こんなに面白いものならばぼくも町を歩きたい!とすぐにでも靴を履いて外へ出たくなること請け合い。ただし、札幌のような新開地では興味半減だろうなこれは。東京ならこれが書かれた時代から時を経ているとはいえ今でもいろいろと残っていそう、と坂めぐりで町歩きをしているぼくは思う。あとは南伸坊の宿題も結構いける。胎児が流れてきたのにはびっくりだけど。実話かいな。それからトマソンの超絶驚愕写真で世間を震撼させた煙突人間飯村昭彦がここにも登場。あまりリアルに書かないでほしい。読むだけでも身ぶるいがする。おおこわ。

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2012年12月 3日 (月)

ベストセラー

 今年のベストセラー本第1位は「聞く力」。へえ~。書籍取次のトーハンが毎年集計している年間ベストセラーというのがあるらしい(知らなかった)。上位20冊を見てみると。知らない本やらどうでもいい本やらが目白押し。次に読みたい本の指針にでもなるかと思いきやとてもとても。なんでこんなものが売れるのかリストになっている。ちなみにぼくが読んだ本は2冊だけランクインしていて、5位に「舟を編む」、17位に「謎解きはディナーのあとで」。う~む、舟を編むはともかく謎解き~は昨年の本じゃないの。
 トーハンのwebサイトへ行ってみたらジャンル別のベストセラーがあって、文庫総合というのがあったのでこれだこれだと重いページを開いてみたら、なんと1位は「ビブリア古書堂シリーズ」。まあねえ~軽いノリで悪くはないけどさすがに横綱を張れるほどかいな。どうもシリーズものは総計でカウントされるらしいから有利だよね。こちらは20位まででぼくが読んだのは5種かな。だけど8位に「三匹のおっさん」とか20位に「永遠の0」とか★2個の低評価をつけたものが軒並みランクインしていて複雑な心境。なんなんだろう。ぼくの好みが偏ってるのか。ああそうかい(笑)。

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2012年12月 2日 (日)

撤収

 昨夜から今日にかけて札幌市内は23センチの積雪。さすがに12月にはいって学内限定とはいえ自転車に乗れる状況ではなくなったので、撤収に行く。今年はBD-1なので折り畳めば楽に車に積める。というわけで来春までしばしお休み。

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 今日のランニング。13.7 km/97 min。今月の累計距離 26.8 km。

2012年12月 1日 (土)

真冬日

 今日から12月。午前中は晴れていたけれど気温は低く今季初めての真冬日。昨季は11/21だったからこれでも10日遅い。午後からは雪が降り出して朔日のランニングは雪まみれになった。それでも路面を覆っていたツルツルの氷が一旦融けた上の新雪だったので、夏用のシューズで滑らずに走れた。さすがに足元が軽い。ただしスカスカなので寒いのは仕方がない。走り出しの15時の気温-4.2℃、風速5.1m。確かに真冬並みのコンディションではあるが、厳冬期よりも寒く感じないのはなんでだろう。今日は冬用のアウター上下の中は半袖Tシャツとパンツだけだけど、1,2月には長袖シャツにタイツはいて手袋2枚重ねでも死にそうに寒いのに。
 周回コースを走ったトンネウス沼の落日。この時期は陽が落ちるのが早くあっという間に暗くなる。

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 今日のランニング。13.1 km/90 min。今月の累計距離 13.1 km。

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