化学・サイエンス

2012年10月15日 (月)

森口騒動

 なんともはやな結末というか。例のお騒がせ男こと森口さんが帰国して釈明会見。まあこういう人はいるもので、ここまで大胆というか極端ではなくても、ボーダーラインすれすれのところを泳いでいる似非専門家はそう珍しくない。なのでこの人に理を説いても仕方がない。すぐに葬り去られるだろうし、笑ってスルーすればいいだけの話なのだ。
 問題があるとすれば、それを真に受けて得々と記事にした読売新聞の方だろう。科学リテラシー最低の日本のマスコミに自前で検証する能力なんぞは求めないけれど、自分で評価する能力がないならないで、しかるべき専門家に聞くなりして裏付けをとればいいのに。これが弱小大学や無名研究所の発表だったらおそらくもっと慎重になったろうに、東大特任研究員だのハーバード大共同研究だのというと、ノーベル賞効果もあいまってイチコロなんだから。こういうのを見るとビッグネームの威力はすごいんだなあと感心してしまう。かくして富める者はますます富む。マルコフニコフの法則か(笑)。

121015
 今日のランニング。5.1 km/35 min。今月の累計距離 87.1 km。

2012年10月10日 (水)

300億円

 文科省は山中伸弥教授が率いる研究所を中心に今後10年間で約300億円を助成する方針を固めたとのニュース。なんとうらやましいというのはともかくちょっとひっかかるな、これ。なんでこのタイミングなんだろうか。ノーベル賞受賞対象になったiPS細胞研究の価値は理解できるし、今集中的に予算投下して実用化研究を推進することの重要性もよくわかる。だけど、山中さんは今もらっている予算(5年間100億円だそう)が13年度で切れてしまうので危機感を抱いて、寄付を募るために京都マラソンを走り、確か1000万円を集めたということじゃなかったろうか。金額的には焼け石に水という気もするけれど、これがスタンドプレーじゃないとしたら、ここ数年大きな話題となっていた研究に政府は継続的な予算支出する計画がなかったということになる。それがノーベル賞発表からたった2日にしてこの大盤振る舞い。ちゃんと独自に審査検討したのだろうか。原資は国民の税金なのだし、まさかいくら権威ある賞といえ他国の委員会で決められたノーベル賞というだけでポンと決めたわけではないよね。この時期というのは偶然だよね。この国は自前で科学技術の重要性の価値判断もできないと考えるのではあまりに情けないし。
 山中教授の仕事にケチをつける気は毛頭なく、必要なところに集中的に予算計上するのは大賛成だ。だけど、iPS細胞以外にも重要な科学研究はたくさんあり、日夜研究に粉骨砕身している人はたくさんいる。そういう人にも均等に目配りして正当に評価しうる国であってほしいと切に思う。はからずもこの時期は日本中の研究者が科研費申請書類作成に追われている。10年間300億円あったら、年間1000万円の予算をのべ3000人に配分できるんだなあ、と考えてしまうところが貧乏研究者の悲しいところか(笑)。

121010
 今日のランニング。6.2 km/39 min。今月の累計距離 46.2 km。

2012年10月 8日 (月)

向日葵

 三連休最終日は昨日にもまして秋晴れの好天。風もなくおだやかで最高気温20.4 ℃。絶好の体育の日だ。といって札幌マラソンもあいの里こどもマラソンも昨日終わってしまったし、何かあったかな。あったんだろうな。
 午前中はおとなしく家庭菜園の後片付け。エンドウとトマトはすでに抜いてしまったので今日はインゲンとネギを抜いて整地。あとはピーマンがあるのだけれど、まだ青々として実がついていたのでもう少し様子見。今年は夏暑かったので例年になくどの作物も豊作だった。
 昼からは、この陽気なら勇んでLSDに飛び出したいところだけど、まだ右足に爆弾をかかえているので自重。太美の平原を2時間ばかり一周するにとどめておく。途中のひまわり畑が満開できれい。この時期にこんな花盛りとは。
 というおだやかな休日の最後にニュースが飛び込んできた。京大の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞受賞。遅かれ早かれと言われていたので意外感はないけど、おめでとうございます。山中さんといえば、今年3月の第1回京都マラソンに出場して見事完走したというので有名だ。そのタイムが4時間3分19秒だそう。む~。ぼくの最近の記録は6月の千歳JALマラソンの4時間3分40秒。研究ではかないっこないのでせめてマラソンくらいは...、だめだよ(笑)。

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 今日のランニング。18.3 km/126 min。今月の累計距離 33.8 km。

2012年8月27日 (月)

北海道国際農学会議2012

 遅ればせながら、今日から明後日まで北大農学部大講堂にて北海道国際農学会議2012が開催されている。北大の他に中国、韓国、タイ、インドネシア、アメリカの大学の教員・学生が参加しての学術交流イベントで、各国ローテーションでの開催で、今回は北大が当番校。詳細はポスターにあるように、今日と明日はシンポジウム、明後日は100題近いポスターセッションがある。自由参加なので興味ある方はぜひどうぞ。それと関連イベントとして明後日は農学部前庭で夕方から恒例のビールパーティ(1000円飲み放題)が行われる。
 ぼくは学内の諸会議と重なっているのでポスターセッションの一部とビールパーティくらいしか出席できないんだけど。そうだ、ビールパーティのチケット買っておかなくちゃ(笑)。

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2012年2月21日 (火)

放射能汚染より恐いもの

 なんともやりきれないニュース。はるばる青森から運んだ雪が放射能汚染の危険があるというので、沖縄での子供たちの雪遊びイベントが中止に追い込まれた。原発事故で避難してきている親たちから懸念の声が相次いだのだそうだ。2004年から続いている行事で、今年も十和田市から自衛隊がすでに630キロの雪を運び、ちゃんと放射線量測定もして例年と変わりないことを確かめているというのにだ。
 まったく開いた口がふさがらない。あんたがた、中学高校の理科で何習ってきたの? 放射線が恐かったら外を歩けないし、ましてや飛行機になんか乗れないはず。どうやって沖縄に行ったのよと聞きたいよ。食塩だって大サジ2杯食べると小さい子は死んでしまうんだよ。青森の雪の放射能を恐がる人が、まさか食卓にそんな恐ろしい食塩を載せてないよね。
 そんな非科学的な抗議でせっかくのイベントを中止する那覇市も那覇市だ。何事もことなかれ主義というか。しかしこんなことではこの国はどうなってしまうのだろう。

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